ダイハツ ハイゼットカーゴ クルーズターボS321Vを営業車兼自分用の車として乗っています。
H22年式ですが16万5千km走ってなんとなく足回りがフワフワしてきたような気になってきたのでショックアブソーバーを純正新品に交換しました。
走り心地はそんなに大きな変化はありませんでしたのでショックの寿命はまだまだだったのかもしれません。
外した古いショックが手元に残りましたので、記事を見つけて気になっていた「純正ショックを加工してオイル交換しちゃう」作業をやってみることにしました。もちろん純正ショックはオイル交換できる構造になっていないので加工が必要です。
まずは練習台として父が乗っているステラから外した激ヌケショックで練習してみました。これは簡単でした。準備したものは4mmのドリル刃とM5タップ、M5ボルト、オイルを注入するための注射器です。
M5タップを立てます。下穴は4.2mmです。
オイルはだいぶ汚れていました。密閉してある部品なのになぜオイルが汚れるのか不明です。
注射器で注入していきますが、何度か上下させて内部に行きわたらせ、あふれるまでいれてボルトを締めて完了です。オイル注入にはコツが必要で鳴れるまで苦労しました。ボルトには液体ガスケットを塗っておきます。
一人での作業なので写真がとれませんでしたが、大変うまくいきばっちり抵抗感が強くなって戻ってきました。
ちなみにオイルは粘度で決めました。
使ったオイルはマシンオイルというもので粘度ISO VG32、VG46、VG68を準備していい感じのものにしました。
VG32がワコーズ フォークオイルミディアム相当、VG46がハードあたりに相当するようです。
最初はわかりやすいように一番固いVG68を使ってみましたがこれは非常に伸び縮みに力がいりました。
VG32か46が一般仕様としてはちょうどいいようです。
練習ができたのでハイゼットのリヤにうつりました。
スプリングとアブソーバーが別になっていて取り外し、装着が5分くらいでできてしまうありがたい方式です。17mmのボルト2本緩めるだけで外れてきます。
工程はほぼ同じなので省略しますが、オイルはとても黒くなっていました。
容量は一本あたり200ccくらいでしょうか。
装着状態です。
VG68ではあまりに堅くて伸び縮みが苦しく異音までしていたのでVG46に変更してみました。フロントは純正ショック、リヤは加工ショックですがとても走り心地がよくなりました。純正リヤショックはとてもやわらかくて貨物用途なのに…とがっくりしてしまいます。バウンド時のおつりがまったく起きません。リヤだけ固くした現状がとても心地よく感じられます。
フロントもVG46仕様にしてしまったら乗り心地がスーパーハードになってしまいそうで、今の状態が私には一番良さそうです。
ただショックの外筒が薄いのでタップの効きが悪く液体ガスケット塗ってもオイルが漏れやすいのが難点です。近々M5ナットを全周溶接して漏れないように再度加工したいと考えています。外しやすい構造なので良かったです。
スプリングと一体式になっているストラット型だったらやる気にならなかったと思います…。
2日後に遠方出張なので一応純正ショックもすぐに交換できるよう積んでおいて高速道路で会津若松まで行ってきたいと思います。
高速時の安定感がどれほどのものか楽しみです。
Posted at 2019/06/29 21:20:15 | |
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