ゆうきょうなおぱぱのブログ一覧

　灯油を使って実施しました。

　まず困ったのが、ニスモのプレッシャーレギュレータの配管方法がネットで探しても全く出てこないという事でした（笑）。

　画像のように接続するのが正しく、水色に掛かった燃圧の余剰分が橙色からリターンする、という構造です。

　ちょっと考えた限りでは、圧力が掛かった方向にダイヤフラムが抜けると想像して最初は逆に繋いでしまい、見事に接続部から吹き出しております～（爆）。

　使用予定のバイクはホンダ製で、メーカーの指定では燃圧の掛かった状態で１０秒間のリターン量を確認するようになっています。
　２．５５ｋｇｆ／ｃｍ２の時に１５０ｃｃ／１０秒間の吐出量というのがこのバイクのポンプの能力ですが、現在のレベルから見るとかなり低めです（笑）。


　ＳＡＲＤでも最低能力の９５Ｌ／ｈというタイプを選びましたが、これを更に電圧制御で吐出量を落とさないと、ノーマルのレギュレータでは容量不足になってしまうだろう、という読みです。
　目的はチューニングではなく保守代替なので、測定は２．５５ｋｇｆ（２．５Ｂａｒ）オンリーでおこないました（テスト用ですが、ニスモの調整式レギュレータはイイ感じです！）。
　結果は以下です。


　９５Ｌ／ｈは１２ｖ、３ｋｇｆ時という事なので青枠の部分がそれに該当しますが、今回２．５５ｋｇｆと低めなので１０８Ｌ／ｈとそれなりの値を取得できていると思えます。
　能力的に狙うのは１５０ｃｃなので、グラフから８～９Ｖで制御すれば良さそうな事が分かります。

　ただし、６Ｖまで落とすとモーターは回っていますが、加圧できない（不安定）状態となります。
　測定中に気付いたので加えましたが、「振れ圧力」という列は、その電圧でプレッシャーレギュレータが仕事できる最大の圧力です（名前は、メーターが振動するように振れるのでそう勝手に付けました）。

　これはレギュレータの能力というより、その電圧ではそれ以上に加圧できないのでしょう（ウチのバイクでは関係ないので１０Ｖ以上は測定していません(^_^;）。

　現車はアイドリング時のリターン量がかなり多い感じなので、電気の神様に提案されたインバーター制御を導入する予定です（爆）。

　しかし余り複雑な制御としたくないので、単純にアクセル開度だけ拾ってポンプ電圧を制御するように考えています。
　全ての動作の基点はアクセルになるので、負圧等の、状態が変わったのを検知するパッシブ制御より、これからこうしたい、というアクセル開度を拾って制御するのがもっともアクティブ制御に近いかと思いますので。