目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
一年前に中古で買って付けてたアクアのダブルウイング。
お気に入りなんだけど、ボルトが腐ってて緩まず、羽の角度調整ができません(汗)
さらに車検のため、何となく外したら……矢印の先のところを割ってしまいました(涙)
FRPのヒビは広がっていきそうな予感がしたので、頑張って補修してみます。
2
ひとまず患部を100~180番くらいの紙ヤスリで削ります。
ヒビ周辺の塗装は完全に削り落とします。
この後、パーツクリーナー(シリコンオフをオススメします~)で脱脂&削り粉を飛ばしまして、パテを盛ります。
3
今回使用したのは、GM8300という金属からFRPまで使えるエポキシパテです。アストロプロダクツで2600円くらい。うーむ、PP樹脂用のバンパーパテなら半額以下なんだが…FRPにくっつくか不明だったので。
パテ盛りも塗装もほぼ経験ないですが、パテはちょい多めに盛って、ヘラで真っ直ぐゆっくり一発で均していくとうまくいく感じでした。
何度もヘラを当てると表面が荒れてしまいます。
4
パテが余ったので、ボルトカバー部分の補強にパテを盛ってみました。
左側のところはボルトで締め付けるところなのでストレスかかるし、右側のところは脱着繰り返すうちに折れるかもと思ったのでf(^^;
5
一晩寝かせてパテを硬化させたら、さらにコタツに入れて温度MAXにて一時間。これで強度がさらに増すそうです。
そしたら180番くらいの耐水ペーパーで、力を入れず優しく削ります。
電動ドリルも写ってますが、回転数が低くてトルクがあってやりづらいので、結局手研ぎです(^^;
ある程度平らになったら、番手を上げます。180の次は600番しか持ってないので、次は600番で地道に研ぎます。
写真のようになるまで、正味20分以上かかりました。
力を入れて研ぐと平面にならないので、耐水ペーパーを当てるだけのようなイメージで地道にずーっと削ってました。
左右方向だけで削ってると、矢印の先のような部分が残ってしまうので、上下方向も織り交ぜ、手動2WAYポリッシャーのイメージでwww
ちょっとくらい削りすぎても、プラサフを厚めに吹けば誤魔化せると思います。
6
指で触ってキレイに平面が出たら、削りカスを拭き取り、脱脂してプラサフを吹きます。
プラサフを吹くと、パテ面の微妙な凹凸が際立ってきますが、ある程度乾いたら二度吹きしてやります。これでかなり凹凸が消えるはずです。…が、それでも消えなかったので5回ほど重ね吹きしてやりましたwww
30分ほど乾燥させ、触っても固い感触があれば600番の耐水ペーパーで優しく研ぎます。これで表面のザラザラを削り落とし、表面を均します。
が、5回も重ね吹きしたせいか、微妙に塗料が硬化してなくてシワが寄ってしまいました(汗) やむなく、コタツで硬化させ、またプラサフ2度吹きして乾燥させ、耐水ペーパーで表面を均しました。
600番→1000番でさらに仕上げ研ぎします。この下地処理が、上塗り塗装の仕上がりを決めるそうです。しつこいくらい、表面の状態を確認しましょう!
もちろん修正した患部以外の部分に飛び散ったプラサフも、表面ザラザラの原因になるので、1000番くらいで軽く研ぎ落とします。
7
本塗りでは手で触ることができなくなるので、角材にドリルで穴あけて、ウイングの土台をそこに突き刺して固定しています。
プラサフの表面を研いだら脱脂して、いよいよ塗料を吹き付けます。
この色は230フェザーホワイトです。99工房にはなく、ホルツのスプレーで見つけました。
まだ気温20度くらいなので、缶をコタツに入れて暖めておき(爆発注意?)、20回くらい激しく上下に振ってから使います。
うーん、後ろ側、タレてるな……失敗したけどもうスプレー使い切ってしまったから、今回はこのままで(汗)
塗装経験は数回しかないのですが、拙い経験から、スプレーミストの中心軸と塗装面の角度を90度にしたとき(缶と塗装面を平行)、最も良く塗料が乗るようです。缶を斜めに傾けるとガス圧が落ちます。
気温が低いときはスプレー缶を40度くらいに暖めて、ガスの圧力を上げておきます。ガス圧が低いと、塗料のミストがムラになりやすいです。
スプレー出口と塗装面の距離を一定に保ったまま、平行移動するように動かすと塗装の厚さにムラが出づらいです。
動かすスピードは気温やスプレー缶の種類によるのでしょうが、1秒あたり15センチくらいってところでしょうか?
吹き付けた塗料は、10秒くらい経ってからじわっと広がって塗膜になるので、ちょっと吹いてツヤが出ないからと大量に同じ場所に吹き付けるとワンテンポ遅れてタレてきます。これやっちゃうと、完全硬化後に削ってまた塗装しなおしです。
スプレーして20秒くらい経っても塗装面にツヤが出ない場合は、単位面積あたりの吹きつけ量が足りないので、缶スプレーを動かす速度をゆっくりにします。動かすのが遅いとタレるし、速いと塗膜ができずザラザラの仕上がりになってしまいます。
缶スプレーが満タンで暖かい時はいい感じで塗れるのですが、半分以下になってたり、冷えてくると噴出量が減るのか少しゆっくりめに動かさないと塗装膜がうまくできない感じでした。
全面キレイにツヤが出るまで、タレないよう10分ほど時間を置いて2度塗りしました。
なんとなーくツヤが出てますね♪
8
色付けが終わったら、10~15分ほど待って表面が半乾きになってきたところでクリアを吹きます。
塗り方は上の7番と同じですが、こちらの方がさらっとした塗料なので、塗膜ができやすいです。逆に言うとタレやすいです。缶を動かす速度をちと速くして対応しました。
クリアも二度塗りです。
写真左側、実はミスってタレてますが、まあ何とかツヤは出たので初心者DIYとしては及第点かなーと思いますf(^^;
ちなみに、費用と労力と出来映えをトータルで考えると、カーコンビニ倶楽部に出したほうがいいかもーなんて思っちゃいますね(笑)
いいんです、車イジリが楽しいんだから(^^)
シリコンオフ×1 980円
プラサフ(白 480ml)×1 980円
白スプレー(230フェザーホワイト 小缶) 854円
クリア 980円
耐水ペーパー(120 180 600 1000) 500円
パテ(GM8300) 2604円
消耗品合計6898円也
塗装ブース制作費用と作業後の掃除の労力別途(笑)
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