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2013年12月03日 イイね!

オプトバルについての推測とインプレらしきもの

前回の投稿の続き的に…

オプトバルについての私的推測

これについて2:1に目が行きやすく、結局某G3等のパクりやんと思われがちですが、実はそうではないのではないかと私は推測しました。
オプトバルは2:1ありきではなく、結果としてそうなったのではないかというものです。

シマノの考えとして、駆動力の伝達にはハブの中心に近い位置の方が良いとしているようです。
その現れが、中心に近い方を駆動がかかったときに緊張するスポークにする、逆イタリアン組です。
今までのシマノのホイールはそうでした。
そうした上で、より反応性が良く駆動力がかかりやすくするために、中心に近い方であり、駆動力が伝わってくるスプロケ側を2クロスから3クロスにした。
さらに駆動力を増すために、スポークの本数も増やすことにした(元々3クロスにした時点で増えるのですが)
ただそれだと反フリー側もスポークが増え、アヤ取りも増え重量が増加します。
それを避ける方法を考えた結果、2:1組になったのではないでしょうか。
ゆえに、オプトバルは「スポークテンションのバランスを最適化」ではなく、「ホイール剛性と強度を向上させ、反応性が良く」を優先した組み方なのではないかと思われます。
しかしハブについては、形状上どうしても重くなってしまいがちです。
なので、軽量なローハイトリムについては軽量性を重視し従来の両側2クロス、剛性が高くなるミドル以上のハイトリムについてはホイール剛性等を重視してオプトバルにした。
そしてスポークテンションについては、優先順位が低いためコストをかけてまですべて是正しなかったのではないでしょうか。

そう考えるとオプトバルは良く考えられた組み方と言えるかもしれません。

注釈
C24TUがローハイトでもオプトバルなのは、軽量だったが思ったほど反応性がよくなかった又はより反応性をよくしたかったのではないかと推測-----

こう考えるに至ったのは、実際に乗ってみて感触を確かめたからです。

以下インプレらしきものになりますが、67アルテ+チューブレスとの比較です。
またRS81-C35はタイヤの差をなくす様、同チューブレスにチューブを入れてのものとしました。
なので重量的には不利感は否めません。
なお、空気圧は同一としました。
そこを考慮してお読み下さい。

漕ぎ出し
一漕ぎ目に重いと感じました。
次の瞬間、違う、ホイルが硬い、だから重いと感じるんだと思いました。
アルテより明らかに硬い円盤状のものを回してると分かります。
アルテは少ししなって進む感じ、例えるならエンデュランス系カーボンバイクのようなもので、やさしく軽く感じます。
ですがC35は全くしならず駆動力をダイレクトに伝えて進む、バキバキのレース系カーボンバイクのようなもので、硬く重く感じます。
パワー系スプリンターの方には反応性の高い、良いホイールと感じると思います。

乗り心地
チューブinチューブレスということを差し引けば、良いほうだと思います。
チューブレスには負けますが、クリンチャーとしては上等でしょう。
カーボンラップのリムが効いているのでしょうね。

巡航性
30km/h以下では重く感じ、アルテのほうが楽に感じます。
ですが35km/h以上では、C35のほうが明らかに車体にかかる空気抵抗が少ないです。
40km/hを超えるとその差は明らかです。
ハイスピードのレースにはよいと思いました。

上り
やはり重さを感じます。
これについてはタイヤ等を交換したあとに再度インプレをしなければなりませんね。

コーナリング
クイクイ曲がっていきます。
アルテがすぅっと曲がるとするなら、C35はクイっとノーズが入っていく感じ。
コーナーが気持ちよく曲がっていけます。

総評
非常に剛性の高いホイールです。
コーナーにおける横剛性、駆動力に対する推進力、共に高いです。
また、高速巡航性もあります。
十分にレースで使うことができるホイールです。
ただしその分、足に来ます。
ある程度脚力のある方には良いホイールなのではないでしょうか。
しかし、完成車に付いてくるR500などの安価なクリンチャーホイールからのステップアップなら明らかに軽くなるので、どなたにでも良いのではないかと思います。
ですが同程度からの交換、特にチューブレスからの交換ですと、脚力に自信のない方では買ってよかったとはならないかもしれません。

今回は条件的にC35に不利だったので、来シーズン初めにはタイヤ等を交換してきちんと乗り比べをしたいと思います。


いろいろ書いてきましたが、やはりオプトバルは剛性ありきの組み方なんだなと思います。
これまでは、剛性の高いよく進むホイールならフル○○○などをおすすめでしたが、これからはオプトバルにかぎりシマノもおすすめと言えるようになったのかもしれません。
Posted at 2013/12/03 00:43:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2013年12月02日 イイね!

