2012年10月30日
僕が幼少の頃は、家族でゲームを楽しむ家庭でした。
トランプ、花札、オセロ、人生ゲーム、社長ゲーム・・・
それらは、確実に僕の思考能力を養ってくれたのです。
だから、娘にもいろいろなゲームで遊ばせてきたわけです。
その結果、コイコイ、はちはち、果てはひよこみたいな複雑怪奇なルールの花札で、大人と渡り合うような幼稚園児ができあがったのです。
ひよこなんざ、異様に複雑なルールを駆使したうえに、僕でも思いもよらなかった戦略を考案して挑んでくるのです。おまけにこっちの捨て札を記憶できるらしく、面目は丸つぶれ。
そもそも花札用語を自在に操る幼稚園児はいかがなものかと。
それで、去年に導入したのがカタンでした。
ハマリましたね。
それでわかってきたのが、娘は、猛烈に負けず嫌いだということ。勝てないと機嫌悪くなっちゃうんですね。「ゲームだから」と諭しても、幼稚園児にそんな理屈も・・・
それでも大人と互角。
カタンは交渉の要素が強く、嫁もどうしても娘を攻めきれず、結局僕だけが勝てないという始末・・・
次いでハマったのがドミニオン。
陰謀セット。
トレーディングカードゲームの世界を模した傑作。
個人的には、Androidアプリなどで最も長期につきあっているゲームです。
娘ときたら、カードに書かれている説明は読めないのに、それがどんな効果を持つのか読んでもらって、全て暗記して遊んでいるのです。
それでオリジナル戦略を考えてくる・・・
次に手を出したのがカルカソンヌ。
タイルに書かれた街の断片を組み合わせて、より大きな城郭や街道などを完成させ、得点を競います。2人でも、多人数でも遊べます。
これが娘にはもっとも「負けることが悔しい」ゲームだったようで、僕と嫁の戦いを見るだけで、自分ではやらなくなってしまいました。
娘は小学生になりました。
土日の休みのうち、どっちかは一日中ゲームをやる、というほどになってしまいました。
こうなったらもうモノポリーしかないんじゃないかと・・・
僕はペトロポリスからモノポリーを知ったという経歴ですが・・・
あるんですね、ウルトラマン版モノポリーが。
入手しました。
怪獣好きな娘は猛烈にハマり、それは今でも続いています。
休日のたびにモノポリー、モノポリー、モノポリー・・・
こうなったらもう麻雀しかないだろう・・・
不謹慎にもそう思ってしまったのです。
今ではモノポリー&サンマにどっぷりです・・・
さすがにいきなりルールを覚えられないので、うちルールです。
手札は全部オープンにするのです。
ルールをよく知らない嫁や娘には、僕がアドバイスします。
リーチはオープンリーチ扱いで2ハン。点数計算のときだけ架空の北家が出現します。
こんなんで立派にゲームになるのです。
狙う役によって捨牌が変わる、そんなことも教えられるのです。
先週末はそれで娘に四暗刻単騎をテンパられ、ビビりました・・・
今日はサシでカルカソンヌをやりました。
娘め、なんと僕の構築している城を、敢えて協力して小さく完成させて低得点に押さえ、自分は巨大城を造る、という戦略をとってきました・・・
序盤こそ僕がリードしていましたが、やがて、娘が緻密に得点計算して最後に逆転することを狙っているらしいと知って、背筋が寒くなりました。
結果は、僕が「置き直し」を1回認めてもらっての、僅差の1点勝ち、認めてもらえなかったら1点負け・・・
完全に負けです・・・
そもそも娘は、カルカソンヌをやりはじめた頃に、名もない自作の冊子を作ったのでした。「これを読めばカルカソンヌに勝てる」と豪語していたのです。
幼児の戯れかとバカにして、「見せてくれ」といったのですが、何としても見せてくれません。遊ぶときには、さもそれがアンチョコであるかのように見るのです・・・
夜中に盗み見たところ、そこには、タイルの種類がどれだけ何枚あるか図解してあり(さすがに全部ではなかったけど)、勝つためにはその残り枚数を数えながらやることだ、ということが書かれてありました・・・
なるほど・・・
いや・・・ そんなことできない・・・
Posted at 2012/10/31 00:49:11 | |
トラックバック(0) |
娘ネタ | 暮らし/家族