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ウキュハム君のブログ一覧

2021年05月29日 イイね!

Z12キューブ ホイールナット 締付トルク低下測定

Z12キューブ ホイールナット 締付トルク低下測定
おはこんばんには

御無沙汰しております。早い梅雨入りですが、いかがお過ごしでしょうか?
連休を挟んで雑用に追われておりましたが、一段落しましたので、以前からやりたかった家関係の雑事や車の整備等をぼちぼちやっております。梅雨の合間を見ての活動ですので、どこまでできるかですが.....

今日は朝から土方的仕事で疲労困憊、夕方日差しも低下してきたので以前紹介した、自作ブレーキ液ブリーダーの改良版のテストをしました。結論は準備不足でテスト以前の問題だったのですが....

気を取り直して道具を出したついでに、以前から気になっていた、ホイールナットは締めた後締めましした方がよいという話がありますが、実態としてどのくらいのトルク低下が起こるのか?という疑問がありました。今回増し締め法でトルクの低下がないか、確認しました。増し締め法とは、ボルトナットがどのくらいのトルクで締まっているか確認するために、小さなトルクからかけていって、回ったところがそのトルクという方法です。今回は80Nmから5Nm毎に増加させました。自分の安物のトルクレンチで精密な精度の話をすると全てが破たんするので、あくまでも相対的な雰囲気がわかるかどうか?という話であると御理解ください。
Straightインパクトレンチ400Nm (2).jpg
左後輪はブレーキ液ブリーダーの件で取り外したのでエントリー外です。ホイールナットは、前回110Nm(整備書指定108Nm)で締めた後約100㎞走行しています。結果は、
右前輪 ①105Nmで回った②110Nmで回った③④110Nmまで回らず。
左前輪 ①110Nmで回った②③④110Nmまで回らず
右後輪 ①105Nmで回った ②③④110Nmまで回らず
一番低いトルクは100〜105Nmの間という結果になりました。若干緩むナットがあるのか、それもと最初から110Nm掛けたつもりでもかかってないのか不明ですが、緩みは10%以下、しかもすべてのナットではないので、心配はないでしょう。第一、増し締めしないでホイール外れたことないですし.....
なお、写真のインパクトレンチですが、締め方向で1-2回打撃が入るときのトルクを同様に測ったら30Nm(トルクレンチの加減)未満でした。打撃が入ったら止めれば締めすぎには余裕がありますね。
参考になれば幸いです。

改良型のブレーキ液ブリーダーです。
ブレーキ液ブリーダー改良型.jpg
試作品①はペットボトルだったのですが・ボトルが負圧で凹む・安定性が悪い という問題があったので蜂蜜瓶を転用しました。が、チューブが細くてニップルに差し込めませんでした...前から確認しようと思ってやってなかったのが敗因です。チューブを買ってきます。

余っていたモルタルで駐車場の段差スロープの試作にトライ。現在実用上問題があるわけではないですが、少しでも段差が減った方がいいだろうし、市販品は高いので。
自作段差スロープ.jpg
段ボールにガムテープを貼って剥がしやすさを狙いました。隅部は隙間ができるようにして、水が流れるようにしたつもりです。よければ量産?します。なお、この場所は厳密には公道なので固定は違法だそうです。動かせるものもグレーゾーンらしいですが、当局は黙認してるようです。(工務店さんの話より)
物入の制作も開始しました。
物入作成中 (1).jpg物入作成中 (2).jpg
わがRabbit houseの塀際の有効活用です。この後表面の板はり、塀への固定、ドアの作成が必要です。うまくできるかな?

連休前に木之本ドライブで買った、つるやパンさんのサラダパン。
つるやパン_木之本町 (1).jpg
つるやパン_木之本町 (2).jpg
たくあんが入っているパンとして有名らしいです。食べた感じはたくあんは存在感が小さくて、シャリシャリする食感を出すために入れている印象でした。近くに行かれたときはぜひトライを。
先週末にまた近所にいったので、今度は別のパンを。
つるやパン_木之本町 (3).jpgつるやパン_木之本町 (4).jpg
ありがちな商品ですが、自分はこっちのほうが好きだなあ。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/05/29 18:27:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ
2021年04月21日 イイね!

