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ROY-BG5のブログ一覧

2018年08月15日 イイね!

終戦の日

終戦の日
日本は立憲主義を採用しているが、立憲主義が完全に護られているかといえば、そうでもないかな。

本当にこの国は何を学んできたのか?

96条自体を変えて改憲のハードルを低くするという動きが恐ろしい。

そもそも、憲法は国民が国家権力の横暴を許さないために存在するはず。
その憲法を、国家権力が変えてしまおうとする。

ただ「12条」の「不断の努力」を国民がしているかと言えば、それもどうかな。
今の「見える範囲での平和」に胡座をかいているのは国家であり国民でもあるのでは。

戦後すぐの政権に関わる投票率が70%以上という事実。
参政権を得る為に命さえ犠牲にした先人達には今の現実がどのように見えるのか。

政治に無関心でもなんとか生きていけてしまう以上、下がり続けてしまうのは無理からぬこととしても。

「過ぎ去った昔の事と子供達になにひとつ伝えずにこの国何を学んできたのだろう」

という歌詞が僕自身に突き刺さる。

思想・教義・大義を無理強いする奴らを愚かだと叫ぶだけでなく、
思想・教義・大義の無理強いへの抵抗力を持たない意志の薄弱さこそが、子供達たちに何ひとつ伝えていないということの本質なのかもしれないと思い至ることも必要ではないか。


八月の歌(cover)


Posted at 2018/08/15 23:41:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2018年08月06日 イイね!

人の心の愛を信じたい

人の心の愛を信じたい
日本に原子爆弾が投下されてから73年が経ちます。
第二次大戦以降、日本国内での戦禍はありませんが、世界の至る所で殺し合いは繰り返されます。

「八月という月は、日本人にとって特別な月だと、そんなふうに思います。人の生とか死とか、戦争とか平和とかそういった事を考える、そんな季節だと思います」

浜田省吾兄さんは、そう言ったことがあります。

反対に、「八月の歌」についてはこんな意味のことも。

「原爆記念日が来る度に広島が騒がしくなり、人々は被害者の立場から戦争を語る。果たしてそれでいいのか?」

歌詞には、
「八月になるたびに広島の名のもとに平和を唱えるこの国、アジアに何を償ってきた?」
とあります。

広島出身で、ご自身の父親も被曝(原爆投下直後に警察官として救援に向かって被曝)されたという境遇の兄さんが発すると、その発言にはとても深い意味を感じます。

自身の肉親が被曝による二次被害で早くに亡くなるという経験を持ちながら、被害者として、賠償する側として、両方の立場で物事を考えて曲を作る兄貴を尊敬します。

そんなわけで、浜田省吾は左寄りの売国奴などと罵る声もあるわけですが、歌をちゃんと聴けば、右も左も関係なく、人々が安らぎの中で生きられますようにと願っていることは自明であります。



昭和20年。
僕の父方の祖父は戦地から戻りました。
僕が生まれる前に他界したので僕は会ったことがないのですが。
祖父は帰宅して祖母に再会するや、挙手の敬礼と共に、

「◯◯二等兵、只今帰還しました」

と言ったそうです。
この話はいつだったか…多分僕が小学生の頃に父が僕に話しました。

父からそれを聞いたとき、その言い方がとてもカッコいいとだけ思いましたが、今は、兵卒の言い回しなんて早く捨てればいい、と思います。

とにかく、じいちゃん生きて戻ってくれて今僕がここにいることの有難さを感じます。

祖父に当たらなかった代わりに銃弾に倒れた多くの犠牲のもとに今の僕の命があり、多くの犠牲のもとにこの国が直接の国家間の戦闘行為をせずにいるという意味での平和が成り立っています。


実際のところ日本は戦争賠償・戦後補償を何もしてこなかったのかと言うと、そうではなく、ある部分では他の戦争賠償・戦後補償と比較して破格とも言える規模の行為をしています。

しかし、この「八月の歌」についての池上彰さんの解説に、
『日本は戦後賠償の務めは果たしてきた。しかし、アジアの人々の信頼を勝ち取ることができたのだろうか』
とありまして、本質はそこではなかろうかと思います。

Posted at 2018/08/06 18:24:12 | コメント(2) | トラックバック(0)
2018年02月21日 イイね!

