先日、車としてのフォルムはほぼ完璧と思っていた「Valhalla」の実車にとうとう巡り合うことが出来た話をしましたが、実車を見るということは、やはり現実というものと向き合うことになりますよね(笑)
プライスとかそういった話ではなく、車の造形的なもので、実際見ないと気が付かない的な・・・そう、とてもオタク的なポイントなのかも知れません。まあ、こぼれ話としてでも読んで頂ければとwww
① ワイパー構造がおかしい
実車は左ハンドルでした。昔々のBMWがそうだったように、ワイパー構造はどう見ても右ハンドル用と思われます。助手席側のブレードが大きく、肝心の運転席側のブレードはとても小さい。おそらく察するに、ワイパーの変更が間に合ってない?もしくは、ブレードを左右つけ間違えている??といった印象を受けました(笑)ただ、動き自体は左ハンドル用になっているように思えますので・・・もし、このまま発売されたらきっとクレームが来るかと思われる事案でした。どう見ても右ハンドル仕様のワイパーですよね。微笑ましいです。
② 給油口へのアプローチが大胆すぎる
まあ、これは個人的な感覚かも知れませんけど、給油口の蓋?というのだろうかもあるかも知れませんけど、でかすぎる印象。ガバっとサイドパネルを開ける感じです。給油口自体はキャプレス。反対側は勿論の充電用のプラグ口が装着されています。スタンドでパネル開けちゃうんだという感じでした。煩雑ではないですけどね。勿論このおかげでデザイン上は給油口の蓋はありませんので優れているのかも知れません。そして、このパネルを固定しているネジは、いつものごとくステンレスとアルミの混在。そして、トルクスと六角の混在。ワタシの車もそうですが、トルクスと六角の混在は結構メンテ上不便です(爆)
③ フロント可変リップを諦めた??
フロントリップの造形もかなり凝っています。凝っていますが、当初の目的はおそらく可変を狙っていたと思われる造形です。左右のリップ部分が前方に突出するような構造を考えていたように思われます。そう、3ピース構造なんですよね。でも、実際は得意のトルクスでガッツリ裏から固定されていました。であれば、一体型で作ったほうがよほどきれいな構造になると思いました。何しろ億超えの車ですからね。擦ったときの経済的な要素を考えているとは思えなかったので・・・調整式諦めたな・・・の印象が強かったです。
④ 様々なカーボンを使いすぎな件
勿論ボディーもフルカーボンです。モノコックもカーボン・・・それは良いことだと思います。が、個人的にはあまりにも様々な種類のカーボンを使用し過ぎなのではと思ってしまいました。外見で見えているのは綾織カーボン。これはマットとグロスを併用。コックピット内は、フォージドカーボンで、結構派手派手しい。ヘッドライト内は大きめのブロックカーボン。ありとあらゆる種類のカーボンがいたるところに使われていました。もうちょっと統一してもよいのではとか贅沢なことを思ってしまった次第ですwww
しかし、贅沢で優雅な車でした。そして、こんな車なのに「Bowers&Willkins」のオーディオセットが組まれていたり、ドリンクホルダーはひとつしか無かったり、小物入れの場所はほぼなく、勿論トランクもなかったりで、二人乗る車というよりは、完全にひとり用の趣味グルマの体ですねぇ・・・ドラポジは完全にF1スタイルですが、結構見切りはよく、街なかも運転はストレスなく可能な印象でした。ぜひ街なかを走っている姿を見てみたいものですね。
それではまた。
Posted at 2025/05/08 15:05:34 | |
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アストンマーティン | クルマ