
直流(DC)信号は含まないんです。
そんなの当然!
という方も居るでしょうけど〜
えっ?! そうなの?
って方も居るのでは?
交流といっても、キレイな正弦波という
話しではありませんよ?
色々な周波数の波が複雑に絡み合う
そんな信号ですよ〜
だってHzを使うでしょ? オーディオって。
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多少、オーディオ製作を始めたり、音響記事とか読むと
家庭用の交流100Vを直流に変換します。
それはトランスだったり色々な技で。
だからオーディオ回路は直流ベースだし、
扱う信号もそうだと思いがちになりそうな?
割合、最近だとDCアンプという名称も出ます。
逆説的に言えばDCアンプ以外は
ACアンプ(つまり交流)な訳ですw
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一方、フィルターってわかりますかね〜
HPF(ハイパスフィルター)、
LPF(ローパスフィルター)、
BPF(バンドパスフィルター)とか。
スピーカーのネットワーク回路を多少かじると
出てきたりしますよね。
ツイーターはHPFを使い高音域のみの信号にするとか、
ウーファーはLPFを使って中低音域のみにするとか
その2つを組合せて真ん中の音のみを通すのが
BPF(バンドパスフィルター)です。
コレらをアナログ回路では、RLC回路で行います。
多少細かく書くと、抵抗・コイル(インダクタ)・コンデンサの回路です。
直列・並列で効果も異なったりしますが・・・
実は、意図してないのにその回路になってしまっているのが
「真空管アンプ」であろうと。
入力はカップリング・コンデンサで直流成分を無くします。
出力はトランス (一種のコイル/インダクタ)でスピーカーを駆動します。

↑ 図の右上のローパスフィルターと、左上のハイパスフィルターが組合され
いわゆるバンドパスフィルターとなり、
カマボコ型の出力特性になっている訳です。
最近あるDCアンプというのは、直流を増幅する意図では無く
この回路上のフィルターを極力無くそうという意味なのであろうと。
限りなく直流に近い低音も減衰無く増幅し、
出力のトランスもコンデンサも無くし
高音域も低音もシッカリと出力する。
それに途中にコンデンサ等が入ると、
音への影響をモロに受けるといいます。
だからアナログなオーディオマニアは
色々なコンデンサを使ってみたりして
自分の趣味にあうコンデンサに交換したりしますね〜w
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但し、DCアンプはDCドリフトというスピーカーに
悪影響(最悪破壊)を与えるその値を何らかの形で回避してですけど。
(残留ノイズ mVやuVて表されていると言えるかも?)
ま、そんなヨタ話しでしたw
Posted at 2020/03/29 09:09:17 | |
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