とらわれの貧しい心で

とらわれの貧しい心で

こんにちは。

業務にヤラれて何も書かない日々が続きます。

特筆すべき車ネタが無い。。。

そうだ「とらわれの貧しい心で」を歌おう。


とらわれの貧しい心で

Posted at 2018/02/21 15:37:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | 浜田省吾 | 日記
2017年12月09日 イイね!

浜田省吾 100% FAN FUN FAN ライブレポ

浜田省吾 100% FAN FUN FAN ライブレポネタバレしていますので、このイベントについてまだ知りたくない方は読まないようにお願いします。



Road & Sky Shogo Hamada Official Fan Club Presents

《100% FAN FUN FAN 2017
  Wellcome back to The 60's》

〜The Moonlight cats Radio Show〜
  SHOGO HAMADA & THE J.S. INSPIRATIONS



すぐには帰らないつもりで車を車庫から出してyeah、アクセル踏み込んだのは午前11時。早めの出発。

予約しておいたパーキング、車停めて、街明かり…は見ず、まずは昼食を。

アメ村にもある『Red Rock』でローストビーフ丼を頂き、三ノ宮をぐるり。





妻君へのクリスマスプレゼントを購入。
Lalineのボディケアセット。
香りはCherry Brossomを選択。



BodyShopの「さくら」がお好みなのですが、毎年春にしか販売されず…定番商品の中でさくらを探してみました。

店のおネイさんに勧められ、スクラブ体験してみましたが、Lalineに行く前に散々色んなクリームやオイルを手に塗りたくっていたのでよく分からず。

が、よい香りなので、決定。

あとで調べてみると……おい、BodyShopの「さくら」、定番化されとるやんけ(泣)




13:30頃、神戸国際会館に到着。



初めて訪れたので、ひと通り周囲を見て回ってから会場へ。
グッズの列、100名ぐらい並んでいましたが、すぐに順番は来ました。

買うものは『My First Love ペンダント』。
他のものには一瞥もくれず、ペンダントのみ購入。



My First Loveツアーの際に販売され、数年後に復刻再販されました。
銀の高騰で価格は上がり…今回は3度目の復刻かな。
復刻してばかりはいかがなものか、という意見も見かけるけれど、僕にとってはずっとずっと欲しかったもので、ただ嬉しい。

胸が熱くなるのを感じながら、買ったその場で装着。



開場まで時間があるので、さんちかのドトールへと移動。
新しいアルバムの曲たち、歌詞がまだしっかり頭に入っておらず、和訳を見ながら咀嚼。

ほどなく、同日に当選していたじぇたろうさんから「着いた」と連絡があり、会場で合流。



会場前の路上を見ると、サックスを吹く兄貴がいました。
そこにギターを抱えた女性も現れ、セッションが始まりました。

女性のギター、サウンドホールがハート型で可愛らしい代物。
最近バーを開店されたらしく、宣伝に来られていました。
店名は『MUSIC BAR ♡ SHOGO』。




16:30、開場。
座席は……。

1階 6列 29番!




素晴らしくステージに近く、ほぼ真ん中。

スマートフォンという文明の利器を使用し、各方面の友に報告。
皆様一様に喜んでくれました。


1階6列。
1996年から通うON THE ROADですが、これまでで最もステージに近い。
省吾兄さんが弾くギターのコードを目視確認可能な近さです。



写真の青い点の場所が僕の座席でした。
ステージは目の前です。

開演前のステージにはスクリーンが降りていて、田島照久さんが描かれた昼間の猫の街が映し出されています。




開演5分前、その絵が夜に変わり、猫たちが現れました。


17:30開演。
「初恋」が流れ、ドン張にミラーボールの絵が現れ、左下では60'sな雰囲気の車がボディカラーをめまぐるしく変える。
メンバーの写真が順次映し出され、最後に省吾兄さんの顔。
ここで落涙1回目。


