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ユイケの愛車 [ホンダ シビックタイプR]

パーツレビュー

2021年5月25日

MICHELIN Pilot Sport Cup 2  

評価:
5
MICHELIN Pilot Sport Cup 2
「パイロットスポーツカップ2」の後継モデル「カップ2コネクト」です。
ミシュラン曰く”公道を走れるサーキットタイヤ”。
235/40/ZR18

ホンダ シビックタイプR (型式FK2) の街乗用タイヤ、パイロットスポーツ4S(以下PS4S)の次のタイヤとして採用。
ワインディング含め街乗りで10000km弱走ったのでレビューします。

去年発売した新作タイヤで、みんカラではまだ商品名登録されてなかったのでタイトル名はカップ2で表記しています。

購入当時、新作過ぎて海外サイトにもレビューがほとんどなく未知のタイヤでしたが、
あのPSカップ2の後継なので完全上位互換であろう、と勝手な確信を持って選定。

新しい機能のコネクト機能は電波法の問題で日本では使用できないのですが、
そんなものはハナから不要で、コイツに期待しているのは絶対的なグリップ力。
あとほどほどのウェットグリップと耐摩耗寿命。

これまで街乗り用に履いていたパイロットスポーツ4S(PS4S)に大きな不満はなく、非常に気に入っていたのですが、
サーキット向けのタイヤを街乗りに履いたらどうなんだろう、という好奇心もあり選んでみました。




◆グリップ
サーキットはまだ走っていませんが、
峠・ワインディングを走っただけでも体感で感じる圧倒的なグリップ限界の高さ。
今まで履いてきたタイヤの中でも一番です。

驚くほど路面に食いつくので、適当なブレーキングでコーナーインすると、インに切り込みすぎてスピンしそうになります。
PS4S等ではある程度滑って調整できていた走りが、コイツはタイヤが向いている方向に素直に進んでいき、しかも限界が高いので、走行に非常に気を使うようになりました。

サーキットではまた変わってくると思いますが、峠やワインディングではある程度滑ってくれた方が走りやすいんだな、と価値観が変わりました。

PS4Sでは鳴いていたコーナリングスピードでもコイツは軽々クリアするので、僕はまだ実力を出し切れていないようです。

流して峠を走る分には、もちろん余裕の安心感。
非常に楽しいです。
但し、冷えている間はけっこう滑るので要注意。

サーキットは走ったら別途レビューします。



さて、ドライグリップが良いのは当たり前ですが、街乗り運用で気になるのはウェットグリップです。

ドシャブリの雨の中で街中や峠道を走る機会が何度かあり、意識を集中しながら走ってみましたが、
予想以上にしっかりとグリップします。

これは良い意味で想定外。
ある程度のスポーツ走行は余裕でこなしてくれます。
たまに滑りそうな雰囲気を感じるので、もし雨の中スポーツ走行をするのであれば、いつも以上に気を引き締める必要はありそうですが、
普通にある程度の速度で走る分には全然余裕です。


また、溝が浅いので水たまりがあった際のハイドロプレーニング現象には非常に弱そうですが、これもまた意外と走れます。
こちらも超ドシャブリレベルの大雨で高速道路を走行する機会が何度かありましたが、少しハンドルが持っていかれる感覚はあるものの注意して運転すれば余裕です。


日常範囲であれば普通に走れる性能は持っています。


ミシュランカタログによると、ドライグリップとウェットグリップの値は下記の通り。

カップ2コネクト  ・・・D5:W2
PS4S   ・・・D4.5:W5
PSS    ・・・D4:W4
PS4    ・・・D4:W4.5

PS4Sのウェットグリップすげー。



◆ロードノイズ・乗り心地
PS4Sに比べ、ロードノイズが少し大きくなりました。
乗り心地も非常に固い。
路面の状況をダイレクトに伝えてくれる感じで、けっこうな固さです。

また、冷えた状態でハンドルを切って転回すると、
ドッドッドっと跳ねるように滑ります。

小石も跳ね上げまくり。

これは、コンチネンタルスポーツコンタクト6(SC6)と同じ感触。

この感触は嫁もお気に召さないようで、
街乗りタイヤはPS4Sに戻せ、と言われる始末。



◆寿命
街乗り・ワインディング含め10000キロ弱走り、残り溝前輪2mmちょっと、後輪4mmちょっとです。
(初期溝は5㎜程度)
ローテンションをまだしていないので、これも考慮すると2万キロは超えそうですね。

これは嬉しい誤算。想像以上に走る!


ちなみに、耐摩耗性の指標となるトレッドウェアは「240」。

ミシュランパイロットスポーツカップ2は「180」
ミシュランパイロットスポーツ4Sは「300」
ミシュランパイロットスポーツ4は「300」
コンチネンタルスポーツコンタクト6は「240」
コンチネンタルエクストリームコンタクトDWS06は「560」
ヨコハマアドバンネオバAD08Rは「180」


カップ2コネクトを履いた直後のブログで、
「FK2純正タイヤSC6と同等&AD08R以上は期待できるので、
街乗りやワインディング、サーキットを総合的に走るとなると
僕の走り方なら10000~15000kmは持つであろうと予想し、目標は頑張って2万キロ」
と設定していましたが、サーキットを走らずですが目標は達成できそうです。

地味にカップ2よりトレッドウェアは60も上がっています。


※2021/11追記
サーキット走行3回含め、15000kmで溝1mm切りましたので履き替えました。行こうとすればもう少し走れそうな感じです。
街乗りのみだと2万キロは持ちそうですね。
なかなかの耐久性です。
次のタイヤもこいつにしました。

※2022/12追記
2週目は1万キロちょっと。
1週目と同じような使い方で意外とすぐ無くなりました。



◆値段
当時ネットで1本3万円ちょいと、PS4Sとほぼ同価格。
個人的に3万程度であれば全然許容内なので、合格です。



◆総評
PS4Sから乗り心地と寿命を犠牲に圧倒的なグリップ力を得たタイヤ。

正直、摩耗や雨天時のハイドロに気を使い、街乗りタイヤとしては少し落ち着かないところがありますので、大衆向け評価としては☆4です。


が、このタイヤを候補として気にしている連中はそんなことハナから求めていないはず。


減りの早さや乗り心地の悪さといった些細なことなど、圧倒的なグリップ力の前では霞んで見えます。
晴れた日のワインディング走行は格別の楽しさですね。

そして、サイドウォールに刻まれたロゴが非常にかっこいい。これだけでも履く価値があります。

以上より、個人的には☆5です。


まぁしかし、今後は街乗り用に「PS4S」、サーキット用に「カップ2コネクト」を使おうと決めました。それがわかっただけでも良い収穫です。

サーキット走行できる日が非常に楽しみですね。
  • 先代カップ2と見た目上での大きな違いはこのブランドロゴ。非常にかっこよくなっています。
  • 「コネクト」マークは地味に書いてあります。
購入価格33,000 円
入手ルートネットショッピング(その他)
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