栃木県のK様からBeyma 5G40Ndというローミッド用のスピーカーユニットの発注をいただいていましたが、ユニットがやっと到着しました。
海外からなので長くかかってしまいました。
5G40はかなり強力なユニットです。
5インチ(約130mm)の口径とこぶりではありますが、すごく強力なネオジウムマグネットが円周にずらりと並べられ、定格100wの耐入力があります。
93dB/2.83vの能率がありますが、口径からすると能率が高いといえるでしょう。
公表されている再生周波数は、90~17000Hzとありますが、実用的になる下限の周波数は200Hz以上のようです。
K様の試聴感想によると驚くほど低音が出ていなかったということでした。
無理に音量大きくしようとすると歪み感が大きくなり、ひどいという感想をいただきました。
スコーカーとしての用途が想定されているでしょうか、仕方のないことかもしれません。
固いエッジで振動板が支えられ、最大振幅Xmaxは±2mmとなっています。
クロスエッジがいい感じです。
Beyma 5G40Nd データシート
ホーム用への取付へと方針転換したというご連絡をいただいたので、どのような音が出るか楽しみです。
個人的にはウーハーとこのユニットの2wayでの組み合わせがいいと思っています。
試されたところ、女性ボーカルの厚みにゾクッとしたということでした。
楽しみなユニットです。
私自身も最初は再生周波数を見て、フロントドアに取り付ける車載のフルレンジとしてどうかと考えましたが、感想をお聞きしてフルレンジとして使用できるものではないようだと考え、別の機種に変更することにしました。
私が選んだ機種は、VISATONというドイツのメーカーのBG13Pというフルレンジユニットです。
5インチ(約130mm)の口径となっています。
すごく小さく感じるかわいい大きさです。
中央にサブコーンが取り付けられて高音再生を補強するようになっているようです。
定格入力は20w、ピーク40w、能率は92dB/wとなっているので、こちらも軽量コーンのメリットを生かした口径の割に高能率ユニットといえそうです。
エッジもゴムやウレタン系ではなく、波形クロスエッジとなっているので、寿命はほぼないと考えて良さそうな高耐久ユニットです。
資料にもPAまたはスモールモニターに良好みたいな文章があります。
ハイゼットのフロントドアに取付してあるケンウッド同軸2wayが調子悪く、ビビリ音がするので、こちらに取り替えていきたいと考えています。
それにしても純正スピーカーによく似ている…笑
意外と純正スピーカーで十分な気もします。
でも車に収める前に箱に入れてみて自宅の真空管アンプで鳴らしてみたいです。
意外と何の変哲もないユニットがすごい音を出してくるかもしれません。
そのためには今までつかんできた、良好な音響振動理論をフル投入しないとです。
小さい箱ならあまり大きな資金投入も必要ないでしょう。
最近音響ネタがなかったので、少しずつ進めていきたいと思います。
Posted at 2012/10/23 19:49:42 | |
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