我が家のロードスター・スタイルについてお話し致します。
【我が家の「ロードスター・スタイル」とは何か?】
それはロードスターを通して「嫁さん(以下 ロードスターさーさん)に日頃の感謝を込めてプレゼント」、「走りの楽しさを共有する」、「車両整備教習」、「走りの教習」、「家族ツーリング」、「ロードスター車両研究」等々、家族の絆を深めるためにロードスターがあることを、私はロードスター・スタイルと呼んでいます。
今回 そんな我が家のロードスター・スタイルをご紹介させて頂きます。
【ロードスターとの出会い】
3代目 NC型 ロードスターの『マツダレンタカー割引キャンペーン』で乗ったクルマが初めてのロードスターとの出会いでした。
そして日頃、私に尽くしてくれるロードスターさーさんのために、以前から何かプレゼントしようと思い、オープンカーであるロードスターのレンタカーを借りました。
ドライブデートもお昼ご飯を食べ、私が眠気を装い ロードスターさーさんにドライバーチェンジし、ロードスターをオープンにしてドライブする。
走るなり「これイイねぇ」と言うことで、近くの筑波山ドライブをしました。
そしてこのロードスターを返却する時には「これ欲しい」と言うことで、購入を決定しました。
【我が家のロードスター1号機誕生】
◾️1号車、NCECシリーズ1 RS(RHT) 色:カッパーレッドマイカ(リトラクタブルハードトップ仕様)
【ロードスターの仲間と出会う日々】
納車後、ロードスターさーさんは毎週の休みには決まって筑波山に走りに行く日々。
山にはロードスター乗りの方も多く、女性ドライバーと言うこともあり、仲間の和が出来ました。
【ロードスターさーさんからサーキットを走りたいと言われて…】
ロードスターさーさんが峠の仲間から「サーキットを走りませんか?」と言われ、走ってみたいとの事。
あわてて15万円のボロードスター(NA6CE)を購入しサーキットデビューを果たしました。
◾️2号車、NA6CEシリーズ中期型 色:クラシックレッド
(さすがに新車でサーキットは嫌ですからねぇ~。)
【昔、走り屋の真似事をしていた私の心に火がついた日々】
15万円で購入した このボロードスターをいかにノーマルの状態で、またお金をかけずに速く、楽しく走らせられるか?を追究したくなり、没頭する日々。
足回りのアライメントやエンジンレスポンス向上に力を注ぐ毎日。
そのテスト走行&セッティングをするうちにだんだん速くなり、いつしか峠の仲間から「筑波の赤い彗星」と呼ばれるようになりました。
この頃、我が家の長男、次男、三男は一緒にボロードスター号の助手席に座る機会が増えて来ました。
またロードスターさーさんから私に「今度、サーキットを一緒に走りましょう」と購入したロードスターが。
◾️3号車、NA8Cシリーズ1 色:シャストホワイト
しかし2号車「筑波の赤い彗星」号とこの3号車は購入後すぐに事故により大破
あえなく、我が家のロードスターは1号車 1台となりました。
【筑波の赤い彗星、撃墜からの復活劇】
筑波の赤い彗星号ほか1台(計2台)のロードスターを事故で全損になり、少し走りの火も消えかかりかけたその時に、ロードスターさーさんから「またロードスターを買えばいいじゃん」の一言。
毎週、ロードスターさーさんと私でロードスター探しの日々。
これも良い、あれも良いと3台のNA型ロードスターを購入しました。
(内訳)
◾️4号車、NA8Cシリーズ2 色:クラシックレッド
◾️5号車、NA8Cシリーズ1 色:ラグナブルー
◾️6号車、NA8Cシリーズ2 色:シャストホワイト
【我が家のロードスター・スタイル計画再始動】
これだけのロードスターが増えたなら、子供たちにも練習機(車)として貸し出すようになりました。
これが家族チーム「チームあさひ」の誕生でした。 (あさひは家族の名前の頭文字をとって命名)
その練習ステージは「峠道を走る」と言うことで、チームの目的は「峠を安全に速く走るためにどうすればよいか?」をメインテーマに教習をして参りました。
はじめは「ブレーキを踏む勇気」の座学から始まり、コーナーでのライン取り、ブレーキングから旋回への荷重変化、積極的に荷重変化を作る方法など、多岐にわたる走り方をレクチャーし家族みんなで一緒に走りました。
