
キャブレター車に乗ってウン十年
コールドスタート(冷間始動)は、これまで特に意識しなくても、何となく上手く出来ていました。
ところがウチのR-2、最初のうちは始動のコツを上手くつかめませんでした。
毎回カブらせてしまうんです。
無理やり点火させても明らかに変な音と振動、白煙超モウモウでスロットルを閉じると即ストール (泣)
長いクランキングでバッテリーへの負担にヒヤヒヤ・・・
プラグを外して乾かそうとも思ったが、ヘボ工具と腕力の無さでビクともしない。
やむなくちょっと放置、みたいなパターン。
メカニックさんに聞いても、
「一台一台違いますからね〜、会得するしかないですよ。簡単なのはチョーク引くことです」
師匠〜見捨てないで〜
チョーク毎回引いているし〜
にんじんも残さず食べますから〜
そこで友人にアドバイスを求めると、
「どうやってる?」
そりゃそーだよ。自分がなにをしているかをまず理解しなくちゃいけない。
えーと、チョークをいっぱいに引いて、アクセルを2〜3回パタパタ
「ちょっと待った!」
?
「それ加速ポンプ作動させてるよ」
ダメなの?
思えば、ここ十数年連れ添っていたシトロエン2CVは
・チョーク引き
・アクセルパタパタ
・ハーフスロットルでセル回転
でいつも一発始動だったので、身体が慣れきってしまっていた。全ての2CVがそうとは限らないけど、ウチの2CVは何故かこのやり方が合っていた。
でもR-2には燃料を送り過ぎみたい。
バイク乗りの他の友人からは、カブった時はセルを回して燃焼室に空気を送って乾かす。とか、アクセルは開けないと空気も入らないから燃えない。みたいなアドバイス?ももらう。
色々なご意見を踏まえて、やってみた。
・チョークをいっぱいに引く
・加速ポンプを作動させないようにゆっくり、でも床までアクセルを踏んでスロットル全開に(空気も大切という教えに従う)。
・邪念を排し、精神統一
・セルを回す
「バイーン」
一発始動!
でもそのままだと、燃料が濃くカブり気味になって来るので、チョークをすぐ半分くらい戻し、スロットルで調整
程なく安定して来るので、チョークを戻していく。この戻し加減は外気温に合わせて。
というわけで、やっと開眼しました。
手元に来て半月くらいは試行錯誤しました。
今思えばウチのR-2、長い眠りから覚めた昨年と、今年の夏、最低2回はキャブを分解整備清掃、調整しています。
各部キレイキレイ、燃料ドンドン!みたいな健康体なんでしょうね。
今までこんな絶好調のキャブ車に乗った事がなかったから上手く行かなかった、と、いうことか (苦笑)
みなさんのように自分で整備はとても出来ませんが、ご参考になれば、って、全然ならんか?
Posted at 2017/10/21 09:40:34 | |
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R-2 | 日記