Z12キューブ トランスバースリンク交換終了(一年半振り)

Z12キューブ トランスバースリンク交換終了(一年半振り)
おはこんばんちは

乗り心地改善を目的にして一年五か月前に左フロントのロアアーム(日産正式名トランスバースリンク)を交換しましたが、右側はボルトが抜けずに未交換でした。

実はその後も何度かボルト外しにトライしていますが、ことごとく失敗しています。今回ようやくボルトが抜けて部品交換ができました。以下の左ボルトが問題部分です。(交換後写真) ボルトといっていますが、実際はピンの先端にネジがきってある構造で、ピン部分がさび付いていました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (14).jpg
ここまでの失敗記録です。
1.CRC-556漬け(1週間以上時々塗布) NG
2.1ポンドハンマー打撃 NG
3.  自作プーラーでの抜き プーラー変形でNG
4.AZスーパーオイル漬け(1同様) NG 
5.  2ポンドハンマー打撃 NG
6.ヒートガン温め NG
7.  ギヤプーラーでの抜き NG
この辺りで諦めモード、近所でボルトだけ外してくれそうなお店はないかと探し、ある整備工場にいきました。社長、親切にやり方を教えてくれ、1時間ほど車関係の雑談をして帰りました。以下が社長直伝です。
8.ラスペネを垂れる位塗る。ボルトナット壊す覚悟でハンマーで打撃をいれながら、長いメガネで少しずつ回せと。ヒートガンも有用。ほとんどの場合はこれで取れる。炙りは周辺部品のダメージが心配なのでやめろ。→NG
交換ボルトとナットを準備、日産ピットワークRP-C(中身ラスペネ、こっちのほうが安いそうです)、14㎜のロングメガネを準備したのに、この作業は2時間以上やって成果なく、心が折れました....
これが約1年前、その後暑くなったのもあって放置プレーでしたが時々思い出しては気になっていました。最近また気になりだしたので再度チャレンジすべく、調べて以下のメニューを準備しました。
1.インパクトレンチで衝撃を与えて回す(新兵器の出番です)
2.サンポールで錆を分解する
以下最終手段です。
3.ボルトにドリルで穴を開けてヤスリ等で削って除去する。
天気も良くなったので決行です。馬を掛けて安全確保。安物ジャッキはいまいちなのでいいのがほしいなあ(次のターゲット???) ジャッキは突っ張った位置につけたままにしておきます。万が一の保険です。当然外したタイヤは車の下に。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (1).jpg
キャリパーを上げて、下側のスライドピンを抜けばアクセス可能でしたが、少し狭いのでトルクプレートまで外したほうがいいかも。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (3).jpg
いきなり大トルクを掛けて頭ポロリはいやなので2-3回ずつ打撃が入るくらいのトルクを正転逆転を繰り返し、3-4回かけてみました。動く気配がないけど、なんとなく粉塵が舞っている気が。これ錆がとれてるんでないか?とさらに続けると、回りました!なんと、1-2分で1年半も悩んだことが解決です。インパクトレンチ様様です。投資の甲斐があったということにしましょう!なお、ソケットは14㎜です。
くるくる回した後、緩めたナットをハンマーでたたいて抜こうと思いましたが軸方向の動きは固く、固着解消より、抜くほうに時間がかかりました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (2).jpg
美しい光景です。抜いたボルトです。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (4).jpg
ナックルの切り欠き付近の錆がひどいです。これが固着の原因ですね。ラスペネ等は切り欠きを狙って塗布するのが効果的かもしれません。
次はサブフレーム側のボルト2本をはずします。まずは前側ですが、フェンダープロテクターが邪魔なので周りのクリップを外して作業しました。が、後でボルトを抜くときに結局全部外したので最初から外した方が作業がしやすくていいかも。22㎜ソケット+500㎜のスピンナーハンドルで緩みました。長いので引き抜くまでが少し時間がかかりました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (5).jpg
後ろ側は延長パイプの助けを借りました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (6).jpg
次はボールジョイント軸を抜きます。ロアアームをたたいてみましたが、動く気配なし。
結局前回と同じく、ボールジョイントリムーバーで外しました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (7).jpg
上側の先端部とジョイント軸の頭頂部の間に適当な厚みのナットボルトを挟んでジョイント軸を押します。なお、リムーバーはたたき込まないと先端がジョイント軸に到達しないですが、ブーツはお釈迦となります。これらは前回習得した方法なので楽勝でした。
外したボルト類です。この後ワイヤーブラシで清掃しました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (8).jpg
右端が問題のボルトナットです。上側が前、下側が後ろです。前のボルトは長く、抜くのに少し時間がかかりました。この時フェンダープロテクターを外した方が作業性がよいです。またCRC等を吹いてやると滑りがよくなって抜きやすくなりました。
あとは知恵の輪でロアアームを取ります。下側に下げ過ぎると後ろ側のカラーが下の穴に引っかかるのでできるだけ水平に近い位置で抜くと簡単なようです。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (9).jpg
問題のボルトナットは新品を使います。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (12).jpg
alt

