
4駆ギア修理中のもぐもぐ
気になった構造・・・
まずは分解図。
ミッションオイルを止めているのは、302番のオイルシール。
だけどこのオイルシール、シャフトではなく、コンパニオンフランジのスプライン外側に掛かってる。赤矢印の部分。
スプラインは圧入ではないので、これだとフランジと軸の間からオイルが漏れてしまう。
で、以前紹介した“ヤフーブログのroutoru_g”さん。
この方もウニモグ411のレストアで同じ話題に触れています。
411の場合、コンパニオンフランジの間に紙パッキンが入っている様で、フランジボルトが緩むとオイルが漏れる。と言っています。
でも、うちのもぐもぐは、何も入っていませんでした(T_T)
しかもフランジが抜けていたので、302番のオイルシールも効いていなかった・・・
結果、ミッションオイルを抜いたときに、外見的にはそれほど漏れていないのに「なんかオイル少ねーなぁ」となった訳です。
当然、トルクチューブに溜まったオイルがジャバジャバ出て来ました(^_^;)
トルクチューブとホーシングの間にもオイルシールはあるのですが、上側がブリードパイプで繋がっているので、トルクチューブにある程度溜まればホーシングに入って、デフオイルが増える・・・となるわけです。
以前、アクスルシャフトのオイルシールから漏れたのに、フィーラーボルトを外したらデフオイルがあふれるほど入っていた・・・不思議に思っていましたが、これが原因でした。
ここからが疑問
ウニモグ406のコンパニオンフランジ
取り付けナットの外側が、Oリングの入る溝だと思うので、406の場合は紙パッキンではなく、Oリングではないかと思います。
分解図
これはリア側のトルクチューブだけど、263番がそれ。やっぱりOリング。
フロント側
何故かフロント側はOリング無し・・・なんで!?
うちのもぐもぐは、この部分が以前にもバラされているみたいなので、ロックワッシャー同様に付け忘れかと思っていたのですが、分解図にも載ってないとなると???です(>_<)
分解図の記載忘れなのか、フロント側だけOリングが入っていない理由があるのか・・・
Oリングが無ければ、オイルが漏れるのは間違いないので、わざと少量漏らして、トルクチューブ内を潤滑してる?って事は無いだろうし・・・
トルクチューブにドレンボルトが無ければオイルは溜まる一方で、ミッションオイルがデフオイルに混ざって良いことはないし・・・
そもそも、トルクチューブの構造は前後共通なので、フロント側のみ潤滑ってのは無いだろうし・・・
やっぱり分解図の記載忘れかなぁ?と思います。
なので、今回の組み付けはOリングを入れます。
ちなみに、シャフトにオイルシールを付けずに、フランジの外側でオイルを止めているのは、スプライン部分を潤滑して、摩耗を抑えたいからではないかと思います。
詳細は解りませんがね(^_^;)
相変わらず不明点の多い車ですが、色々な妄想ができて楽しい車です。
ミッションオイルが外見では漏れていないのに減っていく。
デフオイルがフィーラーボルトからあふれるほど増えている。
こんな症状が出たら、トルクチューブをバラして遊ぶチャンスだと思います。
でわでわ、また
Posted at 2018/02/07 19:44:40 | |
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