「初恋」を流した後に、初恋相手であるROCK & ROLLを演奏するという今回の流れ。

幕が上がり、最初の演奏は『Soulful Strut』。
小田原さんのバスドラムに猫の絵。
ステージ両サイドには巨大なエレキギター。
下手のギターのヘッドにはフェルナンデスのロゴに似た文字が見えました。

背景は豪奢な建物内の窓側を模したもので、窓の外の景色は夜の東京。
風景は曲ごとに変わっていきました。

省吾兄さんのMCはツアーの時よりもずっと砕けた雰囲気です。
成し遂げたことよりも今をどう生きるかを考え、築いてしまった自分を忘れる旅に出られた証だと思えます。

ダークスーツ姿の省吾さん。
痺れるカッコよさ。
2016年初ほどではないが、やや前髪パッツンな感じ。

今回のFFFでは省吾兄さんはDJ。
『北は北海道、南は九州沖縄まで日本全国にお送りしています。
DJは不慣れなのでおかしなことを言ったり放送事故になるような発言もあるかも…』
などと話されました。


第1部のメンバー配置はこのようになっていました。





オーディエンスはほぼ全員着席していましたが、下手の方で序盤から踊っている人が2名いたらしく、『My Cherie Amour』演奏の前だったか、省吾さんがその2人に『元気に踊ってるね〜♪』と声をかけられ、しかし一旦着席するよう促されました。

『Mercy,Mercy,Mercy』演奏前の紹介では『広島県呉市出身なのに巨人ファンの町支くんです!』とおちょくりながらの演出。

『You’ve Really Got a Hold on Me』演奏前、先ほどの2人組に再度声をかけられ、
『踊らないの??』と促し、つられてオーディエンス総立ちへ。

今回のアルバム『The Moonlight cats Radio Show Vol.1 Vol.2』が作られるきっかけになったのは2013年のFFFで演奏した『土曜の夜と日曜の朝』だというお話がありました。
間奏でのホーン・リズムセクションがグルーヴしてていいなぁ♪と感じたことから立案されたんだとか。

『ファンキーでグルーヴしててよぉ♪』
と省吾さんは言われました。
オモロ。

FFFはON THE ROADと比べると、力を抜いてファンと楽しむという雰囲気が元々あるのですが、今回のFFFではさらにそれが強く感じられます。
話し方も、故郷広島のイントネーションが出るのを気にしない、あるいは故意に出していると感じられます。


ファンクラブ会員だけを対象に配信するなどの考えもあったけれど、SMEさんが是非にと言ってくれたこともあり一般発売する方へと向かったとのこと。

結果、オリコンアルバムチャート1位を獲得されたことはとても喜ばしいです。
これまでの浜田省吾のイメージを踏襲する作品でなくても1位になるということに心があたたまります。
メンバーのミュージシャンとしての実力と、全員が楽しんで取り組んでいることが伝わるアルバムに仕上がっていることが1位になった要因だと思います。



少し苦言になるのですが…
今回のアルバムの感想を「微妙」と言ったり、これまでの浜田省吾さんの曲の歌詞や活動内容について、右派だ左派だ売国奴だと罵る声があります。

特段ファンでもないなら構わないけれど、自称ファンなら「微妙」などという意味の分からぬ中途半端な感想を吐かないで頂きたい。
ええ〜これまで通りがいい!今回のは嫌だ!とでもはっきり言うのなら何も問題無いのですが。

また、本当にしっかりと歌詞や活動を見ていれば、右とか左とかそんなものを超越し、ただただ人がひたむきに、しかし心穏やかに生きることを強く願っておられることは分かるであろうに。
批判するなら、まともに聴いて読んで、論旨を固めてからにして頂きたい。