新品ロアアームを組み付け、ボルトを規定トルクでしめます。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (14).jpg
ロアアームをパンタジャッキで持ち上げて1G相当位置となったところでボルトを締付ました。以下整備書の規定トルクです。
前側ボルト 119Nm
後ろ側ボルト 113Nm
問題のボルトナット 55Nm

後はタイヤを付けて規定トルクで締めて交換作業は終了。その後車高を落ち着かせ、トーイン調整をして、試運転しました。が、前回同様シャラシャラ音がまた発生..... 
予想通りの原因でした。後ろ側のナット締め等の時にレンチを当ててしまうのが原因のようです。元に戻して対策終了です。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (15).jpg
トーイン調整しましたが、ステアリングホイール位置がまだ完全でないので少しずつ調整する予定です。

以下総括です。
費用(交換部品のみ、1年以上前に購入済)
・右ロアアーム(セントラル製、4650円)
・ボルト+ナット(日産純正、合計約600円)
主な使用工具(対象:ロアアーム交換)
必要なもの
 フロアジャッキ、パンタジャッキ等(最低1点)
 リジッドラック(2個)
 ソケットレンチ、メガネレンチ等(14㎜17㎜22㎜)
 ボールジョイントリムーバー
 トルクレンチ
あった方がよいもの
 ハンマー(鉄、ゴム)
 たがね、バール等
 スピンナーハンドル、延長パイプ等
 長いメガネレンチ(17㎜)
 ドライバー、プライヤー等の一般的工具
 浸透潤滑剤
 クリップはずし
 インパクトレンチ(これは飛び道具ですね.....) 
時間
 問題のボルトはずし 約15分
 ロアアームはずし 約1時間
 ロアアーム組み付け、ボルト締め付け 約1時間
 車両リフトアップ固定、タイヤ脱着等 約1時間
 トーイン調整 約30分
 試運転 約15分
合計 約4時間
交換時走行距離 99,747㎞

1年半近く気になっていた懸念点が解消し、気分がよいです。筋肉痛ですが気分は最高!
お祝いです。
ロピア_プチティラミス.jpg
オクタマお気に入りのロピアのプチティラミス。おいしい。しかも見切り品30%引き。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/04/21 18:16:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ
2021年04月17日 イイね!

