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日本一周は昔からの夢である。
だからと云ってそう易々と叶えられる夢でも無い。
時間・金・体力に気力と計画性、色々と必要になって来る。

そもそも日本一周なんぞ仕事を辞めねばできん。
しかし今はまだ辞められない。
だから行動に移せない。

しかし8年後、その頃には子供達も社会へと巣立っている頃。
そしたら夢を叶えたいと思う。

できればゆっくり、じっくりと日本を見聞して周りたい。
だからお供に選んだのは自転車。

元々自転車も趣味の一つで1日100kmは普通に走れる。
それを60km/dayで進めば各地じっくりと観光もできる。
それでも一気に周りきるには年齢的にも無理が有りそうなので、何分割に分けて
周る計画である。
まぁ早くても8年後の事なのでまだまだ準備には時間が有る。

そんなことで先ず旅を共にする自転車を選んでみた。
「RALEIGH(ﾗﾚｰ) RSP RSW Special」

イギリスの老舗ブランドが日本のアラヤへと受け継がれ、作られたクロモリフレームの自転車。



自転車のジャンルで云えばミニベロ、小径車とも言うが。
折り畳み式ではなく26インチランドナーをそのままスケールダウンしたような仕上がり。
なので小径車云えど、走りもランドナーと比べけして見落としはしない。
ヒルクライムに関して云えば、体力的にもこちらの方が優位かと思ったりもする。

旅のベース車に選んだこの自転車も、これから走りながら色々とパーツも変わって行くと思う。

とりあえずサドルは取り替えた。
大阪のサドルメーカーである加島サドル製。
「カシマックス aero」



このサドルは初めてクロモリロードを新調した折りに付けたサドルと色違いで、今では復刻版(15000円前後)が出る程に旧式モデル。
当時は黒だったが今回はバーテープの色に合わせ茶色。
これもたまたまヤフーオークションに未使用品として出品されてたのを落札した訳だが。(3500円)

このサドルは自転車に目覚めた時からこれまで使用して来た中で、一番尻に馴染んだサドルだ。
早速取り替えて往復40km程先の不動尊まで試走してみたが、レーパンを履かずに全く痛さを感じなかった。
長距離を走るには身体に触れるパーツ選びは最も重要。
主にサドルとハンドルにシューズ、そこからハンドルグリップ・ステム・クランク・フレームにタイヤと続く。



因みに自転車の乗り味と云えば、ロードバイク程の早さは無いがMTBレベルのスピードは維持して順行できた。
それに何よりも20インチ(451)タイヤの漕ぎだしの軽さと、20インチｘ1-3/8（凡そ3.4cm幅)であるタイヤ幅のお陰で路面からの影響も余り受けず、ママチャリに近いアバウトな乗りにも絶えられそうだ。

今後、リヤスプロケットの歯数の組み合わせも乗りながら、自らの脚力に合わせた設定にして行きたいと思う。
そして沢山の荷物を積む為の前後キャリアにキャリアバッグも、ショートランの旅を重ねながらゆっくりと吟味して選んで行くつもり。

頑丈で身体に優しい旅自転車に仕上げて行きたいと思う。
夢は叶えるのも楽しみだが、準備段階もそれに匹敵するほど楽しいものだ。

クルマ・バイク・自転車・写真にキャンプ、そしてそれらが活躍する旅。
何とも良い取り合わせだと思う。

いつまでも夢を持ち続け、一つでも多く叶えて行きたいね。