『Crazy Love』演奏前のMCは、長田さんの骨折話。
松葉杖が必要な状態でもライブだけはやるという姿について語られました。
長田さんのボーカルは素晴らしく、聴き惚れます。
オリジナルを超えていると感じるのは僕だけではないはずです。

町支さんの脳腫瘍の話にも触れられました。
町支さんのオペの直前、リラックス出来るようにと担当医が流した音楽があり、その曲が『愛の世代の前に』だったという笑い話。
『あのー、仕事を思い出しちゃうんですけど…』と、笑いを誘われました。



中盤『省吾の秘密の小部屋』が始まり、本公演では町支さん、ユキノさん、河内さんが質問対象でした。

町支さんの神戸の思い出はルミナリエを見たことらしいのですが、『誰と見た??』と省吾さんに問い詰められていました。
町支さんは生物学が好きらしいのですが、最近読んだ本のことを話され、最後に『子をなさなかったオスには、生物学上なんの意味も無いと書かれてあった…』と自虐。
省吾さんにもお子さんがいないので、その後しばらく『いても意味がない』に関わる発言で我々を笑わせました。

河内さんの奥さんは省吾さんの同級生の娘さんらしく、僕は初めて知りました。
河内さんはムーンウォークを披露されました。
終始和やかな小部屋でした。



『Stop in the Name of Love ~ You can’t Hurry Love』
『10.Will You Still Love Me Tomorrow』
と続けて演奏されました。

竹内さんのメインボーカルが印象的で、もっと聴きたいと思います。
来年にアルバムを出す予定だそうで、それは聴かねばならぬ。
歌唱も身のこなしも素晴らしい。

ユキノさんの柔らかい歌声は『Will You Still Love Me Tomorrow』の曲調に合っていて心地よいです。


夏頃からファンクラブ向けに配信されていたインターネットラジオ、『もっとやってもいい?』と省吾さんは言われ、我々は喝采。
『クリスマス特集をしようかな』と話されました。
またラジオがありますよ皆さん♪


『What’s Going on』が沁みました。
今回のアルバムを代表する曲であり、省吾さんの音楽活動におけるテーマにも通じる曲です。

『The in Crowd』が演奏される間に、それまで演奏した曲名を省吾さんが改めて紹介しつつ、第1部終了。


一旦幕が降ろされました。
ドン帳には大きな満月が浮かぶ夜の光景。
その大きな月の周りを小さな月が回っています。
地上では省吾猫?がマイクの前でリズムに乗って身体をスウィング。


第2部、最初の曲は『DARKNESS IN THE HEART (少年の夏)』。

省吾さん自身が少年時代に恋に落ちた相手『ROCK & ROLL』『R & B』。
その頃の曲を演奏することがテーマとなった今回のFFF。
その第2部でオリジナル曲を演奏するとなると、1曲目はアルバム『MY FIRST LOVE』『J.BOY』からの選曲になるかと思ったのですが、演奏されたのは『DARKNESS IN THE HEART』。

何を意味するのか。
初めて今回のセットリストを見た時『DARKNESS IN THE HEART』が異彩を放つと言うか目立って見えました。

そもそも、何故に心の奥の『暗闇』なのかが僕にとって謎で、意味深い何かがあると感じます。

欧米の音楽に拳を突き上げてきた少年が、かつての父の年齢を上回り、今度は当時の曲を自分が演奏するということに、継承や輪廻のようなものを感じます。
同時に、それが欧米から入ってきたものだということに、その継承や輪廻が単純なものではないことも感じつつ、また、どこで生まれたものであれ人類に共通する思いってやつはある、というふうにも感じます。

そんなわけで、アルバム『FATHER'S SON』の息吹をセットリストに入れないわけにはいかない、というお考えで第2部の先頭に持ってきたのかもしれない。
そんなふうに思います。


第2部最初の語り。

『ON THE ROADを始めて35年。
その頃に集まってくれたファンは20代や10代の人たちが多かった。
みんな今は50代や60代になってる。
その間、生きてきてよかったと思うことがたくさんあったはず。
反対に辛いことキツいことも多くあったでしょう。
そんな時を経て、今こうして集えることに感謝。
いい夜にしたいと思います』