Z12キューブ バックドア アクチュエーター 故障原因解析

Z12キューブ バックドア アクチュエーター 故障原因解析
おはこんばんちは

ご苦労様です。桜の季節は暖かくて短期間で終わりましたが、その後寒いです。今日も雨で最高気温は14℃位、Must用事で外出した以外は屋内でごそごそしておりました。

さてバックドアのストライキは無事解消したキューちゃんですが、原因の解析のために取り外したアクチュエーターアッシーを分解しました。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (3).jpg
分解するには溶着四か所(赤丸)、爪三か所(黄色丸)、シャフト(二枚目赤丸)をはずす必要があります。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (1).jpg
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (2).jpg
溶着は樹脂のワッシャーが取れるまでけずれば取れます。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (4).jpg
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (5).jpg
爪は普通に起こしてとればよいです。が、左側を壊してしまいました。御愛嬌。
シャフトは、写真の側からラジオペンチで3-4㎜引き抜きました。全部抜く必要はありません。反対側の穴から細い棒でたたいてもはずせると思います。
蓋側です。モーターがついています。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (6).jpg
破片を発見。これがどっかにはまってリンクの作動を妨げたのが原因です。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (7).jpg
これはどこから来たのか....
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (8).jpg
黒い扇はギヤですが、これの一部です。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (9).jpg
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (10).jpg
破断面です。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (11).jpg
赤丸位置がテカテカなので、最初に亀裂が入ったのはここではないかと。つまり、ここは剥がれた状態でこすられt続けたのではないかと。で、最後に破断したのがその左側の部分。
この力の原因は...
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (12).jpg
オレンジ丸の部分が下の部位と一体で、これがストッパーのようです。二枚上の写真の赤丸の下側にあたっていたと思うので赤丸部分に曲げ応力が発生して破断したのではないかと推定します。といっても、樹脂の破断面は見方がむずかしいようで、素人の観察ですので信用しないでください。
ドアの開閉メカニズムを確認しました。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (14).jpg
オレンジ丸のレバーが反時計まわりに回ればドアが開きます。
ドアロック解放スイッチを押すとモーターが回って下写真の黒樹脂部品がレバー横に動きます。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (15).jpg
この状態でドアハンドルを引くと、下側の大きいレバーが時計廻りに回転して黒樹脂部品がオレンジ丸レバーを反時計まわりに回してドアが開きます。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (16).jpg
黒樹脂が動いていない状態(下図)でドアハンドルを引いても、写真下の大きいレバーが時計回りに回りますが、オレンジ丸のレバーは動きません。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (17).jpg
このアッシーをどうするかですが、結論として、このまま組んでスペアとして保管します。その理由は①破断部分はどのアッシーでも遅かれ早かれもげると思われる。接着等で付けれてもすぐに破断しそうだし、ネジ留めする場所もなさそう。②脱落部位が挟まらなければ機能は生きていると思われる。自分の車も一回あかなくなって復帰、再度あかなくなったのは、脱落部品が挟まったり外れたりした結果と推定する。③ストッパーはなくなるが最終的に当たるとおもわれる上記の黒樹脂部分に明確な摩耗等はないし、全体が適当にたわんで当分持ちそう。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (18).jpg
ギヤは明確な破損や摩耗はありません。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (19).jpg
黒樹脂も大丈夫そうです。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (20).jpg
モーターのウォームギヤも大丈夫そうです。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (21).jpg
別途再組付けしますのでできたら報告します。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/04/17 21:23:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ
2021年04月10日 イイね!

【修理完了】Z12キューブ バックドアアクチュエーター交換

【修理完了】Z12キューブ バックドアアクチュエーター交換
おはこんばんちは

バックドアのストライキですが、効率のよい交換方法を求めてWebを徘徊したところ、綺麗なおねえさんがわかりやすく説明している動画を発見しました。アメリカ仕様なので左右が逆ですが、勝手違いの設計だと思われるので参考になると思います。
他のヤンキー(本物)のおじさん?達はアクチュエーターのケースを豪快に破壊して、内部のレバーを動かせとはいっているのですが、少しわかりにくいです。このおねえさんの動画が一番わかりやすかったです。何年も開いていないと言っています.....

交換用の中古アッシーをネットオークションでゲットしました。送料込みで3000円ほど。11万㎞ほど走っているので自分の車より少し長いです。が、一番条件がよい部品だったのでとりあえずこれを。まずは確認です。
Z12キューブバックドアクチュエーター (1).jpg
コネクターは爪を持ち上げて外すタイプです。
Z12キューブバックドアクチュエーター (2).jpg
緊急用レバー。水平位置から下に下がるのが正規のようですので、自車のやつは中身が死んでますね。
Z12キューブバックドアクチュエーター (3).jpg
いよいよ車両のアッシーを壊します。前回のように、内張をはずし、防水シートのブチルゴムを切断します。ブチルゴミに触れないようにビニールブル袋を貼ってマスキングテープでバックドアに止めておきました。
アース線が邪魔なので外しておきます。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (1).jpg
ケースにドリルで穴を開けていきます。使ったのはホビー用ルーターに3㎜のドリルです。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (2).jpg
Z12バックドアアクチュエーター交換 (3).jpgZ12バックドアアクチュエーター交換 (4).jpg
ここでおねえさんのようにドアを開きます。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (5).jpg
黒い樹脂の部品と、その奥にプレスのレバーが見えます。この樹脂部品を車載で上(写真左方向)に移動させたまま、プレスのレバーを車両前方(写真の上方向)に動かすとドアが開きます。写真は、ドライバーをレバーの穴部に突っ込んだところでこの状態で樹脂部品は上に移動しているのでこのままドライバーでレバーを動かせばドアがあきます。感動の一瞬です。

