
年始に今年の目標、(B)ボール(J)ジョイント(D)ドールを自作する。
って言ってたら何もしないでいつの間にか年末だった
モデリングは重い腰なんだけど作ってみますかね、最悪丸っこい(スーパーデフォルメ(SD))体型のケモノ人形でいいや!って勢いで開始
出力は光造形の1パーツ造形限界サイズ(大きいだろう腰パーツと考えて))で作っていくと、多分30−40cmドールサイズでいいって思ってたけど
40cmx40cmx45cmがプリントできるMAX機を最近買った→胸もあったり分厚い部分だろうパーツも一体成型できるだろうし、なら等身大作ろうか!
夏始めくらいに買ったフル組立系、仕様は自分アレンジ3dプリンター「ボロン」。綺麗で高速プリント。でも12cm角くらいのプリントしかできない。。
でかいプリントできる機体が欲しくなる!って反動ですね。

なぜいきなりプリントドールかというと、見本なしにセリアドールの頭がはまる人馬BJDを軽い気持ちで出力してみたら思ったよりはドールしてた

けど、可動範囲が狭く基本もなってない・・もうちょっと勉強してしかっり作ればよくなるに違いない!本格的な作家の作り方はどうなっているか?

等身大を設計するにthingiverse(無料の配布サイト)のBJDで出てくる体がリアルなBJDの男の子ボディをダウンロードしてスケルトンバックレイヤーにして真似ていって、アマゾンのピュアニーモ商品画像をモデリングソフトの背景に部位比率を出していきました。
ジョイントだったり肘膝の仕組みを学ばせてもらって体格や動の長さ脚の長さなどをピュアニーモ引き伸ばしって感じで作った。
3Dモデリングには関係なさそうなイラストを描く知識もモデリングにもそのまま使えることだらけだった(胸は脇の下から繋がってるんだよとかヒスイみたいなとか)
イラストと違うところは人の体はxミラーだからメトリックで作れるってことが楽だと思いました。色も塗らないし絵を描くより楽かも?
データの大体全体ができて、それを160cm等身にスケールアップすると参考にしたピュアニーモ比率で足は19cmになりました。
19って言ったら小学高学年?作る等身大はヒトの服靴を履かせるのだから身長160なら足は24CM付近はありそう
24cm足に引き伸ばしてプリントしてみた。

等身大パーツを作っていくのに3Dプリンター標準の0.4mmノズルだと小さめのパーツでも10時間、大きい部分のプリントで24時間をかるく越してしまう。おそらく腰部分なんかは2日とか推計出そう。
大口径ノズルが売っていて積層は荒くなるけどそれらに交換したら積層やら樹脂流量が上がって単純計算1/2、1/4の時間で作れるようになる。
今後どっちで作っていくか試しに左足0.8mmノズル、右足1.2mmノズルに交換してプリントさせた。
大きいノズルほど短時間で作れるけど積層は荒いしサポート面タレが激しくなる→パテ処理・ヤスリすることになる。
パテのコストとプリント時間を考えると0.8mmノズルで作っていくのが無難そう。あと、サポート面が汚くなったり垂れてプリントされるよりはオーバーハングスタートはそもそもさせないでさせないで分割して底面はフラット、後で接着方式で作る方が綺麗
荒い積層はモリモリパテでスムージングします。
削り終えて表面を仕上げたらガイアカラーのドールのフレッシュ色を塗りました
って作っていく予定でしたがモリモリパテ高すぎ、テストまでに作った両足だけでモリモリパテ40(40g)700円を使うって。。全身いくらかかるんだよ。。
しかも初めてパテというものを使ったけど削りカスは結構の毒らしい(粉塵は何でもそうだけど)
削りは外作業必須だし大変
今日の作業はやめ!ってユーチューブを見てたらプリント積層痕スムージング方法にレジン+ベビーパウダーってやってる人がいた(しかもタイムリーな動画)
レジンでやるのは結構有名だけどパウダーを加えてパテっぽさと粉みたいに削れる度合いを増すのかな?
ベビーパウダーは少し高いしなにか身近なもので代用は?
ベビーパウダーの成分を見るとタルク(石)、安全なタルクフリーベビーパウダーというものがあって成分はコーンスターチが使われてるらしい。

