今年の春くらいに、トラックのホイールベース延長の加工をしたいということで、改造申請のご依頼をいただきました。
三菱ファイターという大型トラックを使う予定で計画段階からのご相談だったので、陸運局への相談もして、注意点なども聞いてお伝えして製作に入られました。
初めての加工だということだったので、試行錯誤が繰り返されたと思いますが、やっと完成に近づいたというご連絡があり、完成重量もほぼ決定したということでやっと数字が揃うことになりました。
計算書を作るには車両重量ってとても大事です。
それが決まらないと総重量、積載量、タイヤの負荷限度までの余裕、転覆角度など、なにも決まりません。
今回一番苦労したところは、フレームの応力計算(こちらは検査官と紆余曲折あり)と、アンダーリフトをバンパーとして利用することになるということで突入防止装置としての性能計算が必要だったことでした。
リフトは一般のバンパーとは全然違う形状だったので、どのように当てはめてよいか悩み、なかなかハードでした…。
なんとか申請書としてまとめて今日陸運局に提出してきました。
内容に問題なければ一週間ほどで「改造概要等審査結果通知書」という書類を受け取れます。
審査済み車両であることの証なので、これがあると全国どこの陸運局でも改造の検査が受けられます。
とても便利な書類です。
初めての計算も多かったので、通知書が出るまで緊張高まる一週間となりそうです。
通知書出た時の満足感とほっとした感はなかなかいいものです。
Posted at 2012/10/25 22:55:17 | |
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