次はドアハンドルからケーブルを外します。そのためには、ドアハンドル裏のアッシーを外します。
トルクス(T30)を緩めるとドア外側の左側のカバーが外れます。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (6).jpg
左側のカバーは勝手にとれます。穴の縁についているガスケットを外します。(下写真はすでにはずれています)ガスケットは軟質樹脂で壊さないように注意します。ドアハンドル奥の部品は下の写真の穴の上下に各一か所ある切り欠きに止まっているので車両左方向にスライドさせると取れます。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (8).jpg
ドアハンドル右側を引き出したところ。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (7).jpg
ケーブルを外します。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (10).jpg
写真下側のアウターケーブルの首根っこを外して、そのあと先端の玉をはずします。

つぎにドア側面のT30トルクス3本を緩めてバックドアアクチュエーターをはずし、コネクター(爪を起こしてから抜くタイプ)を抜いて、アッシーをドアから取り出します。これで取外しは終了です。

交換は基本逆の順番なのですが、ケーブルをはめるときに、ドアハンドル裏のアッシーに行っているコネクター二つを外してから作業しようとしましたが、コネクターが硬くてはずれず、ヒートガンで熱してもだめ、30分ほど苦闘した挙句にコネクターはずしは諦めました。
結果的に以下順番でやると比較的簡単にできそうです。
①バックドアアクチュエーターをドアに仮組する(トルクスネジ一本を仮止め)
②ケーブルを大体の位置に配策する。
③ドアハンドル裏のアッシーにケーブルの先端と、アウターチューブの先を引っ掛ける。この時ドアハンドルの穴を通してみながら作業する。
④ドアハンドル裏のアッシーをドア開口部の切り欠きに固定する。
その後はドアハンドルのガスケットを付けて、ドアハンドル付けます。以下の位置までいれて、右にスライドさせるとはまります。
Z12バックドアアクチュエーター交換 (12).jpg
左側の蓋は裏のトルクスネジで固定します。その後、バックドアアクチュエーターへのコネクターを接続し、トルクスネジを三本締めて終了です。

難易度が高く見えた作業ですが、やり方がわかってしまえば難易度は中程度です。

総括です。
作業時走行距離 99080㎞
費用
バックドアアクチュエーターアッシー(中古品、約3000円)
T30トルクスネジ用3/8ソケット(ストレート、300円)
時間
診断、取外し方法検討(一時間×2回)
内装取外し、防水シート剥がし等 15分
バックドアアクチュエーター穴あけ、ドア解放 30分
ドアハンドル関連部品取り外し 10分
清掃(切粉等) 10分
バックドアアクチュエーターケーブル接続 30分(試行錯誤多し)
ドアハンドル関連部品取付 10分
バックドアアクチュエーター最終締結 10分
開閉テスト 5分
防水シート、内装トリム復帰 15分

合計 診断 2時間 交換作業 2時間15分 ほかに工具等準備、撤収合計約30分

今回の教訓をもとに、効率的と思われる取外し手順を別途整備手帳に記載します。また、取り外したアッシーは、今後分解して故障原因を探ってみます。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/04/10 22:42:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ
2021年04月03日 イイね!

