コペンはレッドゾーンまで回す方が速いのか否か。

　ご安全に。


　クルマのガソリンエンジンっていうのは、ある程度の回転数を出すと出力を得ることが出来ます。ですが、その出力は全ての回転数値において一定ではなく、その回転数値によって異なります。その特性はメーカーがエンジンを設計・設定することで決まります。低回転型とか高回転型とか、です。

　コペンはレッドゾーンが8500rpm周辺から始まりますので、一見すると高回転型に見えますが、7000rpmを超えると回転の伸びの頭打ち感があり、勢いが悪くなってきます。なので、私は踏んでいくときは7000rpmを目安としてギアチェンジするようにしています。コペンは3000rpmを超えるとフルブースト領域ですし、クロスしたギアなのでシフトアップしても回転のドロップは少しだけ。十分にパワーを得ながら加速していけるからです。

　ということで、いつぞやのコペン0-100km/h加速動画でも、7000rpmシフトで加速していました。そこで、とあるコメントを頂いたのです。

　レッドゾーン手前まできっちり回せよ！

　コペンって回しても仕方ないんですよね…と思いながらコメントを読んでいたのですが、ふと思ったのです。そういえば、今まではパワー感が無いとあくまでも「感」でシフトしていただけであり、キチンと比べてみたことはありませんでした。どれくらい違うんだろう…。


　疑問に思ったら、さっそく行動！


・8000rpmシフトと7000rpmシフトを交互に３回づつ行い、最速同士を調べる。
・ゼロ発進だとクラッチのつなぎ方の差がでると予想されるので、１速ギア・20km/hで一定速度走行状態から一気にアクセルを踏み込んで加速する。

　この方法で比べてみることにしました。
　結果は、こちら！



　http://www.youtube.com/watch?v=6qbB0V1-HG4


　8000rpmシフト　10.09sec 10.07sec 10.87sec
　7000rpmシフト　10.08sec 10.10sec 10.08sec

　計測は動画ソフト上。8000rpmシフトの３回目はシフトミスしたので、少し遅くなりました。その他は、ほぼ同タイム。1/100レベルの差とか、自分の一定操作具合を褒めてやりたい。
　結果、0.01秒差で8000rpmシフトが速かったのですが、こんなのは計測誤差でしょう。よって、結論は。


　コペンの場合、100km/hまでフル加速する時に7000rpmシフトと8000rpmシフトでの速さの差は、ほぼ無い。


　と、なりました。この上の領域になってくると差は出てきそうな気もしますが、アクセルを踏めるスペース的な問題で無理です。どこかに１辺１キロくらいある広場はないですかねぇ…。
　なお、インプで4.14secを出した時はレブの8000rpmまで回していました。というか、回っちゃいました。あそこまで一気に勢いよく行くと思わなかったので…。なので、一瞬だけレブに当たっちゃってるんですよね。このインプのEJ207が回りすぎるので、余計にコペンのJB-DETの回り具合が遅く感じしていまい、コペンは回しても仕方ないと感じてしまったのかもしれません。私の体感、たいしたこと無いですね♪