バス・大型トラック系ディーラーの整備部門の方から新車で納めたマイクロバスの振動が大きく出るという現象があり、プロペラシャフトが怪しいので確認と調整のご依頼がありました。
このシャフトもけっこう長いものでした。
外観には特に異常はありませんが、非常に分厚い塗装で錆対策がとられているのかもしれません。
計測器に装着するための治具を製作し、回転させてみました。
状態把握のために担当の方は知りたいだろうと考えたので、特に依頼されたわけではありませんでしたが到着したままの純正状態、純正ウエイトを外した状態での本計測・バランス修正作業をそれぞれ行いました。
純正状態でのアンバランス量は10g/14gと、少々多めでした。
乗用車では確実にNGが出るレベルでしょう。
純正状態で貼り付けされていたウエイトを外してまっさらの状態で本計測をしたところ、なんと51g/16gにもなり、びっくりしました。
修正後は2g/0.5g程度まで追い込むことができ、作業完了としました。
本州外への送付でしたが、遠い地で振動問題が解消されてほしいと願いながら発送手続きをしました。
Posted at 2022/02/09 00:38:46 | |
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