にわか車好きのド素人が自己満で運転した車の感想を語る”乗ってみたシリーズ”第5弾、今回はコイツ!
「新型スイフトスポーツ」、NEWスイスポです!
型式:CBA-ZC33S
全長×全幅×全高:3890×1735×1500mm
車両重量:970kg
駆動方式:FF
トランスミッション:6MT
エンジン:水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボ
総排気量:1371cc
最高出力:140ps/5500rpm
最大トルク:23.4kg・m/2500-3500rpm
パワーウエイトレシオ:6.93
車重1トン切りのトルク20kg・m越えという、いかにも速そうなスペック。
例のごとく、シビックタイプR FK2と並べます。3ナンバー化したこともあり、横幅けっこうありますね。
エンジンルーム。「BOOSTER JET」ってなんや・・・。
トランク。車体サイズ相応の広さ。
中々おしゃれな内装。狭さは感じません。
インパネ。一丁前に260㎞/hまで表示された速度メーターがあります。
実際210km/hくらいはでそう。
6速MT。バックは、シフトノブ下の引き金を引きながら入れます。
後部ドア。今はやりのドアノブ隠し。
後部座席はコンパクトカーレベル、どちらかというと狭めです。
タイヤはコンチネンタルスポーツコンタクト5を装着。マニアックな選定ですね。
対して、連れの友人が「ロードスターRF」をレンタル。
型式:DBA-NDERC
全長×全幅×全高:3915×1735×1245mm
車両重量:1100kg
駆動方式:FR
トランスミッション:6MT
エンジン:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1997cc
最高出力:158ps/5500rpm
最大トルク:20.4kg・m/2500-3500rpm
パワーウエイトレシオ:9.09
先日乗って絶賛だったロードスター(1.6L NA)に対し、こちらは2.0Lエンジンを搭載し、
電動ルーフ化しています。
エンジンルームやトランクは1.6Lと同じなので割愛。
内装も同じ・・・むむ?
おやおや、こんなところに見慣れぬボタンが。
ポチッ。
ガコッ
ウイーン
ガコン。
ふう。。。(満足)
そして地味にレカロシートという豪華仕様。
タイヤもブリジストン ポテンザS001という中々良いのを履いています。
3台並べる。
さて、スイスポに乗って走り出します。
街乗りから高速を走って筑波山の朝日峠駐車場へ向かいます。
ここまで運転してきた感想、「普通」。
特にスピードを出すわけでもなく走る分には、可もなく不可もなくであまり印象に残らず。
クラッチやシフトフィールも「軽く」、良く言えば誰でも隔たりなく、悪く言えば特に楽しさを感じられないドライブフィーリング。
いわゆる「乗用車」という感じで、スポーツカーらしさは感じられず「安っぽい」。まぁ「安い」のですが。
ただ、速さは感じました。1.4Lターボですが、高速では中々の圧倒感。
シートに押し付けられる感覚はあります。
ここまでは、
先日乗ったロードスター(1.6L)の反動もあったせいか、これといった楽しさを感じられず。
・・・が、しかし、そこから筑波山を走ってみて印象が丸変わり!
「 止 ま る 」 ! ! !
すごいブレーキング。
自分が意図したタイミングと位置でしっかり止まってくれます。
そして加速の速さが加わって、これは楽しい。
シビックタイプRと同じ駆動方式が「FF」なので、同じ感覚で運転できましたが
これは驚きですね。速い速い。
アルトワークスの時も感じましたが、スズキのスポーツ車はブレーキと加速感がすごいですね。
不満としては、ギアがインパネに表示されないので
時々今何速に入っているかわかりづらいところですかね。
対して、ロードスターRF。
運転のしやすさは相変わらず。
これはもう言うまでもないでしょう。
運転の楽しさも1.6Lと同様、スポーティな車を運転している感じがします。
今回はシートヒーターも装備していたので、
天井をオープン、暖房MAXで気分は露天風呂。最高ですね。
オープンカーの醍醐味は真冬だと思うのですよ。
しかし、1.6Lに対し、思ったより速くなった感じはしませんでした。むしろ変わらないような。
やはり重いからですかね。
1.6Lに乗ってから少し月日がたっているので、乗り比べすれば違うのでしょうが。
そして今回一番気になったところ。
ブレーキが全く効かない。止まらない。
スイスポが自分の意図した位置で止まってくれるのに対し、
だいぶ手前でブレーキを踏まないと走れたもんじゃありません。
自分がFR車の運転にあまり慣れていないのもありますが、
峠をスイスポと同じ感覚では走れません。
単純な速さもスイスポの圧勝。
あと、これは1.6Lの時も気になったのですが、
走行時、シフトノブを握っていると、振動がすごいです。
抑え込んでいる感じになり、振動負荷の逃げ場がなくなる気がして車に良くない気がします。
知り合いのスズキで元設計をしていた人にこの話をしたら、
「FF車ではシフトレバーからワイヤーを介してミッションに接続されている」のに対し、
「FR車はシフトレバーがダイレクトにミッションへ接続されている」ので、
必然的に振動は発生する、みたいなことを言ってました。それが正規の形だそうです。
へぇ~。確かにそのほうが無駄がなくシフトフィーリングも良くなりそうですね。
けどボクは振動よりワイヤーがイイ!
1.6Lと2.0Lどちらが良いかと言われたら難しいところですが、
運転の楽しさでは1.6L、しかし電動ルーフはやはり魅力的なのでそこで迷うところ。
乗り比べしたい。。。
ロードスターのドライブフィーリングと、スイスポの速さとブレーキングを兼ね揃えたコンパクトスポーツカーがあれば文句なしです。
FK2はドライブフィーリングと加速とブレーキング全て兼ね揃えてはおりますが、
やっぱりFR車に比べステアリングは重いのと、コンパクトカーとは言えないので
そこが好みの別れどころですかね。
ちなみに、燃費はスイスポ、ロードスター共に約13L。
ワインディングを走った割にはとても良いです。
同じライトスポーツカーでも大きく性格が違うのがおもしろいです。
このような車はもっとたくさんでてほしいですね~。