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2015年03月03日

後付けリモコンエンジンスターターの残念なL端子接続

後付けリモコンエンジンスターターの残念なL端子接続  これは大いなる勘違いだったと言えばそこまでですが、問題は「エンジン始動が確実に判断できない車種はL端子の信号を接続してください」という、取説の記述にありました。

 L端子とはオルタネータ(発電機)から出ている線で、要するに発電を開始したら信号が出るというものです。


 通常はメーター内のチャージランプ(エンジン掛かると消えるアレ)に接続されているので、自分が作業する場合そこから信号を取り出しています。

 ところでセルを回すアルゴリズムについて、L端子で「発電開始(エンジン始動)」が分かるなら、それをモニターしながら回すのやめればいいじゃん、と思いますよね。

 しかし全てのメーカーの後付けリモコンスターターは、何と「セルを回す秒数」の設定があるのです(!)。これは一体どう理解すれば良いのでしょうか??

 どうやらこのL端子の信号というのはエンジン始動に対して敏感には出力されなかったり車種によってタイミングが異なる、つまりセルを回すのを止めるのには使えないと判断されていると想像できます(多分、回す時間が長くなりすぎる)。

 ドライバーは五感によって感じつつそれを行なうわけですが、限られた信号検出の中では難しいという結論なのでしょう、それなら単純に秒数決めてセル回しちゃえ、という(^_^;。

 だったら、どうして「確実な始動判断のためにL端子を」なんて書き方になっているのでしょうか。

 これは「実際には掛かっているのに『まだ掛かっていない』と判断して、再びセルを回してしまうのを防ぐ」という目的のためです。
 通常はエンジンスターターユニットに供給されている電源電圧(12V)自体の上昇を見ていると思いますが、上昇具合が少ない場合それではうまく判断できないため、発電状態を検出(発電しているなら確実にエンジンが掛かっている)してそちらで判断しようというものです。

 つまりこのL端子検出の目的とは、確かに「確実なエンジン始動の検出」ではありますが、それは自分が期待していたような「セルを回すのをやめるため」ではなく「再びセルを回してしまわないため」だった、というオチです~残念(^_^;。

 実はこの件はカーメイトに問い合わせしました。
 普及機から上級機まで全てセルを回すアルゴリズムは一緒で、L端子を、そういったセルを回すのを止める判断には使っていない、という回答でした。

 イストでは勝手な思い込みの元、喜んで接続しましたがシエンタでは取り付け作業を急いで未接続だったので、本当に効果があるのか確認をしてからと思ったらこんな展開になってしまいました。
 当然ながらシエンタでの接続はやめました(笑)。

 人間のようにセルを回すのをやめる感覚を持ったスターターができたら、その時の掛かり具合に応じて、必要な時間だけセルを回して、2度3度とリトライをするような事もなくなる…と思いますが、確かにリモコンを使うのって離れたところからが多いと思うので、見えていないならどんなに泥臭くエンジン掛けたって、そうそう文句は出ないですよね(^_^;。

 大事なのは確実に掛かる事であってスマートさなんて二の次…もしユーザー、後付けメーカー含めてそうした考えが主流であるなら、そこに「趣味性」の入る余地は無く自分的には残念というか。

 うーん、「センス」を感じる製品であってほしいと思うのは、少数派か~(笑)。

 ただしこのセル回しを高度に実現している例もたくさんありますね。それは純正「プッシュスタートボタン」式のクルマです!

 装備し始めの初期のクルマは、単に押している時間=セルを回している時間から始まったかもしれませんが、現在は違います!!

 試しに、エンジン始動時に自分のクルマのスタートボタンを「ちょっとだけ押して」すぐに離してみてください。
 押してる時間に関係なく、セルを回しに行くと思いますがどうですか(^_^)??

 自分の所で作ったクルマなら、あちこちの信号を拾ってエンジン始動を判断するなどある意味簡単と言えるかもしれません!
 135iもインテリジェントですし、先日試乗したデミオのXDツーリングもそうでしたが、気付いた時は結構感心しました(^_^)。
 自動車メーカーはさすがだなあ、というところでしょうか。

 もしかすると、CANBUSから判断に使用できる信号を取り出せれば、後付けメーカーでもスマートなエンジン始動が可能になるかもしれませんが…期待しましょう(?)(^_^;。

 ところで皆さん、ご自分のクルマがプッシュ式なら、それが「単純回し」か「インテリジェント回し」か、レポート期待しま~す(爆)。←ネタです、期待してませんの念のため(^_^;


※ 2020年2月シエンタにL端子を再接続しました。理由はこちら
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2015/03/03 21:12:57

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この記事へのコメント

2019年11月28日 13:35
こん**は、
昔、インテグラやセフィーロA32でリモコンスターターを付けていました。
取り付け後、動作が安定しないのでメーカーさんの開発の方と何度も連絡を取りながら、
結論で、L端子を見ているだけでは、セルの停止を判断できない事を、スターターのメーカーさんに確認してもらいました。
車種のEGIやEFIやエンジンの癖も有るし、L端子の波形もレギュレーターの癖もあるので、セルを回すタイマーも付けないといけない理由の1つみたいです。
人は、排気音やエンジンからの音を聞けるので、セルのSWを操作できますが、スターターに耳は有りませんからねえ。
コメントへの返答
2019年11月28日 20:41
最近のレーダー探知機みたいに、CANBUSから信号を取るタイプが出てくるといろいろできるかもしれませんね。

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