
温かく、美味しい応援食を頂き、皆から声援を受けつつ、2ステージへ向かいます。
サービスのすぐ隣がリグループエリア。
そこでTCインの時間を待ち、時間とともにSS5に向かいます。
と言っても、サービスのすぐ隣がSS5スタート。サービスの方もスタートの緊張感を味わえるわけですね。
もちろん、お宮スポール応援部隊の方たちもスタートを見に来ます。
今までで一番緊張するスタート(笑)
こんなところでエンストこいたら一生言われるかもしれません(汗
もちろん、テンロクNAですからCクラスみたいな派手なスタートは出来ないですが、精一杯のスタートを。
【SS5 - 5.44km】
そして始まった、SS5。もちろん、ここで3秒負けているAE86さんに少しでも報いたい訳で。
右足は少しでもアクセルを深く踏みたがります。
ですが、暫くして・・・・
「ん?」
ノートがズレはじめてる????
AE86さんのタイムに追いつき追い越したい、koi-dさん、そんな気持ちはワタシと同じ気持ちだったんでしょう。
読み上げが段々と先行していきます。これから曲がろうとするコーナーがまったく分からない・・・
「早いです!」
こんな言葉をkoi-dさんに掛けますが、読み上げがすぐ先行してしまいます。
そして、3回目ぐらいそんな言葉を発しましたが・・・やはり先行してノートが合いません。
ノートが段々と信じられず右足もベタ踏みでなくなっていきます・・・
完全に日没なので、有視界では互角には戦えません。
ワタシも焦っていたのでしょう。
「全然違う・・・」
とkoi-dさんに頼み込むように声をかけます。
が!
ここでkoi-dさんテンパってしまったのかもしれません。
コドラ沈黙。
・
・
・
・
完全に有視界に移行。あー。
しばらくして、またkoi-dさんに頼み込むように
「
分からん、
分からん!」
この言葉に応えるかのように、koi-dさんのナビ復帰!よっしゃ!
、と
思いきや、しばらくしてまたナビ先行。
らくたろう、もう半泣き。
「全然先いってます TT」
また頼み込む言葉。
ここからはもう、koi-dさんが読み上げたコーナーを通過する際に、「ここが4Rクローズ!」
とか、ワタシが確認をこめた補正をいれながら2人3脚。
そしてゴール。。。AE86さんとかなりの差が出たことは容易にうかがえます。
そしてSS6までのリエゾン(移動区間)。
もっと踏みたかったワタシ。。もっと踏みたかった・・・そんな悔しい気持ちがMAXになったのでしょう。
koi-dさんに、思わず・・・・
「全然ダメッス。」
「あれじゃ踏めねーっす。」
と訴える自分。
ほんと、らくたろうがヒドイ人に思えますね Orz
ワタシなんかよりkoi-dさんの方がよっぽど悔しかったに違いありませんから。
しばらくのおもーい沈黙。
あ・・・・しまった・・・・。
(やヴぁい!このままではお通夜モードにナッテシマウ!)
自分でひどいこと言っておきながらなんとか雰囲気を変えたいらくたろう。何か声を掛けなきゃ!
と思い、思いついた言葉。
「こっからはアゲ↑アゲ!で行きましょうぜぃ!」
相変わらずこういうシチュエーションで気が利いた言葉が出ない自分。
(普段、こっぱずかしいのでアゲアゲなんて絶対口に出来ない性格なのに頑張りましたヨ。)
・・・・またながーい沈黙のあと、口を開いたkoi-dさんからは
「大丈夫です。ボクは叱られて頑張るタイプですから。」
がーん!!!
やっちまったーーー!!
全然大丈夫じゃねぇ!!
というか、ほめて伸びるタイプじゃなかったんだっけ?
もう何も掛ける言葉が無くなりました。
(まぁ、あんな言葉で元気がでるような人いたら見てみたいですけどね、はっはっは。)
あとはもう沈黙。
インカムを通じて、ナにやらkoi-dさんがブツブツ言ってるのが聞こえます。
恐らく、一生懸命何か復習してたのかもしれません。
ただ、ハッキリ言えるのは、この時の空気は決して重いものではなく、お互い次こそは!
