実は先日のiDirveコントローラーを本体CCCのままCICのものに交換した時、ネットでよく言われる「地図のズームができなくなった」という現象が出たので、やはりウワサ通りか~とよく調べもせずにゲートウェイのプログラムを書き換えてしまっていました。
しかも、E89系のデータでなくE60系のゲートウェイプログラムに、です(爆)。
系列が違っててもプログラム書き換えることができるんだ~という勉強になりました(゜◇゜)
ネットではCICのレトロフィットは圧倒的にE60系の情報が多く、その車両の場合にはこのプログラム書き換えは必須のようですが、結論から言えば135iでは書き換えは必要なく、単にZBE(コントローラー)のパラメータを変更してやれば動作したのですが、余分なことをしてしまったという訳です。
皆さんされておられる「コーディング」はいわゆるパラメータの変更に過ぎませんが、WinKFPを使った作業は「動作プログラム」自身の書き換えです。
「ディーラーでプログラムを最新にしてもらう」とはまさにこの事を指しています。
実際、CICの換装に備えて6月末に入庫してその作業を行ってもらいました。
結果的にはCASのプログラムが古かっただけ、という事でしたが、日付を見ると変更されているのが分かります。
同じレベルでプログラムが書き換えられる、という事になります。
自分は
このページを参考にしながら同様に実施しましたが、長い待ち時間や、再起動、ハングアップしたような状況になる等、細かく説明してくれてあり助かりました。
途中で、スピーカーから「ボン!」と音が出たりするのは、知らなければ本当にビックリすると思います(^_^;。
ZBナンバー(機能番号みたいなものでしょうか?)が9185555→9185636になり、日付も変更されています。
この書き換えを行ない、ZBEのパラメータを変更する事で確かにコントローラーでズームは可能になりましたが、動作はするものの診断でゲートウェイにエラーが出ていたのが先日の状態です。
ディーラーがプログラムの書き換えに一晩預けてくれ、と言うのがよく判ります。
すごく時間が掛かるという事ですね。
エンジンを掛けずに長時間イグニッションオンにするのはバッテリーが持たないのでプログラム書き換えの際にはバックアップ電源を使うのが基本のようです。
自分も、18Aくらい取れる電源を準備したのですが、窓の開閉操作をしただけで落ちてしまうなど全く容量不足で、用意するならかなりの大容量のものが必要です。
イグニッションオンした状態で6~10Aが流れ続けるのにはビックリしました。
この時は、気を付けながらそのまま書き換えてしまいましたが、後述しますが書き戻す時は別の電源を用意する方法を取りました(笑)。
さて後から考えてみると、ZBEのパラメータを変更せずにいきなりゲートウェイのプログラムを書き換えてしまったのは失敗という気持ちが強くありました。
E60系のデータを使う必要が実際にあるのかどうかも疑問が湧いてきました。
そこでプログラムの書き戻しにチャレンジです。
WinKFPを使う時に「1回しか書き換えが効かないぞ!」という脅し文句が表示され、そういった部品もあるのかもしれませんがネットでは「そりゃウソだ、気にするな(^_^;」という説明が多いです。
確かに書き換えに回数制限のあるICもありますが、ワンタイムじゃあるまいしそんなに気にする必要はないものだと考えていますが…。
書き戻しのバックアップ電源には強力なヤツを準備しました!
イストです(爆)。
実際、海外のネットで見ましたが、違うクルマを持ってきてそこから電源供給するという方法です(バッテリー間を繋ぐのではない事に注意)。
なるほどこれなら電流制限は掛からないし、まあ少しは電圧が上下するでしょうが供給自体は安定するので、目からウロコです(笑)。
ずっとアイドリングのイストはどんな気持ちだったのかな(^_^;。
ゲートウェイのプログラミングは15分程度だったと思います。
相変わらず、モニターがリセットしたりエラーを吐いたり、スピーカーがボンと言ったり賑やかですが、無事に書き戻りました。
ZBナンバーが元に戻り、日付は新しくなっています。
この状態でコントローラーの動作を確認すると、問題なくズームできました。やはり自分の早とちりでゲートウェイのプログラミングをしてしまったという結論です。
ここまでくれば、コントローラ自体の車両情報を書き換えて、やっと自分のクルマの部品になります(というか、違う車両番号になっている部品でも動くんですね(^_^;)。書き換えはゲートウェイの時より全然短時間でした。
同じ機能番号で書き戻しましたが、もしかして一番新しいZBナンバーで書き換えても問題なかったんでしょうか、どこかでやってみたいと思います。それにしてもこんなにコントローラーのプログラムはバージョンアップがあったんですかね。
自分はこの確認が引っ掛かっていて、すぐにCICの換装に取り掛からなかった、というのがあります。
疑問が払拭できたので、いよいよ本丸攻めですかね~。
ちなみに、本日の車両エラーの状態は以下のようです。
相変わらずひどいですが、ゲートウェイのエラーは取れていますね。
ところで、動作確認と同時にやはり問題も再認識する事になりました。
CCCのナビ画面スクロールは8方向ですが、CICのコントローラーは物理的に4方向の入力しか持たないため、そのように制限されてしまいます。
それは諦めがつきますが、ずっとスクロールさせているとCCCは2秒くらいで移動が加速を始めるのに対して、これがCICのコントローラを使っていると、止まってしまいます。
いろいろやってみましたが、ダメでした。
まあ、その解決方法があるのかどうかはともかく、いよいよ自分は前を見て次の段階に進みます~(^_^)/。
さてこの先にはどんな難関が待ち受けているのでしょうか…。