大抵のパテは6分以内に塗ってくださいって扱いづらい、夏場は早くて1時間後にはヤスリ作業ができる、硬化剤調合ミスると半日でも固まらない
のに対し
今回やってみるレジンコンスターチは液体だから対象物にまとわりつくしハケで塗れるから楽、UV当てるまで固まらない・uvLED30秒当てればもう削れる。ペーストなパテよりレジンの方が液体だから溝に勝手に流れて液体も最小限に稼げて結果安い。
削り具合はモリパテより硬めだけど150番あたりで削るといいかも
手ちぎの手のひら大紙やすりで10分削るだけで雪のように削れていくし積もるまでにゴリゴリと(写真)
車の塗装のための表面仕上げじゃないし番手を上げてとかやらないでこのまま120番でスムース1回でパーツの完成とした
一番いいと思ったのは肌色レジン(sk本舗オレンジぎみ)をコンスターチで色を薄めるといい肌色になり そのままのパテ色で体パーツとして使えた。
削ってつや消しスプレーしてペディキュアもしたらこんなリアルな足になった
1/4ドールだとそう半月再現するの大変なんですよね

ちょうどこの頃アマゾンの10月14.15日セールの日でファッション中心のセール回らしく
着せるものを感謝祭セール品を探し回ってまとめて買い揃えました。
服などは後ほどのおたのしみに
到着した靴と合わせてみると
24cmの靴に24cmのドール足だと関節曲がらないし柔らかくない足は靴に入っていかなかった。だからドールの場合身長の割に足が小さい設計なのか

0.8mmノズルは造形が早くあっという間に手足が1週間でできました。
ここまでで使ったスプールは6個でした。普通のプリンターで作ると考えると(0.4mmノズル)この質量のものをプリントさせるに24時間体制でも2週間はかかってそう。
(3dプリンターを初めたての頃、物珍しそうにネットデータを拾っては意味ないものをプリントしまくってたころもかなりの樹脂消費勢いだったけどそれでも月に1スプールだったけど一週間で6個って。。)
トップ絵のモモだけでも800gちょいはあり1kg売り3000円のスプールをすぐ使ってしまいます。(片足でスプール2巻)
今回の作成ごとで1、2回プリント物で1巻消費って慣れたものになった
手足のプリント終了まで来るとモデリングをこだわりたいボディだったり、フル関節ハンド、骨骨しい指のデータを作ってる最中のところまで追いついてしまいました。。
自分はドールの顔はアニメ丸顔好きだけど等身大ということでリアル寄りのエルフにしました。
創作ドールでエルフが多い気がする
思うに人形じゃないならリアルに耳を作らなくていい、架空の耳なら形は適当でいいって逃げかもしれない

顔モデルができたので 簡単なズラを乗せて
スカルプトソフト上のペイント機能でイメージを描いた
画面越しだと凹凸わからない部分あるし筆は太いし全然イメージにもならないと
光造形のできるサイズまでダウンさせてで作って
実際にメイクしてみました。このサイズで仮に作っていくとしたら40cmドールくらい?
夏も終わりMr.カラー筆書きがしやすくパッと一色一発書きで仕上げました。というのも線が失敗してシンナー付けて消すものなら塗ったガイアフレッシュ肌も消えちゃって今セットされていてプリントしたレジンの灰色地が出てしまい一発描き必須だった。

ちょっとアイホールが横丸すぎ、もうちょい細めが好みだけどいいお顔
いつかアリエクで買ったサイズが合わなくて眠ってたウィッグがこのテストサイズエルフにちょうどよかった。
エルフって言ったらグレー髪だよね。
でも等身大用に買ったのは大感謝祭セール品でピンクのウイッグ。
服もピンクでネイルも目も一色統一ドールって一回仕上げてみたかった
アマゾンでウィッグを探すと原宿風ってウィッグが良さそうだった。
このままドールサイズで値段もコレだったらバク売れだろうなと思う
しにしても人用はウィッグにしろコスプレ?服にしろ安いなー。ドール品は需要と流通が人用商品と違うから高値になるのは仕方ない

足仮組み。
40cmドールみたいに裁縫コーナーとかのゴムはテンションやら伸びるだろうし、
ロープ+自転車のスタンドについてるような引きバネを仕込む予定
完成編