• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Meriousのブログ一覧

2012年02月29日 イイね!

特注ピン 完成

2月中旬くらいに依頼してあった特注のピンが届きました。
先端を尖らせてM12のネジをつけてもらいましたが、少し納品日が早まって今日届きました。
なんと300個です。
梱包もとても綺麗で驚きました。


自分でボルトを利用して削っていたものがばかばかしく思えるくらい素晴らしい出来です。
試作品として形にしてみるだけなら自分で作ったほうがいいですが、やはりそれから継続して必要になるものならプロに頼んだほうがいいなと思いしらされる瞬間ですね。

このピンにナットタイプのワッシャーをつけ、高さをノギスで測定して揃えてTIGで溶接します。
溶接して一体構造としないと音に濁りが発生するようです。


溶接してみましたが、非常に綺麗に仕上がりました。
高熱なので変色するのは避けられませんが、ワイヤーブラシで少し摺るだけでステンレスの鈍い輝きが戻ります。


満足度かなり高い仕上がりです。
製作を依頼してよかったです。


Posted at 2012/02/29 23:05:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音響 | クルマ
2012年02月26日 イイね!

ハイゼットにB&Wシートをつけてみた

私は営業車として平成22年式のハイゼット クルーズターボを使っています。
この車のシートはファブリックシートで、上級車種に採用されている乗用としても考えられたシートが採用されているようです。
しかし、直角に近い角度までは起きず、不満を感じる方もいるかもしれません。


5年以上前に、近所のカー用品店でB&W(レカロのOEMらしい)のシートを在庫処分で半額で入手し、ちょっと使っていましたが、車の入れ替えで外したままずっと部屋シートとして使われていました。
木で台を作って取り付けてありました。
下面が平らなので取り付けは簡単です。


今回ハイゼット用のシートレールが中古品で出ているのを発見し、B&Wシートを取り付けてみたいという気になって購入をしました。
3、4日程度の使用しかしていない品だというものを定価の半額ほどで入手しました。
運転席と助手席のセットです。


とりあえず運転席だけ取り付けてみて、乗り心地や使い心地を検証してみます。
使った感じが良好であれば助手席もつけて揃えてみようということにしました。

とりあえずB&Wを裏返しにしてレールのつき具合を確認します。


次に運転席側の純正シートを外してエンジンカバーを兼ねている座面を外して取り付けていきます。


忘れずにシートベルトのキャッチと配線を外しておき、新しいシートレールに取り付けられるようにしておきます。




使った工具は、ソケットの10mm、12mm、5mmの六角ロング、10mmスパナです。
とても少ない工具で今回済んでしまいました。


なんとかシートを押し込みました。


さてどんなものか乗り込んでみましたが、乗り込もうとした時から難儀でした。
サイドの出っ張りが出ているのですが、スポンジでできているとはいえ、骨が入っているので乗り降りにぶつかり、かなり邪魔になります。
ハイゼットのような軽バンは開口がそこそこあるとはいえ、頭と足をかなり上げないとまともに入れません。

また、レール自体はかなりローベルとして薄く設計してあると思いますが、シートの座面の厚みがかなりあり、純正座席より3~5cmくらい?上がりました。
純正で標準装着されている頭上の物入れとおでこがぎりぎりですし、ガラスの上縁くらいに目線がくるのと後部ミラーもずいぶん上げ目に調整する必要があります。

座ってしまえばまあ落ち着きますし座り心地もいいですが、あまりに目線が高くてなんとも落ち着かなくなってしまいました。
不便さと見た目の格好良さ、乗り心地のどこを妥協点とするか…

ずっと使いたいと思っていたシートですが、数日で取り外してしまいそうな気がします…泣


Posted at 2012/02/26 17:50:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | クルマ
2012年02月23日 イイね!