という同じ決意の空気というか沈黙だったのは確かです。
以前だったら絶対お通夜になってたのに、今回は明らかに違いました。
【SS6 -7.63km】
そして。今回のキモ。SS6。なぜなら今回のラリーでもっとも長いSS。
このSS6、SS7の区間とさっきのSS5を組み合わせたSSなんです。
最初にSS7の区間を走り、途中でジャンクションを直角に左折しSS5区間に突入します。
SS7区間は完全な1.5車線ぐらいのヒルクライム、さっきのSS5区間は1車線のくねくね林道。
性格の違う区間を一度に走るので面白いコースですね。
でで。
さっきの区間を走るわけですから、2人とも今度こそは!と意気込みます。
そしてスタート。
前半のSS7区間はノートもほぼ合っていて無難に走り、ついにジャンクションを90度左折して
SS5区間へ。
いざ!!!
・
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・
・
まぁ、結果から言えば、やっぱり読み上げタイミングは合いませんでした。
途中から、もう我慢できず、ワタシが2個先ぐらいのコーナを読んで、koi-dさんがそのタイミングとノートを確認する「本番でレッキ練習」みたいなことに。
こんなこと本番でやったらコドラに対して失礼ですが、どうしても原因を探りたかったのです。
ですが、これのおかげで、なぜkoi-dさんがこのSSだけ先行して読んでしまうのか、原因が分かったのです。これは貴重な経験でした。これは次回までに克服するべき課題ですね。
まぁ、こんなことやってる状況ですからAE86さんとの勝負は・・・ですね。
そしてゴール。
SS7に向かうリエゾン。
「本番でレッキ練習まがい」状態で得た分析結果をあーだこーだ話し合う、前向きな車内。
これも今回が初めてのいい感じの雰囲気ですね。
そして、
「泣いても笑っても次が最後。最後ぐらいはビシっと決めようぜぃ!」
と一致団結!!
【SS7 -2.18km】
これは先ほどSS6の前半区間のみのヒルクライムでもあります。
サービス会場がスキー場の施設で、麓のスキー場入り口からその施設までの道路を閉鎖しての
ヒルクライム。
そしてSS7スタート!
このSSでは凸凹コンビの打線爆発!(謎)
koi-dさんの読み上げタイミングもバッチリ!
ドライビングもかなりノレてます!
右足は床まで踏みっぱなしです!
行っけーーーー!青べこ!!
ゴールラインはなんとサービスのまん前の道路。
全開でフィニッシュ!
そして、無事完走!
サービスのみんなー戻ってきたよー!!
しかも全開で戻ってきたよー!!
(結構貴重じゃないかなァ、全開でサービスに戻ってくるって(笑))
タイムは、なんとAE86さんより3.9秒勝ち!!
ここだけはアルトワークスの方にも勝てました!
(軽ターボはヒルクライムめっちゃ速いんですよ!!というか、このアルトワークスの方すごいんですよ!)
やった!最後はなんとか超えられた!!
色々ありましたが・・・最後はやりきりました。
結果は、4位。
やはり、SS5が致命的でした。
もちろん、koi-dさんのロストだけが原因だけではありません。
ドライバーにも、その状況で出来る限りの走りができるような柔軟性も必要ですし。
車載を今見直して、もっとココ踏めたじゃん、という場所もチラホラあるんです。
そんな場所をノートを信じてしょっぱなから全開でいけるようにならないと。
今回の目標どおり、来シーズンにつながるようなラリーは行えました。
そして、何より、サービスで支えてくれた、むしぱんさん、さかさん、NEKOさん、ま@とりさん、そして、さりげなく現れてさりげなく去っていった、t.murさん。
みなさんのおかげで思いっきり楽しめました!
ラリーの中でこれだけ喜怒哀楽できるのは思いっきり楽しめた証拠だと思います。
悔しいのはもっといいタイムを出したいから。
もっともっと速く走りたい。そればかり考えています。
もっと色んな道を走りたい。
来シーズンこそはよい成績が出せるよう、がんばりまっす。
上を狙えないわけじゃない、まだまだ頑張れば、106でも、ウチラにも可能性はある。
それを実感できたのは収穫です。
昨年SuGiさんが、Saxoで入賞されていますが、ワタシにとっては、それはあくまでも物理的に可能である、という事実であり、やっぱり「自分たちが」が上を狙えるかも?という「実感」が欲しかったんです。
koi-dさん、厳しい言葉ばかりでごめんなさい。自分も頑張りますんで来シーズンも
また走ろうぜぃ!
やっぱラリーはやめられないっす!