5VY YZF-R1 燃料ポンプリペア

ウチのR1、長い夏休み後、車検の事前点検の為にエンジンを掛けようとするも、セルは回るがエンジンがかからない。
症状1.セルは勢いよく回る
症状2.初爆が無い。
症状3.イグニッションオン時の燃料ポンプ作　　　　　動音がない。EXUP作動音は有り。
コネクターをテスターで通電、短絡点検すると、異常無し。
以上から、燃料ポンプ故障の可能性が高いと判断しました。

今回、純正新品、純正中古、新品リペアキットのうちどれにするか迷いましたが、1番費用対効果のバランスが良いリペアキットで対応することにしました。

まず、タンクを仮に外して燃料ポンプの品番を確認。
品番は5PW-13907-01。
これを基に部品を探して、、、

ヤフオクで探し出したコレを買うことに。
送料込み12000円。

タンクと燃料ポンプ間のOリングも忘れずに注文。

携行缶に燃料を移し、コネクターと燃料ホース類を外してタンクを外す。

燃料ポンプを引き出すにも、一部引っ掛かりがあって簡単に外れないので、マイナスドライバーなどで引っかかりを無理やりこじって外すコツが要ります。

外したら燃料ポンプを分解。
まーケースを分解するのに硬くて苦労しました。ある程度力ずくでやっても割れませんでした。ケースを開けるとタンク内の錆がペースト状にこびりついてたので全てパーツクリーナーでクリーニングします。

リペアパーツを組込み、、、

完成。
しかしプレッシャーレギュレーターが余ったのですが、取り付ける場所が無かったのでほったらかすことに、、、

一旦組み上げて始動テストをするも、燃料ポンプ作動音はするもののエンジンはかからない。

ここで頭を悩ませる事に、、、

とりあえず、タンク内の水や錆が気になったので、インジェクターを疑い噴霧テスト。
エアクリーナーを外してインジェクターを取り出す。

イグニッションスイッチを押してもほとんど燃料が出てこない、、、なんで？？
ポンプは間違いなく組み上げたのに、、、

インジェクターもキレイなのに燃圧がかかってないので結局ポンプを外し再分解する事に、、、

何度分解してもおかしいところは見当たらず、途方にくれて新、旧ケースを隅々までくまなく比較すると、、、
ついに原因を発見。

新ケースには穴の空いてちゃダメな場所にに空洞が、、、ここで初めてプレッシャーレギュレータの使い道を理解する。
この空洞があるが為に燃圧が掛からなかったのかと、、、
しかしプレッシャーレギュレータを取り付けても固定カバーが無い、、、

もう仕方ないのでケースは全て旧ポンプの物を再使用する事に。
分解時壊さないで良かった、、、汗

流石に、もーーー完璧だろうと組み上げて
始動テスト。バッチリエンジンかかりました。

しかしさすが社外品、めちゃくちゃ想定外の罠にハマりました、、、
エンジン掛からなかった時、めちゃくちゃ安物買いの銭失いって言葉があたまを駆け巡りました笑