先日5000kg容量の重量計が完成し、自分の車などで試してみていました。
はかりには計量法というものが適用されるそうです。
体重計など家庭用のはかりには定期検査は義務づけられてはいませんが、計量検査所で精度確認などができるらしいということを知りました。
そこで、今回の重量計が目安として信用できるのかきちんとした形で確認したいと思い調べたところ、群馬県前橋市に計量検定所という県の機関があることを知り、早速電話をしてみました。
すぐに持ってきてみていいよと快く返事をいただけたので、速攻行ってきました。
分銅がやたらあるすごい空間でした。
たぶん30トンぶんくらいはあるでしょうか。
精度が必要な基準となる重りは非常に高価でしょうから、いったい幾らくらいの機材になるのか恐ろしい気持ちでした。
最初は20kgの分銅をいくつか出してくれましたが、容量が5000kgであることを伝えるともっと重いほうがいいなということで500kgの重りを天井クレーンで持ってきてくれました。
(台座面積がもっと大きければ1トン重りも載せてくれたようですが…
バランスの崩れによる落ちを警戒されてしまいました…残念)
重りには群馬県の文字が入っていて、公的なものであることがわかるようになっています。
取引・証明用はかりの検定に使用するものだということだったので、かなり精度もよい重りなのでしょう。
まず正確な分銅でキャリブレーションをしてから、500kg分銅も載せて精度がどうか確認します。
分銅を載せる時に台座の位置ずれが原因で若干数値のずれも出ていますが、足すとぴったり500.0kgとなっています。
500kg分銅を片側の台座に載せてもぴったり500.0kgを表示したので、なかなかの精度だと検定員の方もほめてくれました。
自作のくせに意外と悪くないな…という気持ちだったのでしょう。
一般人は年に1,2回くるかどうかという計量検定所に、自作のはかりを持ち込んできた人は初めてだと困ったような顔で迎えてくれた検査員の言葉が印象的でした。
こういう変わったことをするのが自分のひそかな喜びになっています 笑
私の5000kg重量計は取引・証明用には使えませんので、あくまでも目安を知る目的になってしまいますが、市販のはかりと遜色ない精度で重量がはかれたので、自信を持って車の重量がはかることができるようになりました。
容量大きいので大きなトラックもOKだろうと思います。
今後車以外の分野にどうやって提案していこうか楽しみが広がりました。
Posted at 2014/10/10 16:17:16 | |
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