うちにいる子。 MR2
かれこれ3年ほどまえからだと思う…4年か?わからん。
妹が持ってきたごみ。
インテが居なくなってからなのは確かだが。
来た当初はエンジンが掛かっていたけれど燃料が漏れていたため放置。
そのうちバッテリーが切れて不動車となりました。
直すつもりだったらしいのですが妹が触るところを全く見ないので触る許可をもらう。
奥を見てください。白いのがいますね。
こいつを部品取りにしてなんとか動くようにしたいです。
そんなわけでお二人ほどお手伝いを呼びまして作業スタート。
因みに一人は過去にAWに乗ってたという現プレオ乗り。こちらを仮に青プレオとしましょう。
もう一人はSWを所有しているプレオ乗りです。
こちらも青プレオです。なんでかぶってんねん。
区別できないのでSWの方は四駆と呼ぶことにします。
ちなみに写真とかは撮ってません。
まず、エンジンフードを開けます。
…
開きません。
レバーが引っ張られた形のまま戻りません。
はい。
ではトランクを開けます。
そこにタイラップが伸びているのでそれを引っ張ります。
エンジンフードが空きます。
なんだこれ。
とりあえずはバッテリーの新品(再生品なので厳密には違う)を用意。
取り付けて電装系が動くか確認。
動きますね。大丈夫そうですね。
では次にプラグでも見ましょうか。
これは多分固着してるから固いとのこと。
すんなり外れました。
これは多分、不動になる前に一度開けたな…?
プラグはまだ使えそうです。
お手伝いの二人の手でトランクとエンジンフードを外し、吸気系を外していく。
スロットルをキャブクリーナーで軽く清掃して次。
入ったままのガソリン。
メーターの針は半分のところを指している。
「これ、腐ってるよね」と青プレオさん。
3年以上動かしてない。さらにその前も弱草ヒロだったはずである。
いつのガソリンなのかは不明。
どうやって抜こうか。
灯油シュポシュポ(ガソリンで使用)を持ってくる私。
当然ガソリンタンクには届かない。
そこらにあった水道用ホースを持ってきてブチ込もうとするも逆止弁に阻まれる。
(下手にブチ込んでたら外れなくなってたかもしれないのでこれはこれでよかった)
燃料ラインから抜くしかないかと、とりあえずポンプを動かしてみる。
「燃料ダダ漏れなんだけど!」
そうです。燃料漏れてるんです。
漏れてる場所は燃料ホース
分かってるんです。
「ガソリンの匂いするから行ける気がする」と四駆さん。
腐ってるともっと酷い匂いがするそうで。
わからないけれどレギュラーだと腐りにくいとかなんとか。あとはインジェクターのため空気に触れてないとかそんな感じでしょうか。
いや、漏れてんだから空気に触れてるのでは?
まあ、漏れてるということは詰まったりはしていないと言うことかな。
とりあえずガソリンはそのままにして漏れてるホースをなんとかしよう。
当初、白いのから取り外そうと思ってできなかった部品。
工具と人がいる今ならヤツに対抗できるはず!
あれ、奥まった所にあってクッソ固いんです。
更に手が届かないからとブラケットを外してあったので力が入らず悪戦苦闘。
ブラケットを取り付け直してしっかり固定、いざ!
冷却ラスペネ(よくわからんけどそんなようなやつ)をたっぷり吹いてお昼ご飯に行きましょう。
さてさて、お昼ご飯を食べて戻ってきました。
岐阜タンメンに行きまして、私は2辛のバターと肉増し。
青プレオさんは3辛。
四駆さんは半ちゃん餃子セットを食べました。
1時間程たったのでしっかり浸透してくれてるはず。
青プレオさんの武器、
文明の利器、電動インパクトでどーん!
ガガガガガ
んー。駄目だね。
ガガガガガ
バッテリー弱ってきたかな?
満タンのに交換してと、
ガガガガガ……あかんやん。とれんやん。
電動じゃトルクが足らん、と、そこへ何やらだいぶ延長したなが~いレンチを持ってきた四駆さん。
これなら届くぞ!そして柄も長い!
バキッと割れるような音がして外れるボルト。
人力すごい!
若さってすごい!
