2018年09月15日
よく話題になるマツダコネクトナビの安定性についてのメモ.
ネット上ではよく「不安定だ,それがマツダコネクト」のような体験談が掲載されています.
この手の情報をずっと見ていて思うのですが,まず,マツダコネクトのバージョンを明記していない情報はあまり価値がありません.
ソフトのバージョンとできればハード(車種と製造時期)を明確にして情報を蓄積すると有益と思われます.また,何を接続しているかも関係しているようだとのこと(ディーラー談).
2017年4月納車アテンザセダンでのトラブル(どれも約6ヶ月,6000km程度の走行)は,
・59.00.445 (納車時のもの)6ヶ月で
走行中に勝手に再起動1回
ルート案内音声が出なくなること数回
(この頃はBluetoothで携帯を繋ぐことも多かった)
・59.00.502 6ヶ月で
トラブルなし
なお,リリースノートによるとこの59.00.502で安定性にだいぶ手が入っています.そして,事実,安定しました.
・59.00.540 6ヶ月で
トラブルなし
(だったものの,1年経過して走行中に勝手にナビ(マツコネ本体は無事)が再起動したのを目撃しました.残念.それでも1年1万キロ程度で1回のみ)
ここ1年はUSB端子にiPod類を常時繋いでいます.最近数ヶ月は怖いもの見たさでUSBメモリ(CD数十枚程度)も繋いでいます.
トラブルを訴えれば故障修理の対応としてバージョンアップとなり保証期間中は無料,という考え方のようです.
まず,パックでメンテに入っていると定期的にディーラに行くためマツコネのアップデートを受けることができますが,そうでない人はディーラに行かない人もいるでしょう.こういう人はマツコネが古いままとなります.
また,安定した 59.00.502 以降だったと思いますが,操作制限解除の裏操作が不可能になったため,意図的にアップデートしないこともあるようです.
このため,アップデートを積極的に受けて最新状態で使う人にとって,バージョンを明記していない人たちのトラブル例は意味がありません.過去の話です.
ただ,,
色々見ていると,ハードの製造不良が多いようにも見受けられます.
EUでのサービスインフォメーション(ネット上のものですが)では,GPSレシーバの製造不良がアナウンスされていました.製造時の静電気でGPSレシーバICにダメージを受けたものがあるようです.
また,当初のマツダの資料によるとマツダコネクトのGPSアンテナはダッシュボード奥のセンタスピーカ位置にあるのが標準です.GPSの受信性能が悪い場合,まずはセンタスピーカ付近に何も置かない,近くの電子装置(ドラレコ,レーダー探知機)を外す,など試す必要があります.
そして,どうにもならなければ積極的に修理を受けるべきだと思います.
全くと言って良いほど,不安定性を感じずに使えている人が居るのは事実ですので,「マツダコネクトは不安定が普通」で諦めないように..
**マツダコネクト ナビの本当の課題は
・渋滞情報を利用した到着予定時刻計算がされていない(実はVICSだけではこうなるのが普通かと)
・VICS WIDEに対応していない(だから,渋滞情報を利用した所要時間計算ができない)
ETC2.0を付けると渋滞情報によるリルートを行いますが極めて限定的です
・ジャイロの初期学習が狂うことがある(車両初期状態へのリセットで再学習すれば解決しますが)
だと思います.
Posted at 2018/09/15 21:30:36 | |
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