メルセデス・ベンツ プロペラシャフトバランス修正するも…

メルセデス・ベンツ C200のプロペラシャフトのバランス修正加工依頼をお受けしておりました。

計測台に載せるための車種別治具ができあがってきたので、勇んで作業にはいりましたが…
それからがドツボでした。

両端のゴムジョイントを新品に変えてバランス修正してほしいということで取り替えてましたが、ゴムが柔らかいからなのか、芯がなかなか決まらず計測値が異常に大きかったり、再度の測定値が大幅に違ったりして非常に悩みました。
最終的に出てきた初期アンバランスはなんと70g超…

70Gというとすごく大きくて厚いピースになってしまいます。
しかし、ともかくもピースの重量を指示値に合わせて削り、重りをつけてみるとたしかに振動値はガクンと下がります。
手で触ってみてもほとんど振動感じなくなります。
しかし、これで決まりとしてこのピースを溶接でつけると…
また計測値がどえらくずれる…

この繰り返しで5回以上やり直しをしてしまいました。
パイプ部分のズレをダイヤルゲージでみると0.6~0.7mm程度もあるようでした。
この値は大きすぎます。
たしかに回転しているパイプ中央部は目でみても上がり下がりをしています。
また、ゴムジョイントが振動を吸収してしまうのかよじれてしまうのか、全然安定しません。
なんとか振動が感じないところまで仕上げましたが、異常に大きなバランスのコマがなんと醜いことか!

お客様のところに返却に向かいお見せしたところ、でっかい重りを一目見て「せっかくやってもらったけどこんなシャフトはなにかトラブルが起きているに違いないのでこれはもう使わないことにする」と言われてしまいました。
私もなんどもやり直して疲れるばかりで全然充実感がなく、納得感の低い仕事になってしまったので、ご依頼主様にも非常に申し訳ない気持ちになってしまいました。






でも次のバランス依頼品も控えているので、いつまでも引きずるわけにもいきません。
次はリムジン加工された車の加工軸を修正予定です。


Posted at 2012/02/23 21:23:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | クルマ
2012年02月21日 イイね!

メルセデス・ベンツ Cクラス 推進軸部品

メルセデス・ベンツ Cクラスのプロペラシャフトをお預かりしています。
走行距離少なく、内外装もかなり程度のいい上物を激安で入手したそうですが、乗ってみたら振動を強く感じるということでした。
いろいろ検証した結果、プロペラシャフトのバランスの崩れだろうという判断になり、回転バランス修正をご依頼してこられました。

振動検出装置に載せるためのフランジの製作が長くかかってしまいましたが、できあがったのでいよいよ明日修正作業となります。

プロペラシャフトのような回転体は、軸芯のずれが振動となって表れます。
回転速度が速いほど遠心力が強く作用し、速度の二乗で振動が大きくなっていきます。

プロペラシャフトはデフで減速される前にある部品なので、トップギアあたりではエンジン回転よりも回転速度が速くなります。
それで、回転バランスの大小は乗り心地、走り心地に大きな影響を与えることになります。

お預かりしたシャフトには、両端にゴムジョイントがついていました。


ユニバーサルジョイント(カルダンジョイント、十字ジョイントなどと呼ばれる)は、かなり安価だそうなので、自動車メーカーはよく採用されるようです。
また、確実な伝達もできるので、性能十分ということで採用されているのでしょう。
反面、騒音や振動に敏感で、設置角度がシビアなようです。
ホイールベースを延長するリムジン加工では、標準車と同じ場所だからといってその場所につけても合わないことがでてきて、発進時の大きな振動などに悩まされることがあります。

ボムジョイントは弾力があり、組み付け方法にも特別な知識がいらないず、設置の際の許容角度も比較的大きくできるようです。
また、その弾性から振動吸収の役目もかねているので、高級車には比較的よく見かけるようになってきました。

しかし、ゴムは熱や経年劣化に弱いようです。
今回のゴムジョイントも長年の使用でひびわれや硬化が見られているようです。
新品に交換してほしいということであずかったので、比較してみます。




当然ながら色も変化しており、押してみると堅さもかなり違います。
長年使用してきたものは硬化が進んであまりへこみません。

次は新品です。


色は真っ黒で、硬いゴムとはいえ押してみると柔らかさは感じられます。
好感すれば振動防止や発進時の柔らかでスムーズな伝達感が回復することでしょう。

ゴムを使ってあるということは、自動車メーカーが振動は起きるものだという割り切りがあるのではないかと思うことがあります。
大量生産品なので、製造時のアンバランス許容範囲を大きくできるならばバランス修正作業なども大幅に短縮ができるのでしょう。

自動車は人間が直接操作するものだけあって、感覚に訴えるものが多いです。
伝達軸のような比較的簡単な構成の部品でもいろいろな知恵が詰め込まれています。

開発する側は大変でしょうね…。

Posted at 2012/02/21 19:28:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車部品 | クルマ
2012年02月20日 イイね!

