
最近日本に不在の中でドライブもできないので、ネットの車の情報だけが、楽しみな毎日ですが、その中で今日、非常に残念で悲しい情報に当たりました。
いくつかのニュースを見るところ、なんと、現行モデルのM3、M4の目玉の仕様である「カーボンファイバー製ドライブシャフト」が廃止になると書いてあるではないですか。。。。😳😳😳
これは、私にとってもおそらくMモデルを好きでやまない人にとってはなんとも言えない状況だと思いました。
特に先日ニューM5がATになってしまうとの情報と合わせて残念なことでした。
現行のM4のスペックです。

BMW M4
サイズ:4685×1870×1385mm
ホイールベース:2810mm
車重:1640kg
エンジン:3.0L直列6気筒DOHC直噴ツインターボ
馬力:431ps/7300rpm
トルク=550Nm/1850~5500rpm
トランスミッション:7速DCT
0-100km/h加速:4.1秒
タイヤ:前255/35R19、後275/30R19
BMW M4 Competition
サイズ:4685×1870×1390mm
ホイールベース:2810mm
車重:1640kg
エンジン:3.0L直列6気筒DOHC直噴ツインターボ
馬力:450ps/7000rpm
トルク=550Nm/2350~5500rpm
トランスミッション:7速DCT
0-100km/h加速:4.0秒
タイヤ:前265/30ZR20、後285/30ZR20

BMW M4 CS
サイズ:4672×1870×1392mm
ホイールベース:2812mm
車重:1580kg
エンジン:3.0L直列6気筒DOHC直噴ツインターボ
馬力:460ps/6250rpm
トルク=600Nm/4000~5380rpm
トランスミッション:7速DCT
0-100km/h加速:3.9秒
タイヤ:前265/35ZR19、後285/30ZR20

BMW M4 GTS
サイズ:4690×1870×1385mm
ホイールベース:2810mm
車重:1510kg
エンジン:3.0L直列6気筒DOHC直噴ツインターボ
馬力:500ps/6250rpm
トルク:600Nm/4000-5500rpm
トランスミッション:7速M DCT
0-100km/h加速:3.8秒
タイヤ:前265/35R19、後285/30R20
エンジンの性能もそうですが、車重等含めて細かくチューニングして性能アップを図っています。
現行のM4、M3の売りは何と言っても、色々な新技術の採用でした。
これはエンジンがターボ化されたことも合わせて多くの新しい技術の導入がありました。
私もかなり長く色々なM3モデルを乗り継いできましたが、非常にエポックメイキングなモデルだと思います。
もちろん左ハンドルがMTしかなかったこともあり、M4GTS、M4CSが導入されるまでは購入には至りませんでしたが、これも左ハンドルが導入されたのですぐに購入しました
この現行モデルの主な新技術の中の目玉が、カーボンに関係する技術の採用でした。
それはシャシー関連の軽量化に大きく貢献していて、E92と比較して現行F82では,、これだけ大型化したり、色々な装備がつけられても軽量化対策によってほぼ同等の車重を保っていました。ターボ化に伴うV8からS6にエンジンそのものの軽量化もありますが、先代から引き継がれたカーボン(CFRP)ルーフを筆頭に、カーボン製ドライブシャフト、カーボン製ストラットタワーバーを採用したことも大きなポイントでした。トランクリッドもアウターを軽量なC-SMCという樹脂で作り、インナーはカーボンで作り5.5kgの軽量化をしています。ドライブシャフトはこれまでは途中にジョイントを設けた2ピースタイプでしたが、カーボン製になることで、1ピースとなりました。これで5kgの軽量化を果たしてました。
このカーボンファイバー製ドライブシャフトは量産市販車ではおそらく初めてであり、現状も唯一だと思います。
これが廃止されてしまうことはとても残念なことです。
そして、スチール製になると言うことです。。。。。まあ、なんて普通な車なのかと言う感じです😩
カーボン製ドライブシャフト
そしてその理由ですがAutoblogによると以下の通りです。
「その理由は排ガス規制に対応するためだという。
BMWは厳しさを増す排ガス規制に従うため、将来のどこかの時点でエキゾースト・システムに排気微粒子除去装置を追加することになる。カーボンファイバー製ドライブシャフトは直径が大きいので、床下で余計にスペースを取る。「BMW Mが開発したハイパフォーマンスな」スチール製ドライブシャフトを代わりに使えば、カーボンファイバー製より細いので十分なスペースを確保できるのだ。
BMWが言うには、新たなドライブシャフトを採用しても「最高のパフォーマンスとハンドリングの質」が変わることはないそうだが、感覚の鋭いドライバーなら、わずかな違いに気づくかもしれない。スチール製になることで車両の総重量が僅かながら増えるだけでなく、エンジンが動かす物の重量が増える。つまり、エンジンの回転が僅かに鈍ることを意味する。もちろんBMWは、より軽量なフライホイールやハーフシャフトを用いるなど、他の部分で重量を削ってこの難点を補うこともできるはずだ。 この変更は今年11月に製造されるM3とM4から適応される。」
まあ、そうなんですけど、その時にそれを採用したと言うことは、それが軽量化のポイントとしてベストであった訳で、技術的に進化するわけではなく、後退しているとしか個人的には受け止められません😭😭😭
本当に残念でした。。。
なので、ちゃんとしたM4、M3?が欲しい人はすぐに注文しないといけないかもしれないですね。。。。。
ちなみにM4CSも生産がもう始まっています。私のM4CSは7月生産で9月納車ということです。11月前ので良かったですが、それより後だとシャフトが違うものになるんですね。。。。良かったですが、どうなんですかね。同モデルこういう対応をメーカーがすることは、と思いました。
何ともしっくりこない残念なニュースでした。
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2017/08/19 06:27:22