
金曜に所用で名古屋に出掛けましたが、この日は天気が良く気温も上がるという予報だったので、デフ油温計が機能するんじゃないかと135iを使いました。
結果的には、やっとハリが動くのが見られ、その変化の様子も知ることができました(^_^)。
思っていたよりドラスティックに変わります。
エンジンスタートから外気15℃位のなか一般道を30分くらいの走行で、まずは50℃を越えてきました(ハリは40℃からと思っていたが50℃からの間違いでした)。
動き始めたのに気付いた時は嬉しくて小躍りしてしまいました(笑)。
ウチの135iの駆動系の状態をおさらいしますと、MTですからラージデフ、それにリングギヤの溶接を外してOS技研のLSD(TCD)を組み込んでいます。
更にそれをオリジナルのデフカバー(オイル量+1L、無意味な熱容量増大(^_^;の巨大フィン付き)と組み合わせているというものです(概要は
こちら、と装着状態の外観は
こちら)。
デフカバーにはオイル交換用のドレンと、センサー用のネジ込みを設けたので今回のように油温がモニターできます。
買い方にやっと慣れたサークルKのアイスコーヒーをゲットしつつ、高速を南下します(これはカンケー無いですね(^_^;)。
さて外気20℃弱の状態で110キロ前後の巡航では、デフ油温は65℃まで行かないくらいで安定しました(1時間弱連続で走行)。
高速のアクセス道で80キロ巡航は60℃以下くらいと、速度に比例した要素がありそうです。デフはエンジンのように自分でエネルギーを生じないので、結局はファイナルギヤやベアリングの摩擦が発熱の元になっているとしか考えられません。
しかし話に聞いていたとはいえ、発熱体でも無いのにかなり温度が上がるんですね(ハイポイドは結構フリクションがあるという事ですが)。
それにしてもこの60℃というのは高いのか低いのか(^_^;?比例要素であるなら最高速度巡航で何度くらいまで上がるかですが(メーカーは確実にデータ取ってるでしょうが)そんなの恐くてできませんしね~。
考え方としては速度比例で熱が出た分とLSD自体の発熱、外気温度の変化分に対して、フィンの放熱分がどのくらいあるかで熱平衡の温度が決まってくるという事になるのでしょうか。
はたしてシャレのような厚いフィンでも少しくらいなら効果があるのかどうか?は謎です(^_^;。
一つ発見だったのは、停車するとみるみる油温が下がることです。
30秒も停まっていれば10゚C近く落ちます(多分、常温に対して漸近線的な降下になると想像します)。
街中では走り始めると徐々に60℃弱くらいまで上昇し、止まると55゚Cくらいまでスーッと落ちるといった感じです。
一度温度が上がるとなかなか冷えないエンジンの油温のようなイメージを持っていましたが、止まれば確かに全く発熱していないので、このような形で目に見えるのだと思います。
下がり具合がそれなりなら怪しい放熱フィンが効いているという事になりますが…イイも悪いも全く分りません(^_^;。
ところでそもそもデフ油温とはこれほど上がり下がりするものなのでしょうか(油量も2.5Lくらいに増量しているのに)?
それに関して一つ気になっていたのは、クルマ屋さんにも指摘されましたが、油温センサの取り付け位置です。図面書いた時はあまり気にしていなかったのですが、結構エキゾーストパイプに近くなってしまったという事実があります(笑)。
影響とはつまり、速度を出している時はエンジンの回転が上がるので、エキパイが発熱してそれを拾い、対して止まればアイドリングなので必然的にエキパイ温度は下がり、表示が連動する可能性があるのでは…と。
しかしちょうど帰りの高速へのアクセス道がずっと長い下り坂だったので、この部分の検証ができました。
やり方は比較的簡単で、一定速からギヤをニュートラルに入れたまま下り、油温の変化を観察します。エンジンはアイドリングですから影響説が正しければ油温は下がっていくはずで、もし関係無ければ同じ温度を保つはずです。
状況が良かったので80キロくらいで3分以上そのまま駆け下りましたが、全く油温は変化しませんでした。停止した場合すぐに確認できるほど低下し始めるので、これはエキパイの熱影響はないと考えて良いでしょう。という事は、本当にこういった変化をするようですね…不思議です。
こうなると興味があるのはサーキットとかで全開負荷を掛けた時に何度くらいまで上昇するか、ですがこればかりはちょっと確認の予定はありません、残念です(^_^;。
ところで話は少し変わりますが、温度を下げるという観点からBurgerMotorsportsのオイル通路のサーモスタット殺しについてです。
前述の外気20℃弱の高速巡航では画像のように90℃くらい(通常110℃以下には下がらない)、と明らかに油温低下が認められ(TK-Squareのオイルクーラーを使用)、確認すると水温も同じくらいとなっています。
一般道でノロノロ運転でも100℃くらいと、純正の状態よりは低めに保てます。
残念ながら現在は
販売停止中という事で入手できませんが、調べてみると油温の高い低いに関しては実際のところいろいろな長所短所があって難しいです。
しかし自分としては低めの方がメリットが大きいと判断しているので、デフ油温共々このまま夏場に向かって何度くらいになるかを興味深く観察していきたいと思っています。
当初は、ちょっと確認したらすぐに外してしまう可能性のあったデフ油温計ですが、どっこい、意外に楽しめそうです(^_^)。
ちなみに帰りに寄ったローソンでは、アイスコーヒーやってない(珍しい)というので、ブラックタピオカミルクティーってのを買ってみました。
ストローがエラく太いなあと思ったら、実が入っててそれが通るようになってるんですね。

味はなかなか好みです。
Posted at 2014/03/30 17:52:15 | |
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