ブレーキフルード交換【車検前整備】

来週の日曜日に車検預けなので、ブレーキフルードを交換しておきました。
【交換時ODOメーター：170,308km】
前回交換は2年4ヶ月程前のブレーキマスター交換時に実施。

下準備から。
リヤはそのままでもバンパー下からブリーダープラグにアクセス可能なので、フロントのみスロープ→ジャッキアップしてリジットラックに載せ、前タイヤを外しておきます。

諸説ありますが、ジャッキアップ後にサイドブレーキは解除しておきました。

今回のフルード交換に使った道具です。
右から、
・スプレーボトル
塗装面に付着したフルードを水で洗い落とす用です。
・ブレーキオイルブリーダー（自動給油機）
・ブレーキフルード(KYK(古河薬品工業)BF-4グレード)
・廃油入れ＋スポイド
・ワンウェイバルブ付ブレーキブリーダーホース
・8mm/10mmフレアナットレンチ(作業時はメガネレンチを使用)
・雑巾

リザーバタンクの周辺を雑巾(ウエス)で養生してから、古いフルードをスポイドで吸い取ります。

フィルターは吸い取りの邪魔なので、液面が下がったらタンクから抜き取って更にスポイドで吸い取っておきます。
抜き過ぎは禁物なので、ざっくり吸い取ったらオッケーです。

自動給油器に新しいフルードを入れて、リザーバにセット。
フルード交換中にリザーバ内のフルードを切らしてしまうと、マスターシリンダ内(最悪はABS回路内)にエア噛みして面倒なことになるので、1人作業には重宝するツールです。

コックをひねると給油が始まり、リザーバ内の液面が上がってくると自動で給油が止まります。

今までペットボトルを加工して代用していましたが、今回新調しました(笑)
しかし安物だからなのか、リザーバの給油口にねじ止めして倒れないように設置するタイプが一般的だと思いますが、コイツは挿し込むだけなので転倒の恐れあり(汗)

フルードの交換作業にかかります。

順番はマスターシリンダから遠い車輪からと言われていますが、特に気にする必要はないと思います。

何となくリア右側から作業開始。

ブリーダープラグには黒いキャップが嵌っている(写真なし)ので、予め外しておきます。

ブリーダープラグに8mmメガネレンチをかけてからブリーダーホース先端をしっかり差し込んで装着したら、ブリーダープラグを少し緩めます。
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2847523/car/2458890/10712215/parts.aspx

緩め過ぎるとフルードがだだ漏れになったり、エアが流入してしまうので、緩め過ぎは禁物。45°も緩めないくらいで大丈夫だと思います。

今回は1人作業なのでブレーキペダルを踏みに運転席へ。

ブレーキペダルを2、3回ゆっくり踏見込んで戻します。ペダルが軽く奥まで踏み込めるようならプラグの開き過ぎ。
ここで一旦ブリーダーホースの様子を見に戻ります。

なんとワンウェイバルブの作動圧が高過ぎるのか、ブリーダーホース先端の黒いキャップとホースとの接続部位からお漏らし発生(泣)
すぐに水スプレーを吹きかけて事なきを得ました。

黒いキャップは取り外して直接ホースを差し込んでクリップ止め(写真下)しての再チャレンジ。
念のため、またブレーキペダルを2回程踏み込んだら様子を見に戻ります。
今度は大丈夫でした(^^)

今度は5回ペダルを踏んでから様子見に戻ります。まだ汚れたオイルっぽいので、更に5回ペダルを踏んで様子見に。
ワンウェイバルブより車両側のホース内に気泡がなく透明な新しいフルードで満たされていれば交換完了。
ブリーダープラグを締めます。本来トルク管理が必要ですが、普通に締めつける程度でオッケーです。締め過ぎると逆にプラグを破損させてしまうので注意。

ブレーキペダルを踏んでいる最中の写真ですが、運転席から自動給油器の液面がよく見えるので安心ですね。

ペダルを踏んで戻す度に、ボコボコボコと給油されている様子がわかります。

リア左側、フロント左、右と同じ作業を繰り返していくだけです。
※フロントのブリーダープラグは10mmメガネレンチ

写真は交換完了時のもので、
順番は、
リア右、左
フロント右、左

作業が終わってフロントタイヤを装着したら、念のためブレーキペダルを10〜20回踏み込んで、リザーバのフルード量を調整してブリーダープラグからフルード漏れがないか点検。
いざ試走へ。

1人作業なので交換時にエア噛みがあったか確認はできませんでしたが、ブレーキタッチにカッチリ感が戻った感じがします^ ^
新品オイルの効果もあるのかな。