さて、結構苦労して導入した”Xpipe”ですが、その後どんな感じになったのかを記録として残しておきたいと思います。内容としては軽く「Xpipeに関して」と被ります。
まず、なぜXpipeを導入したのかと言う話です。エキゾーストノートに関しては、かねてからそれなりの拘りはあったのですが、時代の変遷や社会環境の変化もあり、かつて程の理想を追い求めるという事はもはや不可能となっています。そんな中でも、前述の様にアストンマーティンは、純正状態で素晴らしいエキゾーストノートを奏でる車のウチのひとつであることに異論はないかと思います。ただし、これはかなり主観の要素が強く、サウンドに関しては、本当に好みがわかれます。自身の好みではないサウンドは、残念ながら”ノイズ”に成り下がりますからね💦
時代はバブリングになってきていますが、個人的にはバブリングサウンドはあまり好きではありません。人為的な要素が強いのと、騒がしいという印象があります。まさに、自身の好みではないサウンドは”ノイズ”になるの典型ですねww
実は、これがリアルにV12VantageSのセンターパイプです。以前示したのは実はV8モデル。V12は純正で、見てわかるように実は立派な排気干渉部位は設定されています。これを、”Xpipe”に変更することによって、そんなに大きな変化が出るかなぁ?と言うのが、最終的な装着前の感想でした。でもまあ、ポン付けだったら試す価値はあるかな・・・位のモチベーションでした。装着を依頼した「米自動車」さんも、実は初の試みであったようで結果としては
ポン付け不能→要加工→加工に純正パーツを使用→結果ニコイチ・・・
となって、必然的に純正のセンターパイプはドナーとなったわけです。装着しないという選択肢も当然存在したのですが、乗り掛かった舟状態となり、装着するための事しか考えていませんでした💦
と言う訳で、装着後約2000㎞程を走破して、わかってきたことがかなりあります。
① 低回転時のトルクアップ
これは、すぐに感じた事でした。トルク感半端ね・・・と言うやつです。スピードシフトⅢとはいえ、低回転を用いる状態は結構不得手。発進もやはり気は使っていたのですが、ココがめちゃくちゃ楽になりました。
② 排気音の清音化
コレもすぐに気が付きました。3000rpm位からアストンマーティンらしい排気音を奏でるのですが、明らかに澄んでいます。澄んでいるがゆえに、さほど耳触りではありません。そして、高音化。パリパリ・・・ボコボコと言う様なノイズは皆無となり、本当に澄んだ綺麗なサウンドになりました。
③ 環境への適合
通常モードであれば、3000rpmでも然程ノイジーではありません。3000rpm以下だと日本車レベルになります。深夜の住宅街を帰宅するときも、気兼ねは不要となりました。そして、早朝のエンジン始動時も、盛大な炸裂音を奏でていましたが、コレも濁点が取り除かれた感じ。以前よりも耳障り感はありません。
部品代$ 1,095に、送料、輸入税等がかかります。対費用効果としてどうだったのか?と問われれば、対価を支払っている分、色が付き、「良かったです」と言いたくなるものですが・・・
実際、センターのXpipeに関しては装着して良かったと思っています。純正の元気なサウンドももちろん悪くは無いですが、多少ノイジー感は否めない。高音で好き系のサウンドでしたが、より洗練された印象があると同時に、トルクも手に入れたという印象だからです。しかも、車検等々の面倒な所作もなく、このまま普通に通過可能デス。今の時代それも大切ですからね。
一般的にリア太鼓を交換するのがエキゾーストチューンの第一歩でした。今回リアは純正のままですが、それも良いと思っています。実際エキゾーストノートで有名な日本の「Brilliant」ブランドも、アストンマーティンはヘッダーとセンターしか設定していません。そして、これがまた、V8VantageSしかありませんが、純正の荒々しいエキゾーストノートから一転。とてつもない高音サウンドを奏でています・・・素晴らしい。
総じて、今回の試みは良かったかな?という主観です。他人に勧めるかと聞かれれば、スポーツシフト関連の個体にはお勧めします。と答えます。
個人が思うどんな素晴らしいサウンドですら、今の世の中興味がない方々からはノイズとなることは良く認識しながら、今後も時代の隙間をぬって車道楽・・・アストンマーティンと共に楽しんでいければと思います。
それではまた。
Posted at 2024/01/24 12:04:42 | |
トラックバック(0) |
アストンマーティン | クルマ