昨日は早朝から訳有って同い年でもあり幼馴染でもある友人の永代供養の為、
高野山へ向かった。
高野山への永代供養の事は生前、友人から頼まれていたこと。
本当は亡くなってから100日目に行くはずだったけど、一に早い99日目に高野山奥の院へ納骨。
朝発つ頃のお天気は生憎の小雨。
奈良県に入り道中に見かける山の頂は薄らと雪化粧。
先日、大阪も桜の開花を迎えていたいただけに、その光景には驚き。
紀の川を橋本から渡り高野山へ上り始めると、上から降りてくる車の屋根に雪が積もっているでは
ないか。
まさかと思いきや、高野山の山頂へ近づくに連れ辺りは雪景色。
一応、タイヤチェーンは積んでるものの装着するのは面倒だなぁと、道路に雪が無いことを祈るばかり。
幸い朝の雨のお陰で道路の雪は溶けていて、高野山中の橋駐車場まで難なく到着。
駐車場もまだ空いていて良い位置にクルマを駐車することができた。
高野山に着くと小雨が小雪に変わり舞っていた。
早速、奥の院へ向かう。
奥の院までの道中、大企業や戦国武将の供養塔を眺めながら奥の院へと向かう。
以前に訪れた頃との違いと言えば、外国人観光客の多いこと。
至る所に老若男女の外国人観光客の姿と団体客を先導するガイドの姿。
ここも世界遺産になり国際的観光地化したんだねぇーと、良くも悪くも納得させられた。
時折、杉(檜?)の大木の枝から頭上に雪がどさっと降ってくる。
直撃したら首の骨が折れるんじゃないか?と不安を感じるほど塊も降ってくる。
もし仮に直撃してもこれは自然災害であってましてや、寺で不慮の事故で一命を落としたとあればどこへ訴える訳も無く、これこそ日頃の行いが悪いと諦めるしか無い。
そう自分に言い聞かせながら通り過ぎる雪景色をながめ、奥の院納骨堂へと足を進める。
凛とした静かな光景にそんな不安も忘れ(どさっと雪が落ちたら不安が蘇るが)彼の遺骨と共に先へと進む。
色々なお地蔵さまを眺めながらひたすら歩く。
ようやく奥の院納骨堂へたどり着く。
永代供養の届けを出し、45分間の法要も済ませる。
これで彼の願いを一つ叶えることができ、ほっと胸を撫で下ろし安堵。
ここまで来るに至、色々有ったことが嘘のように晴れやか気持ちになった。
ここならいつでも、誰でも会いに来られる。
多くの人が訪れてくれて寂しくもない。
そう思いながら納骨堂を後にする。
駐車場近くで土産を買い、無駄に混む食堂で温かいうどん定食を食す。
それから生前、彼を連れて訪れたかった場所へと向かう。
高野山から480号線を有田方面へ向かう。
有田南ICから白浜へ向かい、4時過ぎには白浜の崎の湯へ到着。
陽が傾きかけた太平洋の海原を眺め湯に浸かる。
常に酸素ボンベと車椅子を必要とする彼が、ここまで来るに身体が持たなかった。
だからいつも彼の住む地元の銭湯へ行ってた。
亡くなる前日であるクリスマスイブの日も、29日に銭湯へ行くのを楽しみにてると嬉しそうに綴る
メールが届いていた。
やつの分までとれとれ市場で旨いものを沢山食ってやった。
今年の初盆も、毎年の命日も奥の院へ向かい、崎の湯に浸かり、とれとれ市場でたらふく旨いもの食ってやろう思う。
Posted at 2017/04/02 09:39:42 | |
トラックバック(0) |
ekワゴン | 日記