【次の故障】Z12キューブ バックドア開かない

【次の故障】Z12キューブ バックドア開かない
おはこんばんちは

今日は今年最後の桜見物の予定でしたが、家庭の事情で中止に。なので車の修理の診断をしました。故障はバックドアのロックが解除しないことで、バックドアの機能損失の状態です。最近の一連の物が壊れる現象の最新版です。実はこの症状は数か月前にもでましたが、確認しようと思っている間に勝手に治癒しました。ポンコツ車なので節約コースの修理をめざし、まずは診断しました。

Webで調べると、故障は典型的なものらしいです。パターンとしては①ロック機構駆動用のモーターが死亡②ロック機構の樹脂部品が死亡 あたりのようです。前者だとパチモンモーターとの入れ替えで修理できるようなので期待です。

まずはアクチュエーターを取りはずすのがよさそうです。
ドアが開かないので内部から内張を外します。念のためヒートガンで少し温めてから引っ張って外しました。幸い、強情なクリップはなく、無事は外れました。この瞬間が一番緊張します。
Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (1).jpg
Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (2).jpg
ここまでくれば後は楽勝、防水シートを一部めくって、緊急用のレバーを押せばドアが開くはず......
Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (3).jpg
これはアウターハンドルの裏側の部品です。
Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (4).jpg
下の写真の真ん中上の円筒形のレバーの突起を下方向に下げればロックが解除できるそうですが、水平位置から下へ動きません。
Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (5).jpg
リモコンキーをオンオフさせると、動きそうな振動が伝わってきますが動きません。再度Webを調べると、内部の破損でレバーが動かないケースはよくあるみたいです。つまり、レバーが緊急用のバックアップになってないってことです。設計したやつ出てこい!って言いたいです。(設計者推定言い訳「このノブは電気的な不具合でロック解除ができない場合の解除機構で機械的な破損は夢にも考えませんでした。」)
さらにWebを調べるとアメリカのヨウツベに一年以上開かなかったキューブ(左ハンドル)ドアを開けたって動画上げてる人がいて、写真の状態でドライバーで樹脂のケースをどついて壊し、中のレバーをドライバーで動かしてロックを解除したってのを発見。他にも同様の動画も発見、これをやるしかなさそうです。おそらくお店もこうやって外すのだと思います。
ドリルで穴開ければ簡単では?と思いシミュレーションしました・
Z12_キューブ_バックドアアクチュエーター修理 (6).jpg
上のアース線をはずせば、それほど難しくなさそうです。いくつか穴開けて樹脂をめくってプライヤー等で剥がせばなんとかなりそうな感じです。
ここまでで今日の診断は終了です。まずは部品の調達からです。中古品でまずは様子見かなあ?

ストレートさんの決算セールに釣られて購入してしまいました。
Straightインパクトレンチ400Nm (1).jpg
セールで税込み20070円、結構なお値段ですが、400Nmという高トルクで、レビューの評判も悪くないのでこれに決定しました。あやしい志那ブランドはもっと安いけどトルクが詐称とか、すぐ壊れるとか。マンガの球団的な名前の同業他社のも評判が悪そうだし。
購入の言い訳としては、①ビットも付けられる(手持ちのBlack&Deckerの電動ドライバーのバッテリーが弱ってきているので交代品としても期待 ②固着したボルトやプーリーのボルトが緩められるため、作業の幅が広がり結果的に費用の節約となる。③タイヤ交換時の作業が楽になる。などなどですが、結局はほしかったからってのが本音です。

とはいえ、実力で400Nmは期待していませんが、最低でも150Nm位で締めたネジ(足回り等)は緩んでほしいものです。早速テストしました。
Straightインパクトレンチ400Nm (2).jpg
110Nmで締めたホイールナット、あっさりと緩みました。このナットは110Nmで締めたあと、約150㎞で110Nmで増し締め(わずかに回った)、その後約1000㎞走行しています。
回転速度も調整できるので仮締めも簡単にできました。最後のトルクレンチだけ手締めなので結構楽ができそうです。手放せなくなりそう。

以下Black&Deckerのインパクトドライバーとの比較です。
Straightインパクトレンチ400Nm (3).jpg
長さが短いです。
Straightインパクトレンチ400Nm (4).jpg
これがポイントです。
Straightインパクトレンチ400Nm (5).jpg
いろいろ使えそうです。

今日見かけた珍しい車。
Ferrari458.jpg
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/04/03 22:19:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ

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