kobakatzのブログ一覧

　うちでは一年中昆虫ゼリーを使っています。
　冬でも活動する色んな虫がいるからです。
　そうすると涌くのがコバエ・・・　ショウジョウバエですね。
　この時期になって、ハナムグリプラケで何だか増えてしまいました。
　いくら虫愛ずる姫君でも、ハエや蚊までは飼おうと思わないようです。
　仕方ないので、コバエ捕りでも通販で買おうと思っていました。
　が・・・

　ハエトリグモを入れてみました！
　チャスジハエトリの子供です。
　うーん単眼がキュート。

　効果絶大！
　ばんばんコバエを狩っていきます。
　娘も夢中になって観察しています。というか、ハエトリグモラブ！
　たった１日でコバエ激減！

　・・・ハエトリグモの餌が・・・
　餌用の無翅ショウジョウバエでも入手するか・・・

　追記
　これ、チャスジハエトリじゃなくてアダンソンハエトリの♀のようです。
　♂も見つけたことで判明。

　病院からの帰り、路上にシジミチョウがいるのを発見しました。
　ムラサキシジミ。
　そのままではひかれてしまうので、逃がそうとしたら、うまく飛べないようです。羽化後、羽が伸びきらないままになったようです。
　連れて帰り、こないだお亡くなりになって空き家になったオオクワプラケに入れました。
　今のところ昆虫ゼリーを吸って元気にしています。
　日光浴が好きで、日向に置くとよく羽を広げてくれます。

俺「夕べ、目が覚めなかったか？」
娘「覚めなかったよ？」
俺「今日はいい夫婦の日なんだよ、だのにママときたら、パパを夢に出してこういうことをさせてたらしいんだよ」
嫁「シュッ」

　ところが・・・
娘「パパとママは、本当はいい夫婦じゃないんじゃないの？」
俺「ええっ　どうしてだっ」
娘「だって、ママはハナムグリの幼虫を触りたくないんだよ？」

　ハナムグリの幼虫・・・？　一気に崩れ落ちました・・・
　何だその理由・・・

俺「あのねえ、夫婦とは言っても趣味嗜好は全く違ったりするんだよ、一緒にいるからって、同じでなくてもいいんだよ、むしろ全く違ってるから面白いんだよ、お前だって、ママと同じように、虫を触らないってできる？」

　納得してくれたようでした・・・

実は昨日まで寝込んでいたのである。
　仕事でどうしても休めなくて、気管支炎放置。
　納品後、一気にきた。

　嫁にもうつってしまった。
　僕の仕事は休めることもあるけど、嫁の、家事と娘の世話は休めない。
　で、どんなに眠くても体調が悪くても、夜は僕のそばで、のそのそのへのへしている。さっさとベッドで寝りゃいいものを、着る毛布なんぞ着て、そばで寝ている。
　よくやってくれる嫁だ。よくぞ一緒になってくれた。
　カッコつけるほうじゃないので、思ったことは言うことが多い。今日も言ってやろうかな。
　奇しくも日付は１１月２２日、いい夫婦の日になっていた。

　嫁が起きた。
　僕の顔を見ると、途端に吹き出した。
俺「？」
　訳が分からない。
　別に僕が何かヘマをやらかしたようでもない。
俺「何があったんだ」
嫁「（爆笑）、メガネのレンズのふちが渦巻いてるような」
俺「？加藤茶の牛乳瓶の底みたいなメガネのこと？」
嫁「（爆笑）、そう、それを下敷きくらいに大きくしたような」
俺「こんなか？」
嫁「（爆笑）そう、夢の中にオレが出てきてだね」
俺「？」
嫁「その丸いのを、おへそにプスっとセットしてだね」
俺「？」
嫁「こう、シュって回して、カッコ付けてるんだよ～（大爆笑）」
俺「・・・」
嫁「シュって」
俺「何かに変身したのか？」
嫁「しなかった」
俺「俺、服は着てたんだろうな！」
嫁「着てた」
俺「夢の中で人に何をさせるんだ・・・」
嫁「だってオレが」

　夜中だというのに嫁は笑い転げ、僕は一気に崩れました。

俺「・・・　よくぞ僕と一緒になってくれたね」
嫁「何それ、褒めてくれたの？　それとも呆れたの？」
俺「両方だよ・・・」

　１１２２の夜は無駄に更けゆく・・・

　小学校５年から６年のとき、型破りな熱血教師だった。
　体育と算数は積み重ねで、後からやろうと思っても取り返せない、だから今から鍛えろ、というのが持論だった。
　体育に関してはまさにスパルタ、ただし随所にゲーム方式が取り入れられ、生徒達は休み時間にも嬉々としてトレーニングに励んだ。
　僕は、運動はからっきしダメだった。えらい先生に当たってしまったと思ったものだ。
　1000m走を毎日当たり前のように課された。皆のタイムを計って、グラフで教室で張り出すのだった。
　最初の1000m走、僕はビリだった。タイムは６分近かった。それくらい体の動かない子供だった。
　クラス全員、鍛錬を続けた。
　僕も続けて、少しは走るのが速くなったけど、他の子も僕以上に練習しているわけで、誰にも追いつくことはなかった。
　グラフの一番下は、常に僕の名前があった。
　走るときは、誰かとペアになる。先にどっちかが走って、パートナーのタイムをカードに記入する。カードには、教師が書いた前回の記録があって、それを上回ることが目標になる。
　僕などは、真面目にやっているんだけど、常にビリだった。すでに自分の身体能力など諦めきっていた。
　万年ビリ。

　卒業が近かった頃だったろうか。
　カードには、前回ではなく、一番最初に記録された、どうしようもない記録が書かれていた。
　いつも通り、1000mを走った。
　４分台後半の、いつも通りのビリの記録だ。
　いつも通り、何も思わなかった。

　「見てよ、これだけ早くなったんだよ！」　ペアの子が他の子に、興奮気味に言っていた。
　走りきった直後であまり考えられなかったし、万年ビリであることに変わりはなかったけど、短縮したタイムに限って言えば、僕は他の子よりかなり上だったらしい。
　心地の良いビリだった。