トー調整
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
前回のロアアームポールジョイントブーツ交換で、ボルト曲げて近所の板金屋さんで右のロアアーム新品にしてもらったのはいいのですが、以前にショックアブソーバーも新調したこともあり、トーが狂ったようで、直進時にステアリングがやや左に傾いてしまいました。
そのためトーを計測するための簡単な道具を作りました。ホームセンターでサッシの材料?みたいな三角コーナーを持つ70センチくらいのアルミの板です。これにたばこの箱をテープで端に貼り付けて完成。2つ必要です。
2
このアルミ板にはセンターや計測位置にマジックで同じ位置に印をつけています。ブロックで固定するのはメジャーで測る際にずれないようにするためです。テープでタイヤやアルミホイールに固定してもいいのですが、少し動くと正確な数値が出ないので、ブロックの方が正確なのと、一発で固定できるので、テープを何か所にも貼ったりはがしたりするより時間的にはるかに早いです。
3
もっと簡易な方法だと、タイヤの溝にメジャーの先をテープで固定して測る方法もあります。
メジャーの先をアルミ板にテープで固定し、反対側のタイヤはアルミ板を手で押さえながら測ります。タイヤの前と後ろをそれぞれ測り、前150.9センチ、後ろ149.3センチでしたので16ミリトーアウトです。
なおこのミラL275Sは前輪のトー調整しかできません。
4
ジャッキアップしてウマをかけタイヤを外します。車を買ってから12年以上一度も調整してないので、タイヤをつけたままでは、写真の矢印のタイロッドのナットは、まず緩みません。ラスペネを吹いてから道具を準備します。
5
必要なのは写真のクローフットレンチ(アマゾンで2840円)です。スパナやモンキーでも緩むかもしれませんが、タイロッドはそんなに丈夫ではないので、無理な力をかけると曲げたり破損させる場合があります。
クローフットは厚みもあって、メガネレンチみたいに使えるので、ナットの頭をなめたりすることはありません。確か14ミリのクローフットを使ったと思います。ラチェットにつけて使います。
6
モンキーでタイロットエンドを固定し、ラチェットにクローフットをつけ「うんうん」うなりながらナットを緩めますがビクともしません。このラチェットでも右側は簡単に緩みました。
7
小さなラチェットではどうにもならない左側は、写真のロングスピンナーハンドル(長さ50センチ)にクローフットをソケットアダプターを介して取り付け挑戦します。
このロングスピンナーハンドルは、モノタロウで1490円で購入しました。
角度も調整できるし、これがあれば大きめのラチェットとか必要なさそうです。これでナットが緩んだら、小さなラチェットで回せますから。不要な工具を結構買いましたが、これだけは出番が多いです。
8
ロングスピンナーはホイールハウス内には入り切らず、車体の下で好位置を見つけるのに、知恵の輪状態です。何度か挑戦して、好位置を見つけ、ようやく緩めることができました。
直進状態でステアリングがやや左に傾いてるのを考慮して、ややトーインになるよう調整して、タイヤを付けてジャッキを外します。もうスパナだけで緩めることができます。
そのへんをちょっと走っては、アルミ板で計測し、タイヤを右一杯に切って左のタイロッドを調整、今度は右に一杯切って左の調整を何度も繰り返します。
しかしステアリングはどんどん左に傾くばかり。最終的に左135度くらいまで傾きました。
仕方ないのでこの状態でトーイン1ミリで調整し、終了。
後日気づいたのですが、ステアが左に傾いてる場合は、タイヤを左に向くよう調整するのが正しいのですが、私は逆に調整していたのです。
ステアが直進状態で左に傾いてるんだから、タイヤが右に向くよう調整するんだと大きな勘違いをしてました。これだと直進状態でタイヤはまっすぐになろうとするので、ステアは更に左に傾きます。
後日、今度はタイヤを左に向くよう調整し、ほぼステアは中立の位置に戻りました。トーイン2ミリに調整し、直進安定性は凄く良くなりました。
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