プロペラシャフトの故障が多くなってきているのか、依頼品が増えてなかなか更新ができておりませんが、今回はER34プロペラシャフトのOH依頼がありました。
ER34型はATをMTに載せ替えする加工ベースとして人気だそうで、ミッションやプロペラシャフトは大変高値になっているようです。
今回純正プロペラシャフトのオーバーホールと第一軸製作の依頼が重なりました。
送られてきたものの状態を見ていきます。
外観は土ホコリが多く長年の疲れが見えますが、パイプなどにヘコミなどはなりませんでしたが、ジョイントの動きはコリコリ感が強めでした。
非分解方式のスパイダーでしたが、外して分解を行っていきます。
内部のグリスはオイル状で粘りはほとんどありませんでしたが、油分があるだけマシです。スパイダー内部の古いグリスは徹底的に洗浄して除去し、私がお気に入りの高性能グリスをあふれるように詰めていきます。
フランジの汚れもワイヤーブラシ等でしっかり落とし、化粧直しをしておきます。
回転バランス修正を行って自分の納得できるところまで低振動化を詰めて完成としました。純正軸OHのほうは撮り忘れてしまいましたので、第一軸を製作したほうの写真になってしまいました。
Posted at 2023/10/03 22:32:19 | |
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