分かれば楽勝かも…のエアコンフィルター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2
使用工具です。
■クリップ外し(金属製が望ましい)
■3/8ラチェットハンドル
■3/8 150mmエクステ
■T20トルクスビット
■1/4ビットドライバと1/4アダプタ
以下やや特殊なもの
■13mmセミディープソケット
■13mmフレックスギアレンチ
■1/4エクステ100~150mm
■マスキングテープ
あとはワークライトや掃除機(30cm程度のホースを先端に付けて奥まった場所が吸えるようにすること)は必要です。
加えてネジやナットをうっかり落としたり、何かしら誘導する場合に備えてマグネットキャッチと確認用ミラーがあるといいですね。
ソケットはセミディープソケットではなくディープでも作業可能です。
画像のギアレンチはショートですが、これは私がそれしか持っていないだけですんでレギュラーサイズが良いです。
3
ハンドルを上げてテレスコを奥側よりも少しだけ引きます。少し引くのは後述の作業姿勢に関係するためです。
次にコンソール下のフットレスト横のパネルを引き剥がします。
4
運転席ダッシュ下のモケットみたいな柔らかいパネルを外します。
下側にクリップが3本ありますが…
5
左二つは簡単に外せますが、右1つはイラストのようにドアシルのトリムの合わせ目に隠れています。
私のケースでは単純にパネルを引っ張ったらクリップがアッサリ外れましたが、外れなさそうなら素直にトリムを外す方が良いです。
イラストのように合わせ目をこじって少し広げれば一応着脱は可能ですが、あまりお勧めはしません。
6
奥側にスピードワッシャーが見えます。当車の場合は二つあるうちの右側にスピードワッシャーが無く、左側だけ付いていました。着脱した履歴があるということかな?
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さて、ここまではシートに座って作業できますが、ここからは作業姿勢を大きく変えます。
雑な手書きですんません。
イラストのような2パターンの姿勢で殆ど逆さ状態になって作業します。
このあたりを弄るときは私は常にこの姿勢です。特に頭に血が上ることもないですし、横から見上げるよりも格段に作業しやすくなります。
先んじてテレスコを奥側よりも少しだけ引いたのは、単に頭が通るようにしただけです。
私はシート保護用に簡易シートカバーを被せて作業していますが、カバー類が無い場合は長めのエプロンで代用可能です。
(作業用毛布などは滑り落ちるので×です)
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仰向け姿勢でやっとスピードナットを外しました。
これがこの作業で一番面倒だったかも。
満足に手が入らない位置なのでクリップ外しで爪を起こしては回し、起こしては回しを繰り返していきました。
なんでここにスピードワッシャー使うねん。二度と付けるかボケーーーーーー!
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そしたらクラッチペダルを外していきます。
ナットを4つ外していきます。
下3つは比較的簡単でソケットレンチで外せます。しかし一番上はやや手探りに近い感じになります。
ここもソケットレンチでも着脱可能ですがフレックスギアレンチの方が作業はラクです。
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青いクラッチスイッチを外します。胴部分を回すと簡単にゴロッと外れます。これ動画見ないと分からんね。
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ペダルが外れたらハーネスをクリップから外したりして少し移動させます。
マニュアルでは倒せとなっていますが…そこまで出来るかなあ。
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画像の使い回しになってしまいますが、緑の矢印で示しているクラッチフルードの配管は下が圧力配管で上がリザーバー配管です。オートバイのブレーキマスターと同じ。
下の圧力配管から漏れなければ大丈夫。ただ普通はここからは漏れないので(リザーバー配管も普通は漏れない)、もしここから漏れたら配管の劣化状態をチェックした方がいいかもです。
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ペダルが外れたら覗きます。少し上の方にフィルターにアクセスするためのカバーがあります。
T20トルクスのタッピングが2個と、矢印のところにレバーが2か所あります。
蓋に掛かる配線が嫌がらせレベルです。
タッピングネジは大分奥にあるので、これをスムーズに回すにはビットドライバーハンドルを1/4エクステンションで延長する必要があります。
ネジを落として行方不明にしないように慎重にねっ!
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カバーを外したらフィルターを引っ張り出しますが、かなり難儀します。
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どうなっているのか解説するために3Dで描きました。
入口がウソみたいに狭い!まずキャビン側に一段落ちています。そして上側にかなり落差があってとにかく引っかかりまくります。
上側にクリップ外しなどを差し込んで、上を押しつぶしながら引っ張り出すのが正解のようです。
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引っ張り出しました。純正品でした。
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面倒だし交換しなくてもいいかな~って思ってましたが恐ろしい有様。
出した瞬間にホコリが凄まじくてめっちゃむせた。
これ新車時から替えてないんじゃない?
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古いフィルターを出したら掃除機で綺麗にします。
赤丸のあたりにゴミが少し残っていたので手探りで頑張って吸わせました。
どういう入口構造なのかも一回確認しましょう。スマホ撮影に加えてミラーがあると便利です。
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新しいフィルターを入れます。
向きに注意して上下を思い切り潰す感じでぶち込みます。
あちこち引っかかるし手探りなのでイラっとしますねこれは。イライライラ…
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入りました。ちょっと下が反ってるけど大丈夫でしょう。
ここからは復元ターンです。
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復元時にタッピングネジを落として無くさないように、ビットとネジをマスキングテープで軽く止めました。
こういう転ばぬ先の杖は大事。
ビット側にしっかりマスキングを付けて、ネジのフランジ側はふわっと軽く付けるのが良さそうです。
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これにて無事終わりました…が、実はフィルターの向きを上下間違えていて、数時間後に気が付いて同じ作業をやり直しました。
最初は恐る恐るやって3時間でしたが、二回目ともなると1時間も掛からず終了です。
外すものもそんなに多くないし、勝手さえ分かれば案外楽勝。一回やれば誰でもそれなりに簡単に出来るようになると思います。
ポイントは作業姿勢かもですね。
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