振動防止用インシュレーター 台座完成

10日ほど前に依頼しておいたステンレスSUS304の台座ができあがってきました。
ちょっと多いかなと思いましたが、120個です。
自分でも50個くらい作ったので、かなりの数あることになります。
(すでに数個は自宅にて使用して、大変良好な音質で音楽を奏でています)
三月初頭にピン側もたくさんできてくる予定です。


Beyma 8AG/Nは20cm口径と一般家庭のホーム用としてはとても使いやすいサイズです。
若干こぶりに見えますが、箱の作りによってとても迫力のある低音が出ることがわかりました。
また、中高音の質には口径大きめのフルレンジとは思えないクリア感があります。

少しずつ8AG/Nの良さがわかっていただける方が出てきたようで、お譲りしてお使いになられた方々は、想像よりとても音質がいいとおっしゃってくださいます。

8AG/Nは日本ではほとんど販売されていないようで、私もヨーロッパからの輸入をしております。
なぜこんなに質のいいユニットが日本での認知度が少ないのだろうか…


Mgateオーディオの社長に、ハイゼットの荷台に埋め込んでいた8AG/Nをデモ機としてお貸ししてしまったので、今まで棚の肥やしになっていたシステム(フルレンジ?10cm+ツィター2cmくらい)を仕方なくつけてしばらく鳴らしていました。

しかし、自動車メーカーがうまくまとめてきた音ではあると思うのですが、安いラジカセのようなシャンシャンした軽い音にしか聞こえません。
なんといっても低音がほとんど感じられませんし、音量がいくら上げても大きくならない印象です。
10cmくらいのユニットは能率が85dB/wくらいの超低能率のものが多いですので、96dB/wの8AG/Nと比較してしまうのが酷なのでしょうが、今までがまったく不満のない音量が出ていたので、どうにも
やりきれない思いを感じていました。

今日8AG/Nと12GA50が海外から届いたので、思い切ってまた8AG/Nに戻すことにしました。
FORDのキャデラック?についていたシステムは思い残すことなく外し、改めて新品の8AG/Nを収めます。
すでに形もビス穴もできているので、おさめるだけです。
(写真は以前取りつけた時の写真を再利用です)


とりあえず音出ししてみましたが、なんと低音中音に厚みがあることか!
ベース、サックスの低音の質がまたく違います。
ヴァイブラフォンの鳴りには舌を巻きます。
マレットのゴム?のような先端がギュッと弾むような打音とそのあとの余韻が脳を直撃し、クラクラきます。
久しぶりに8AG/Nフルレンジを聴くことができましたが、改めてこのユニットが好きなんだなと再確認をしてしまいました。

12GA50試聴箱も作業場にいる間はずっとYAMAHA P2050にて一日中鳴らしています。
先日8AG/Nを密閉箱に収めてみたという方が、試聴の感想を送ってくださり、中高音のクリアさに驚いたということでした。
しかし、低音感が薄いように感じるとも含められていました。

12GA50もユニットの特性数値は似たようなものを持っています。
このユニットの数値では、密閉型やバスレフ型といった方式はあまり良好な結果とはならないと一般的に言われています。

それで、12GA50試聴箱も今まで裏蓋をつけて密閉型ではないがそれに近い方式だったので、低音感が方式によってどれだけ増すか検証を行ったところ、裏蓋を外した時の低音感と音質の開放感はピカイチでした。
現在はもう裏蓋は外したままにしてしまい、かなりの音量で鳴らしています。

少し離れたところにある大型のホームセンターに仕事仲間と行ったら長さ4m×幅500mm×25mm厚の集成材が6千円台でした。
それを使って8AG/Nで響きのいい箱を作ってみようかとうずいている今日この頃です。

上質の音へのチャレンジをどれほどまで掘り下げられるか…
資金力と忍耐力の勝負になりそうです。


Beymaのフルレンジを使ってみたい方はご連絡ください。
ステンレスインシュレーターも予約できます。


Posted at 2012/02/20 22:19:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音響 | クルマ

プロフィール

メリオス有限責任事業組合です。       https://merious.com/ 自動車等輸送機器の動力伝達装置及び、車体加工・改造に関連す...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/2 >>

    1234
567 8 91011
12131415161718
19 20 2122 232425
262728 29   

愛車一覧

ダイハツ その他 ダイハツ その他
車体加工車を主に業務としてます。強度試験、改造申請、特注部品などをメインに扱ってます。 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation