以下の記述は2019年以前はそうでしたが,2019年以降には生じなくなっている気がします.(マツコネ のバージョンは点検時に上げてもらうことがあるので,はっきりしませんが,59.00.540ぐらい?から)
私の想像ですが,以下の問題点はどこかのバージョンから解消しているものと思われます.もう,私の車ではもう2年近く起きていないです.
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マツダコネクト ナビの問題点の一つは,ジャイロ情報を車体側から(姿勢安定化装置から?)得ているらしいこと,そして,起動直後はその情報を取りこぼすことだと思います.
まず,マツダコネクトの取扱説明書には,
「はじめて使用するときなどは、走行データが少ないために誤差が生じますが、GPS 衛星から の電波が良好に受信できる見通しのよい道(国道、主要地方道路、主要一般道路)をしばらく走行すると、自車位置マークが地図上を正確に進むようになりますので、次の方法により短時間で学習をさせることができます。
高層ビルなど、上空に障害物が無い(GPS が受信できる)道で、50km/h 以上のスピードで定速走行を行う。」
とあります.これはジャイロや車速パルスの学習を行っているものと考えられます.
私の経験では,この学習結果が数カ月で狂ってくるようです.狂っても,GPSの受信が良好な場所では大きな問題は生じませんが,GPSが受信できない自走立体駐車場内や地下駐車場内での移動や,そこから出た時に大胆に方向を間違ってくれます.
我慢できなくなった時,「工場出荷時の状態にリセット」を行えば再度学習が行われ,大抵,しばらく走行すると正確になります.(1回の走行,ではなく,まずは方向が正しくなり,何回かの走行で徐々に距離も正しくなる感じです.GPSが受信できない立体駐車場などで確認)
ただ,「お気に入り」への登録内容も含め,ほとんど全て設定がリセットされてしまいます.ドライバー名も燃費情報も消えます.i-DMのステージとパワーシートのメモリーは保たれている気がします.これはちょっと面倒です.
「ジャイロの学習をリセット」があれば良かったのですが.
推測ですが,学習が狂うのは,起動直後に動かすことを続けるためかと思っています.起動直後に動かすと,マツダコネクトが立ち上がっていないため,ジャイロからの情報に基づく位置追跡が狂います.この状態で走行を続けると,いずれGPSで補正されますが,どうも,これが何度も生じると学習結果に手を加えるようで,逆効果になることがあるようです.なお,これは私の推測です.
このトラブルを減らすためにCX-8以降は自車位置演算ユニットが追加されたのだろうと思います.マツダコネクトよりも早く立ち上がって狂いを防ぐ,という目的だと考えています.ただ,ネット上ではCX-8の方も自車位置精度が悪いと書いている人がいますので,学習の問題が直っていないのかもしれません.もう一つの可能性は,この自車位置演算ユニットがマツコネ本体とUSB接続された別体のものであることです.このため,地図とのマッチングが効果的に行えていない可能性があります.
なお,位置が狂っているときに「ナビ補正」をこまめに行うことを続けてみましたが,改善しませんでした.
後日追記
・ナビが立ち上がるまでできるだけ車を動かさない
・特にホテルなどの機械式駐車場では車が180度回転して出てくることが多い.この際は,出庫後直ぐに停車してナビ補正を行う
を守って1年間.高精度ではありませんが,ジャイロがほぼ使い続けられています.(1年間,「工場出荷時の状態にリセット」なし)
今日,グルグルと地下を回って駐車場から出たのですが,方向はほぼ合っていました.
Posted at 2018/10/14 16:53:43 | |
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