ケン・マイルズという男。

カミさんは興味ないだろうから、と平日朝から
一人で映画です。

「フォードvsフェラーリ」

もう説明の必要もない'65～'66年のルマン24時間耐久レースを
舞台にフェラーリに挑んだ男たちの物語ですな。
2人の主人公キャロル・シェルビーをマット・デイモン、
ケン・マイルズをクリスチャン・ベールがいい感じで演じてます。


物語は、経営不振のフェラーリを大フォードが買収しようと近づくのだけど、
御大エンツォに「ミシガンへ帰って醜いクルマを作ってろ！」と袖にされ、
フェラーリに負けないスポーツカーイメージを築くためには
「ルマンで勝つしかない！」となるわけですな。

キャロル・シェルビーは勿論知ってるけど、実はoyadi、もう一人の主人公ケン・マイルズって知らなかったんですよ。

※左からキャロル・シェルビー、ブルース・マクラーレン、ケン・マイルズ。

この映画ではそこんところ（なぜケン・マイルズはあまり知られてないのか）が
描かれてるんですね。

ただ、あの名車『フォードGT40』が生まれた経緯があまり描かれてないのが残念。
ローラと共同開発したクルマが「今、イギリスから届いた。」の一言でパッと現れたのには
正直、「アレ？」ってなりましたね（笑）


それでも当時のカッコいいマシン、GT40や330P3（P4だと思ってたけど、'66年に走ってたのはP3だそう）、
ポルシェ906やコブラ427が（当然、いずれもレプリカ）ガンガン走る姿がふんだんに楽しめるし、
限りなくドキュメンタリーに近いレースドラマとしても面白かったです。