パジェロEvo廃車の危機からよみがえりましたf(^_^;)
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話は2ヶ月半前に遡ります。
4月に入ってすぐ車齢18年のパジェロEvoをディーラー車検に出しました。
4日目にディーラーから連絡が来て
担当メカ:「リア左サスのコイルスプリングが折れています、原因は錆びですね」
「スプリングはデッドストックなので、今中古パーツを漁ってるところです」
私:「希少車ですよ見つかりますかね、無い場合は?」
担当メカ:「車検は取れなくなります」
私:「廃車って事ですか?」
担当メカ:「すいませんが、そういう事になります」
は、は、廃車!?
ワタクシ、事の重大さに青くなりましたよ。
結論から言うと、その後ディーラーでは一週間かけて中古パーツを探してくれたのですが、残念ながら見つかりませんでした。
担当曰く「こちらではお力になれません、オーナーさんで替わりのスプリング見つけて下さい」
と、あっさりとサジを投げられてしまいました…。
青天の霹靂です、ワタクシ本気になって、ネットで自動車のスプリングを製作しているメーカーを探しました。
そして見つけた五社にスプリングの製作をお願いするEメールを送ったのです。
すると1社から「製作OKです」の返事が来ました。
やってみるもんですね、この回答は本当に嬉しかったですね~
ホント助かりましたよ、まさに地獄に仏とはこの事。
しかし、まだまだクリアしなければならない問題が待ち受けていたのでした。
~続く
2
↑冬タイヤで入庫したので、今ごろ夏タイヤに交換です。
マルチリンクサスペンション、EvoがEvoである最大の証。
~続き
そのクリアすべき問題とは?
・破損したスプリングの現物を送る事
・合わせてスプリングのデータを提供する事
スプリングの材質等の細かいデータは、メーカーにとってシークレットな部分です、まず無理でしょう。
この結果を担当メカさんに伝えたところ
担当:「よく作ってくれるメーカーを見つけましたね、分かりました、後は私が製作メーカーと直接やり取りします」
との返事、何さっ、見捨てておきながら<(`^´)>
ここまでお膳立てしたのは誰よ!と心の中で叫びつつ、以後の作業は素直に担当メカさんにお願いしました。
気になる納期とスプリング1本のお値段ですが、制作にかかる予定日数は1ヶ月半(実際は2ヶ月以上掛かった)、価格は純正スプリングの3本分との事でした。
仕方ないですね、値段には代えられません、作ってくれるだけで御の字です。
という訳で6月15日、長期入院中のパジェロEvoが全快完治して、私の手元に戻って来たのです。
エンジン音は静かになり、走りも以前に増して軽快、文句無しの仕上がりにホッと一安心したのもつかの間、恐ろしいのは請求書の金額。
今回の車検のメニューは、このスプリング交換の他に、2度目のタイミングベルトの交換(ウォーターポンプ等の付随パーツの交換含む)です。
あとプラグ、ヘッドOリング等々
これにキャンピングトレーラーの車検費用がプラスされます。
請求額が幾らになるのか、ドキドキが絶えないEvo君なのでした(今日の時点で請求額は未だ不明)。
トレーラー牽引という使命を担ったパジェロEvo、簡単に死なせる訳にいきません。
現在愛車の積算計は19万km、こうなったら殿堂入りを目指して大切に乗り続けるつもりです。
※画像は特注で制作してもらったスプリング。
新しいスプリングを組み付けして、左右の沈み込みが以前と同じになってるか、右後輪のタイヤとフェンダークリアランスを計測しておいたのですが、両輪ともピッタリ同じ数値だったのは驚きました。
当然の事と思うかもしれませんが
初期荷重で縮む長さ、焼き入れで変化するスプリングレート&リーチ、経年劣化等、それらを計算に入れて純正品と同じスプリングを作る技は大したものです、あっぱれ。
匠の技に敬意を表したい気持ちで一杯です。
おしまい
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