目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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2024年3月17日。
写真は、1987年に購入した16cmコアキシャル2WAYスピーカーのJBL T420 (RMS:40W, PEAK:75W)で、当時の価格は4.8万円。(貧乏サラリーマンだったのでかなり奮発)
117クーペ3号から4号にかけて搭載していました。
フレームはヘアライン加工が施されたアルミダイキャスト製...そりゃ高いはずだ(笑)
37年前のこのスピーカー、ミッドウーファーのエッジがボロボロで最早まともに使用できる状態ではありません。
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自分はあくまでも素人ですし、修復できる作業は限られていますが、嫁からデミオのスピーカー交換については予算が下りなかったので(ToT)、このスピーカーを修復して交換できないか、トライしてみようという思いに至りました。
まず、サランネットを外し、ツイーターのマウントを外します。
このマウントは7/64インチのキャップボルトで固定されていて、材質はミッドウーファーのフレームと同じくヘアライン加工入りのアルミダイキャスト製です。
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次にボロボロのエッジを取り去りました。道具など使わずとも指でホジるだけでパラパラと崩れ去っていきます^^;
剥離したコーン紙も気になります。
ただ剥離したのは、コーン紙というよりも、防水性能を高めるために表面に施されていたポリマーコーティングが、経年劣化で剥がれてきたものと思われます。
取り除いたらエアダスターで残りカスを吹き飛ばします。
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剥離したコーティング層を弾性接着剤で再び接着することにしました。
(いずれにしてもこの上からまたコーティング剤を塗るんですけどね)
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先に霧吹きで一旦湿らせて、少し柔らかくなった患部にダイソーのステンシル用の筆を使って弾性接着剤を塗ります。
馬毛を使っても良いと思うのですが、毛質が硬い豚毛のステンシル用の方が剥離したコーティング層とコーン紙との隙間に差し込む様に塗れるので、自分はこっちを選びました。
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フレーム側のスピーカーエッジ接着面に残った古いエッジのカスや糊をスクレーパーで削り取ります。
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続いてコーン紙にコーティング剤を塗布します。
使用したのは、お隣の石狩市にあるファンテックというスピーカー修理&部品販売の会社から購入したポリマーコーティング剤で、60ml入が1,760円(塗布用の筆が付属)
黒とクリアがあるのですが、今回の場合、コーン紙のコーティングが剥がれていたため、修復痕を目立たなくする目的で黒をチョイスしました。
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付属の筆で塗布します。
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これは交換用のラバーエッジ。
amazonにて中華製(uxcell)のラバーエッジを購入。2枚入で1,020円。サイズは外から内に向かって130mm、117mm、97mm、85mm。
ウーファーエッジもファンテックから購入しようと思ったのですが、2枚で3,800円ほどとちょっとお高い....
今回、予算がゼロのため、吟味する間もなく価格優先となりました(笑)
なお、T420は元々裏張りなのですが、今回はエッジ付近の修復痕を隠す意味で、表張りに変更することにしました。
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弾性接着剤(スーパーXゴールド)をダイソーの筆で塗って「サイズの合う丸い物」を載せて放置します。
内側で使ったのは、セリアのキャニスターと重し用にペンキの缶(内容物あり)^^;
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外側に使ったのは、コストコのバイタルプロテインコラーゲンペプチドっていう粉の容器の蓋(笑
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3月23日。
コーン紙の表面は決して褒められた仕上がりではないですが(笑)、サランネットの上からはほぼ分からないと思われるので、このくらいで勘弁して下さい^^;
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写真ではわかりにくいですが、フレームのヘアライン部分が結構汚れているため、クリーニングしてみます。
が、初めに試したピカールでは余り落ちず、激落ち君(メラミン)も限界がありました。
結局、#120のサンドペーパーで同一方向に擦ることで汚れを削り落とし、新たにヘアラインを生成するやり方で、まずまずの結果を得ました(笑)
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最後に、書斎にあるカセットデッキから音を出してチェック。
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