うまくメモできていなくて朴訥とした書き方になってしまいましたが、こんなことが話されました。

演奏は『旅するソングライター』へと続きました。

『DARKNESS IN THE HEART』の「CARRY ON 」は『旅するソングライター』の「自分忘れの旅」へと繋がってきたのでしょう。
「どこだっていいんだ 君がいれば」は今回のセットリストにある『君がいるところがMY SWEET HOME』と同様の思いなのでしょう。


『さよならゲーム』へと続きます。
『さよならゲーム』では、初めてライブに行った'96を思い出しながら飛びました。
ここでだったか、省吾さんは客席最前列の人たちにグータッチをされました。
後でじぇたろうさんに聞くと、前列上手の方でものすごく盛り上がって踊る観客がいたとのこと。
そういうことがきっかけになったりするのかもしれません。


『花火』『あれから二人』のあとに『光の糸』。
迷いの後の新しい出発、という感じです。
『光の糸』は2016年1月に東京国際フォーラムで聴いた感動を思い出しながら、またも落涙。


第2部の最後は『…to be "Kissin' you"』。
深い悩みの中にいたが、徐々に思いはシンプルになってゆく。
という様子を表しているよう思える曲順でした。


アンコールは『夜はこれから』『日はまた昇る』。
『夜はこれから』は省吾さんの曲の中では曲調と歌詞のどちらも明るいものです。
夜の東京の賑やかな部分を見た曲で、1980年の曲『東京』と対極をなしています。

前アルバムのツアーでの『この夜に乾杯』のような、盛り上げる曲という位置づけをされるものだと思いますが、この夜に乾杯にあるような、華やかさの裏にある苦悩は感じられません。

アルバム『Journey of a Songwriter』に共通して流れている迷いの無さが現れていると感じます。


最後は『日はまた昇る』で締めくくられました。
この曲に共鳴する人は多いと思います。
その理由は何だろうか。
辛いこと、厄介なことがあっても生きていけるさ、というメッセージと同時に、
『俺がそこにいようといまいと日はまた昇る』
というフレーズがパワーを持っているような気がします。

世界は大きくて、勝手に回っている。
小さな存在である人は、小さなことに振り回されて生きている。
『心配無用、全ては些事だ』とでも言われているように思えます。

日々の暮らしの中で起こっている問題には、ライブで弾けたところで日常に戻ったらまた向き合わなくてはならない。
でもきっと大丈夫さ、と言われているのだと解釈しています。


このファンクラブイベント『100% FAN FUN FAN 2017』は、ツアーには無いリラックスした雰囲気になるよう演出されていますが、それだけではなく、今後の『ON THE ROAD』に繋がる重要なものであり、ターニングポイントなのだと思います。

ステージを去る直前に省吾さんはこう言われました。
『また何か楽しいことを考えて、FFFをやりに神戸に戻ってきます。ON THE ROADも、やり続けます』




どこかのROCK & ROLL CITYで、省吾さんと最高級のバンドメンバー、そして友と再会出来ることを願いながら帰宅しました。
初恋ペンダントを胸に。





今回のセットリストです。

【第1部】
1.初恋
2.Soulful Strut
3.My Cherie Amour
4.My Girl
5.Mercy,Mercy,Mercy
6.You’ve Really Got a Hold on Me
7.Crazy Love
8.This Boy
9.Stop in the Name of Love ~ You can’t Hurry Love
10.Will You Still Love Me Tomorrow
11.What’s Going on
12.Ain’t No Mountain High Enough
13.The in Crowd

【第2部】
14.DARKNESS IN THE HEART (少年の夏)
15.旅するソングライター
16.さよならゲーム
17.花火
18.あれから二人
19.光の糸
20.君がいるところがMy Sweet Home
21….to be “Kissin’ you”

【アンコール1】
22.夜はこれから

【アンコール2】
23.日はまた昇る

Posted at 2017/12/10 21:55:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | 浜田省吾 | 日記
2017年10月29日 イイね!