いつしか峠で「仲の良いロードスター乗り家族」と親しまれるようになりました。
また走らない日には、車両整備のやり方や車両の仕組みについてレクチャーし、子供たちもクルマ全般やまた、ロードスターが好きになって行きました。 (我が家の男の子達 長男は販売 次男は製造 三男は整備とマツダに就職した経験を持っています。)
【私のサブテーマである追究を満たすロードスター】
この頃になると、ロードスターについてだいぶ知識も付いて来ました。
そこで次の企画はNA、NB、NC型の三世代のロードスターを所有しテストして見たいと思いました。
そこで購入したロードスターが
◾️7号車、NB8Cシリーズ2 RS-Ⅱ 色:クラシックレッド
◾️8号車、NCECシリーズ1 RS 色:トゥルーレッド
◾️9号車、NCECシリーズ3 RS 色:クリスタルホワイトパールマイカ(長男専用)
◾️10号車、NCECシリーズ1 RS 色:マーブルホワイト(次男専用)
◾️11号車、NCECシリーズ1 「3rdジェネレーション」色:ベロシティーレッドマイカ(三男専用)
今ではライトウェイトスポーツカーをもっと研究するためのロードスターと「ロータス エキシージS(三男専用車)」を購入してテストしています。
その後、長男のサーキットを走りたいと言うことで
◾️12号車、NCECシリーズ3 NR-A 色:クリスタルホワイトパールマイカ(長男専用)
◾️13号車、ND5C RF RS 色:ソウルレッドプレミアムメタリック
【我が家のロードスターに対する思い】
ロードスターが走りに対してとてもピュアで、操る楽しさを教えてくれた。
27年間、どのロードスターも人馬一体感は健在で走る喜びを乗り手に与えてくれる。
環境問題や安全基準の劇的変化に、各モデルが試行錯誤しながらも人馬一体感を守ろうと努力を惜しまないロードスター開発者たちの精神がふつふつと伝わってくる。
四世代のロードスターが一番に変わったところは快適性の向上だと思います。
これらのことを踏まえ、開発者の苦悩を知るとで、なおさら愛着が持てた気がします。
【ロードスター計画、究極の夢に向かう】
目下 私の密かな夢はロードスターや昔のライトウェイトスポーツカー、近代のライトウェイトスポーツカーをコレクションして喫茶店&整備工場を開きたい。
小さな「ライトウェイトスポーツカーミュージアム」 を作りたい。
BBQ大会や車両発表会、定例ツーリングなどのイベントなどを開催し、ライトウェイトスポーツカー、そしてロードスターの魅力の一部をご紹介出来たらと思います。
ライトウェイトスポーツカーを愛する人達の社交場として活用して頂きたいなぁ~と言うのが目下の私の夢でもあります。
【最後にロードスターに対する思い】
マツダロードスターとは特別なスポーツカー用のエンジンに特化しない乗用車のエンジンをライトチュンしたクルマです。(結果 とても扱い易いエンジンです。)
またロードスターのデザインはけしてかっこよいとは言えません。 (結果 このクルマに乗ると人馬一体の虜になり デザインさえ愛着に変わってくる。愛おしくなる。)
しかし、乗って操縦すると、操る楽しさが伝わってくるクルマ。 (結果 人馬一体の精神に魅了させて頂ける。)
操る感覚が手足の少し先に大地を感じながら走れる。(結果 純粋に操る楽しさをクルマと会話が出来る。)
加速、減速に対する走りの句読点的な役割を果たす「カシカシ感」のあるシフトフィール。 (結果 ロードスターを構成するメカニカルな有効性を感じられる。)
爽快なオープン エアー モータリングを感じながら大自然や都会の幻想の中を風になれる。 (結果 日常から非日常(休日)のオアシス的句読点が味わえた。)
操る楽しさ、爽快さが、いつしか自分をしあわせにしてくれるクルマ。
そんな不器用なクルマ マツダロードスターが「いとおしい」存在に見えてくる。
そこには愛着という絆が芽生え、いつしか かけがえのない存在に…。
これが私の「人馬一体」感
この人馬一体感を与えてくれるクルマがマツダ・ロードスター(ユーノス・ロードスター)です。
最後に、ロードスターを開発し27年間 進化させ、作り続けて頂いたマツダさんに感謝するとともに、ロードスターファンの皆様には、こんな私たち家族を末永く、宜しくお願い致します。