ランクル70 フロントドア レギュレーター周辺部品交換 実戦編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
レギュレーターの交換が主ですが、その為にはクルクルハンドル・ドアハンドル・ドアグリップ、そしてトリムを外す必要が有り。
2
特に今回は以前から予定していたキーシリンダーのパッドを、やっと交換。
経年劣化でボロボロとなりいつしか無くなってしまった樹脂部品。
まるで我が身を見るような?
3
レギュレーターハンドルは修理解説書に有る様に、RVパークから聞いたようにウェスでスナップリングを引っ掛けて外すのですが今まで成功した試しが無く、今回やっと成功に近かった。
何故なんだろうか。
今まではマイナスドライバーで押し出して、ロック式のピンセット(鉗子)で掴み落下防止に努めていた。
4
経年劣化で今回の為にボロボロになったエスカッションプレート。
レギュレーターハンドルとドアトリムの間に有る物。
5
ドアグリップはかなり固く締まっているので、少々ゴツメのプラスドライバーで取り外す。
思いっ切り押し付けてドライバーを回す。
場合によって四角断面なら小型のモンキーやプライヤーを使う。
6
ドアハンドルはプラスネジで固定されているので取り外し、ドア後ろ側から前に向かって押し動かして複数の勘合を一度に外す。
トリムを外す時に落下防止でこのままに。
7
剥き出しになった状態。
幌なのでガラスフレームを外す為に、フルオープンにするのと同じ手段を講じて、新車以来のガラス枠外しであった。
この時のガラスランは引き抜くだけ&差し込むだけ、左右共通。
8
ガラス枠のクリップを外し、ガラスランを抜き取って入れ替え。
クリップには位置が決められているので注意、旧品位置に計るかマーキング。
トリムはそのまま移動。
実はガラスからチャンネルを外すのにとても苦労。
9
ガラスとチャンネルの間にゴムのフィーラーが有り、よくある脱落の原因が此処。
初代サーフの時に経験したが70は起きなかった。
その分外れてはくれない。
ショックレスハンマーと叩き用マイナスドライバーと潤滑のパーツクリーナーで暫く悪戦苦闘。
今思えばチャンネルに鍔の広い側が有ってそこを叩けば良かったんだが・・・。
10
やっと分離した旧フィーラー。
カッチカチのゴムと化していた。
作業は大変だったがこれまでの事に感謝を。
あと。錆やら汚れやらが出るので何か用意するのをオススメ。
11
チャンネルには切り欠きが有る。
ガラスの取り付け位置に指定が有り、レギュレーターとの勘合の為のものなので注意。
ガラスにマーキングが良い。
端から15㎜と有るがすでに外したのは位置がずれていた。
多少なら修正がレギュレーター側で出来る、というか合わなかったので焦った。
12
チャンネルとフィーラーとガラスへの勘合に手間取る。
外れたトラブルでの作業では無いので。
初めて経験なので、色々と工夫してみたが・・・。
切り欠き部分からショックレスハンマーで叩き入れる事に。
方法を工夫して何回も行ったがフィーラーの隙間にガラスが入らない。
少しチャンネルを広げてからフィーラーを半分入れる。
ガラスに入れる段階でつい握ると、チャンネルにフィーラーが入ってしまう。
叩きながら勝手にフィーラーがチャンネルに入るのも苦労したが、そのまま進めるのが正しかったらしい。
叩き込むのもいろいろ工夫したがすぐにはうまくいかず・・・。
押さえながら。端から叩きつつ、フィーラーの状態を多少無視しながら・・・。
測定に使っていた定規を隙間に入れつつ・・・。
ブレーキクリーナーを吹き付けつつ・・・。
如何にか完遂に至る。
疲れた。
多めに噴霧するか潤滑性の高い物が良いと思うが、参考にしたユーチューブの様に外れやすくなると思った。
13
ドア後端のガラスランを丸ごと外してパーツクリーナーで洗浄。
ガラスランを嵌め元に固定。
このガラスラン、広がっている状態なので暫く考慮。
コの字に折り畳むとするすると挿入。
それを取り付け。
固定が二か所(幌)、交換にはランのみなので金属製品はそのまま再使用。
14
何処に固定されるかはこの画像でお判りいただけるだろう。
あんな所のあの部品がこんな事に使われているとは!
15
ドア前端のガラスランの固定部品を外そうとしたら予想外のトラブルで断念。
仕方ないので元に戻す。
後日部品は来たらボルトの頭をドリルで揉んで切り飛ばす事に。
ランの交換作業は苦労じゃないのに余計な作業に。
16
ガラスを外す時に車内側のストリップを抜ておく。
抜き方は三角の突起がドアのスリットに入っているだけなので、持ち上げつつマイナスドライバーで押し込む。
力は要らない・・・壊してしまったので注意。
取り付けにはちょっと強く押し込むと素直に入る。
17
レギュレーター自体の固定はマニュアルだとここの三ヶ所とガラスの調整も兼ねた固定部分の二か所、計五か所で落下するから留意。
取り付けも三か所を締めてから、調整部を仮止めし、ガラスを昇降して均等に上がれば本締め。
18
ガラスに固定したチャンネルのボルト穴が前だとこのサービスホールから。
最も低い位置に有る。
多少位置が合わないかもだけど、スライドするので合わせられる。
19
後ろ側のサービスホールは広く大きいので楽。
20
車内側のウェザーストリップ。
袋入りが新品で直接持っているのが旧品。
差し込みには位置を確認しながら押し込む、少し力が必要な場合も。
21
後ろ側には切り欠きが有り。
幌用かと。
22
サービスホールカバーがかなり違う。
品番が別に有るけど代替品でこれしか出ない。
マニュアルレギュレーターなんだけど、BJ時代のパワーウィンドゥスイッチのためのとか色々ある。
その割にドアハンドルの穴が無い・固定スクリューの穴が無い・ドアグリップの穴も無い・・・。
23
レギュレーターハンドルのスナップリング、単体で注文した方が色が汚い。
しかもレギュレーターハンドルの方にセットされてたし・・・。
この辺りは割愛。
作業終了まで、撮影しつつ昼無しで9時間、久し振りだった。
翌日はガラスの洗浄と撥水処置。
ドアの開け閉めで知る内側から重厚な判事を受ける。
ガラスの上下が少し重く、クルクルハンドルにガタ付き感が消えた。
24
前後するけど。
キーシリンダーのパッド入れるので作業。
ロックシリンダーのリテーナーを抜く。
プライヤーで引きつつバネ部分をマイナスドライバーで押し付ける、上を先に下を押し付ければ抜ける。
この時に引っ張る力を入れ過ぎて抜けた時にケガをしたので注意。
リンクを後で外す方が落下しない。
この後はパーツクリーナーで洗浄、スプレーグリスを吹きかける。
25
リンクを外すにはラジオペンチで。
樹脂部品の開口部側から、ラジオペンチの広げた角度を維持しながら、軽くひねってリンクを逃がす。
取り付け時もラジオペンチで広げてリンクを入れる。
あまり広げなくても大丈夫でラジオペンチとリンクの位置を工夫するとあっけなく出来る。
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