オプトバルについての疑問と邪推(長文注意)

最初に、以下書かれていることはホイールの組み方についてです。
長文につき、興味のない方は戻るボタンを押してお戻り下さい。
またこれはオプトバルに対する私の疑問や思ったことを書いていますのでご理解下さい。


ホイールについて基本的考え方

ホイールは、リムをハブ側にスポークで引っ張ることによって成立しています。
ただ真っ直ぐ下にスポークを張っただけではコーナーを曲がる際、歪んでしまいます。
そこで三角に左右に張り、歪みを抑えようとします。
フロントについては、リムブレーキの場合左右に同じように組むことが出来、横から見てハブに対して真っ直ぐに張るラジアル組が完組では主流です。
リアについては、ラジアル組だとハブからの駆動力をリムに伝えるのが難しいため、ハブに対して斜めに張ります(タンジェント組)
タンジェント組には組み方で2クロス(4本組)、3クロス(6本組)…とあります。
そしてリムをハブ側に引っ張る力が同じ場合、スポークテンションについてはラジアル→2クロス→3クロス→…と高くなっていきます。
さらにリアにはスプロケットがあるので、左右同じに組むことが出来ず(不可能ではないが左右の幅が極めて狭くなるため横剛性が低くなりまずやらないしハブも左右同じ幅のものが市販されていない)フリー側は角度が狭くなるため、反フリー側に対してテンションは高くなります。
そしてテンションの是正方法は、左右でクロス数を変える、スポークの太さを変える、オフセットリムやハブフランジの大径化でスポークの長さや張る角度を変えるなどがあります。

以上をふまえたうえで、


オプトバルについて

スポークがフリー側2本に対して反フリー側を1本とし、スポークテンションの左右差を少なくしようとするものです。
単純計算、反フリー側に2倍の仕事をさせようということです。

で、そもそもなぜ左右のスポークテンションを合わせようとするかというと、コーナーを曲がる時ホイールは歪みます。
そのとき、テンションに左右差があると右コーナーと左コーナーでは曲がり方に違いが出ます。
この違いをなるべく少なくするためにテンションを合わせるのですが、リアホイールはスプロケットがある関係で左右でスポークを張る角度が違うため、ただ左右同じように組んだだけではテンションを合わせることができません。
そこでいろんな人たちがいろんな方法を使って是正しようとしています。

そしてシマノが考えたのがオプトバルです。
以下シマノの説明書きです。

スポークテンションのバランスを最適化。
オプトバルのリアホイールは、21本のスポーク構成(スプロケット側14本・非スプロケット側7本)。従来の1対1のスポーク構成では、不均衡なスポークテンションとなり、ホイールの耐久性と強度に影響を及ぼす可能性がありました。新設計のオプトバルの2:1スポークシステムは、スポークテンションのバランスを最適化、ホイール剛性と強度を向上させ、反応性が良く、より耐久性の高いホイールを実現しました。


と書いてあります。

まずこれの突っ込みどころとして
「従来の1対1のスポーク構成では、不均衡なスポークテンションとなり、ホイールの耐久性と強度に影響を及ぼす可能性がありました。」
って…今までのホイールにダメ出ししてます。
というか現行でもオプトバル組以外は従来のスポーク構成ですが…
そうシマノ自身思ってるならなんとかしろよ…ていうかそんなもん売るなよ…

というのは置いといて…

「スポークテンションのバランスを最適化」とありますが、以下ご覧下さい。

シマノのディーラーマニュアルからの抜粋です。
なんか変だと思いませんか?
オプトバルはデュラC75、C50、C35、C24TU、RS81-C50、C35です。
なのにC75とC50以外は皆同じテンション。
オプトバルであるはずのデュラC35、C24TU、RS81-C35が、従来のスポーク構成と同じテンションなのです。
おかしくね?
「スポークテンションのバランスを最適化」したんじゃないの?

某G3は同じく2:1スポーク構成で、フリー側ラージフランジ2クロス、反フリー側ラジアルで組まれてます。
実際に触ったことはありませんが、左右のスポークテンションは近いらしいです。
一方オプトバルは、フリー側3クロス、反フリー側ラージフランジラジアル。
版権の問題もあって同じ構成にはしなかったのでしょうが、G3が良い組み方と分かってても全く同じ組み方をしたくない、さらに上の組み方をしてやる的なプライドみたいなのもあったのかなと思ったり(このへんが邪推)
フリー側を3クロスにしてテンションを高くし、それに合わせて反フリー側をワイドフランジにしてスポークを長くしテンションを上げる。
そうするとG3より良くなるんじゃね?と思ってやってみたんでしょうが、テンションの左右差についてはうまくいかなかったハイトのホイルが出来たのになぜかそのまま。
コストの問題もあるんでしょうが、スポークの太さを変えるとかあるでしょうに…
というのが疑問。


で、結局のところ屁理屈はいいから実際RS81-C35はどうなのよ、というのが知りたいところでしょう。

実は昨日少し乗ってみました。

そのへんはまた次回「RS81-C35のインプレ?」で。
Posted at 2013/12/02 01:25:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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