一発の力は電動より人のほうが上なのでした。
そして手に入れた財宝を手に黒のもとへ戻る私達。
黒でも同じように人力でバキッとやって、
燃料ホースを交換。
インジェクター側の取り外しにも苦労したもののなんとか交換を終えた私達。
キーをONに、燃料が漏れないことを確認。
よし、じゃあエンジンに行きましょう
先程外したプラグホールからオイルをたらす。
あふれる。
まあいいや、隣のホールへ
こぼれる。
オイルを入れるのに使ったのは小さめのオイルジョッキ。
家に転がってたお手頃サイズ。
口のホース破れてる。
放置してたのでプラが劣化してます。
そりゃこぼれますよね。
適当なカップに移し替えてオイルを垂らし、準備完了、オイルをシリンダー内に回す為に少しクランキングをします。
点火してはいけないのでプラグコードは付けてはいけません。
…プラグ付けるのめんどくね?
プラグコードだけぶっ刺せば行けるのでは?
さて、クランキング。
カッ…
…
動きませんね。
でもリレーが切り替わる様な音はします。
も一度
カカッ…
もう一回
カカッ、キュキュポンッ!
…
まあ、そうなりますよね。
プラグコードが外れてオイルまみれです。
何やってんだか。
プラグを付けます。
セルを回します。
カッ…
カッカッキューキュキュキュキュ
うん。
プラグコードを付けて、
キューキュキュ、キュキュキュキュ…
キューキュキュ、キュキュボッ ボッ
ん、行けそう?
キュキュ、キュキュボッボッボッボボボボ
あ、なんかゲシュタルト崩壊してきた。
そんな事よりエンジン掛かった!
と、同時にあふれる白煙。
すぐにエンジンを止めて退避するが特には何もなし。
漏れたガソリンへの点火とかは無さそう。
撒き散らしたオイルかなぁ。
でもとりあえずガソリンは生きてた!
煙が晴れるのを待ってもう一度セルを回す。
二度目なので難なくエンジンは掛かる。
が、またも白煙。
エンジンの前側(ex側)から出てるよう。さらにマフラーからも。
どっかから廃棄漏れしてるかも。これエキマニ外すのだるいなーと思いながらアイドリングを続ける。
ちょっと吹かしてみるかと、アクセルを煽るとフォンッと軽く吹け上がる。ええね。エンジン生きてるわ。
思ってたより楽にエンジンを始動できた私達が次にやろうとするのは車を動かすこと。
まずはパンクしたタイヤを何とかせねば。
タイヤならうちにたくさんある。
なんせ車が一人一台ある田舎、そして雪が降る。となればスタッドレスが今は余っているのである。
100の4穴なんて腐るほど…え?114.3?
なんでそんなpcdしてるの。
インテがなくなった今うちにあるのは100の4穴、100の5穴、120の5穴、130の5穴。
もしくは114.3の4穴タイヤ無し。
部品取りは畑の上なのでジャッキアップなんて出来ない。
パンクして潰れてるのは左リアの1本だけ
テンパーつければいいと言う青プレオさん。
しかしテンパータイヤは右フロントに付いている。
…じゃあ元の右フロントは?
あるわ。
車庫の奥からタイヤを引っ張り出してくる。
MR2 この車はエンジンがリア側にあるミッドシップ。
最近のミッドシップはフロントとリアのタイヤサイズが違うが、この時代は法律が許さず前後同サイズなのです。
まあ、ホイールは社外っぽいので一応サイズ確認。
うん、同サイズだ。
リア2本にエアーを入れて、
とりあえず崩れた車庫から出すか。
クラッチを踏んでギアを…ん?
クラッチ戻ってこない…
いいや
牽引ロープを付けてプレオで引っ張る

はい出ましたー。
エンジンかかったからもう行けると思ったでしょう。
そうは問屋が下ろさないのです。
フロントぶつけてます。
右フロントにテンパーってそういう事です。
ちなみにこの後クラッチを手で戻したら次からは正常に動きましたとさ。めでたしめでたし。
と。そんなこんなで軽く洗って広い車庫に移動して本日は終わりになります。青プレオさん、四駆さんありがとうございますお疲れ様でした。
これ書くのがつかれた。