以前ゴルフ6の乗り心地が大変悪いということでリヤスプリングの製作依頼をしてこられた方が、やはりフロントも問題だということでフロントスプリングの製作依頼を改めてしてこられました。
フロントスプリングのバネレートが明らかになりましたが、21.82N/mm(2.23kg/mm)ということがわかりました。
依頼者の方によると底突きしているようだということでした。
今回設計が完了したスプリングは28N/mm(2.9kg/mm)くらいになりました。
もちろんバネのたわみ範囲を計測し、線間密着しないように設計されています。
スプリングはタイヤに近いところにあるため、石はねや水かぶりなど過酷な状況で動作しています。
材料の性能の最大限上の部分で使われていますので、石はねなどで傷や錆びなどができてしまうそこから折れてしまったりすることがあるようです。
そこで、膜厚がとても厚くできる粉体塗装をします。
特注品ですがもちろん純正スプリングと同じ塗装方法です。
近日中に依頼者がこのスプリングを取り付けてレビューを送ってくれるそうですので、知らせがきたらまたアップしたいと思います。
ちなみに、リヤスプリングは純正が26N/mmでしたが、新規設計したスプリングは34N/mmでした。
硬いと思われていたそうですが、逆に柔らかすぎて常に底突きをしていた状態だったということが
わかりました。
現在装着されて乗っておられるようですが、往年のゴルフらしいとてもまともな乗り心地になったと喜んでおられました。
これだけ違うというのは、純正スプリングの設計はどういうことなんだろうかといぶかってしまいます…。
ゴルフ6の乗り心地に疑問を持たれている方は同じスプリングをご提供できますので、ご相談ください。
Posted at 2015/02/21 16:09:08 | |
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