銀河鉄道

銀河鉄道滋賀県守山市にある『琵琶湖マリオットホテル』に併設されているプラネタリウム『デジタルスタードーム ほたる』。

『銀河鉄道の夜』を上映しているのを発見し、台風だろうが知るかよ!と勇んで出発。

先に自宅のテレビでBlu-rayを鑑賞済だが、平面とプラネタリウムの全天映像は全く異なるものであろうと想像しつつ。









プラネタリウム、お話の中身はDVD、Blu-rayとほぼ同じ。

しかし、やはりドームに映し出す映像は平面とは別物。

実際のところ、DVD用に作るのとプラネタリウム用に作る映像は、同じ場面を作るのでも全く個別に作らねばならないはず。
大変な作業だろう。

立体感。
3Dの映画館よりずっと臨場感があるのではないか。

原作は繰り返し読んできたけれど、それは活字なので想像の世界でしかない車窓からの風景。

それを、こういうふうに表現するのだなぁと感心しつつ、人目を憚らず落涙に任せるしかなかった。まさか泣くとは。

50分では全てのエピソードを入れることは出来ず、多くの場面がカットされてはいたが、素晴らしい。

白鳥が飛ぶシーンから始まるのだが、鳥の目線、まさに鳥瞰で風景が動く。
三半規管は、実際に飛んでいると勘違いした。

天気輪が三角標へと変化し、「すきっと立つ」までの描写と立体感に驚嘆。

鳥を捕る人は出てこなかったが、捕った鳥が死んで固まったおやつはキラキラと白い物体として映し出された。

おびただしい数の三角標が星座を形作る。

蠍の炎の迫力、その横を走る列車と銀河、竜胆。

北十字と南十字の荘厳さ。

線路の継ぎ目を通過するガタゴトガタゴトという音。

走る列車と周囲の風景全体が連想させる、人間の孤独そのもの。

周囲は暗黒ではなく、宮沢賢治の好む言葉で表すと「桔梗色」。
全体を通して桔梗の美しさに包まれている。

天の川の中にある暗い箇所、石炭袋。
暗黒星雲コールサックの呼び名。

現実世界に戻る直前、ジョバンニはそこへ落ちて行くのたが、自分が落ちているとしか思えないほどのリアリティ。

小説ではジョバンニは石炭袋に落ちて行きはしないのだが、落ちる描写により否応なく孤独へと連れ戻される様子が強調される。



『ほんたうのさいわひは一体なんだらう』

人の本当の幸せって何だろうとカムパネルラに問うジョバンニ。

銀河鉄道の夜の根底に流れるテーマはそれだと思う。

この上なく美しい風景と、それに相応しい死者の思い、また対照的な思いを通してジョバンニは何を知ったのだろうか。

もはやカムパネルラと一緒にはいられないという寂しさに包まれたまま。
父親は帰ってくるらしいことが予見されるが。

正しいと思うことを直向きに行うのが生きることだ。
宮沢賢治はそう言っている気がする。

蠍が美しく燃えるのは、蠍が命というものに対して真摯に向き合った結果。

そのような主題を、様々なエピソードと綺麗な光景で示した作品。

読み解けていない箇所が多くあるので、また繰り返し読まねばならぬ。

それにしても、プラネタリウムはもう一度、何度でも見たい。

KAGAYA様、ありがとうございます。
Posted at 2017/10/29 23:04:37 | コメント(1) | トラックバック(0)

プロフィール

「とらわれの貧しい心で http://cvw.jp/b/287079/41127999/
何シテル?   02/21 15:37
BRZに乗っています。 アナクロニズムの残党、MT乗りです。 よろしくお願いします。
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【概要編】 ON THE ROAD 2011 The Last Weekend 長野ビッグハット 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/03/03 19:29:25
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カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
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