ウキュハム君のブログ一覧

　こんばんは。
　私の趣味の一つである、ソ連製の飛行機/車の話題を提供します。
　写真の飛行機は、ツポレフ154Mです。キットは、Zvezda（ロシア製、星の意味）の1/144キットです。キットは、２年程前に発売されたもので、精緻なスジボリ、合いのよい部品等、最新の日本製キットと比較しても見劣りしない内容で製作もしやすく、完成品の見栄えもよいものです。特徴としては、樹脂が柔らかいのと、デカールの質がいまいちなことです。
　基本的には素組みですが、コクピット内のシート、コンソールの追加、エンジンのファンディスクの自作（アルミ製ビール缶利用）を行なっています。前者は全く見えませんが（泣）、後者はアルミの鈍い輝きに、密かに自己満足しております。また、窓ガラスは木工ボンドで再現しました。胴体の左右の合せは良い部類だとおもいます。プラリペアで頑強に接着（一体化？）しました。
　塗装は、ソ連時代のアエロフロートのものです。キットはこの他に、現行ロシアアエロフロート、"Free Sky"航空？のバリエーションが製作できます。
　手前のプロペラ機は旧日本海軍の雷電です。大きさ比較用です。飛行機は実機の大きさの違いが大きく、同じスケールでもものすごく大きが違うのがコレクションの悩みですね。ツポレフの実機の長さは、４８m、モデルで３０cmほどです。
　実際のこの飛行機は、日本では安全性をはじめ評判が悪いですが、専門家の間ではそれほど悪くないようで、1970年代はじめのジェット機としては、標準的な性能だそうです。安全性も、飛行機自体が原因の事故は当時としても標準的、むしろ運行環境が悪いためが多いようです。クラスとしては、ボーイング727クラスですが、重量比の馬力は727より大きく、いまでも上昇性能や、巡航速度はトップクラスだそうです。ただし、燃料消費が極悪で、これは古いエンジンなので、今の製品と比べるのがアンフェアというものでしょう。ボギーは通常の四輪に対し、六輪で。シベリアの整備状態の悪い地方空港対応のためらしいです。
　154Mは近代化仕様らしいですがさすがに古くなってきていて、ロシアでも急速に引退が進んでいるようです。乗ればあまり快適ではないでしょう（残念ながら私は乗ったことがありません）。先端の尖った機体は、今でもかっこiいいし三発の機体もめずらしいです。この形のイメージを継承した次期型機があるといいですね。

　今日みんカラからのメイルがきて、自分のページを思い出しました。
　数年振りの復活？です。相変わらずの趣味ですので、復活？記念に最近完成したプラモデルをアップします。
　写真の赤い飛行艇は、映画「紅の豚」の原作「飛行艇時代」のフィルゴーレ号というそうです。ファインモールド製のキットです。映画の飛行艇と、エンジンが違う設定だそうで、より大型のエンジンがついています。飛行艇は初めて作ったような気がしますが作り方は飛行機と同じです。飛行機モデルの最大の欠点は、胴体の左右の合せ目が完全にあわないので、段差を消さなくてはいけないことです。このキットは比較的良好でした。古いキットには結構悲惨なものもありますね。
　苦労したのは、豚と、フィオ（女の子）の人形の塗装です。写真ではわかりずらいですが、ちゃんと乗っています。人形の高さが１０mm位なので、ルーペで見ながら塗装しました。自分ではまあ満足です。
　機体の色は、イタリアのイメージをだすため明るい赤（ガイヤノーツのブライトレッド）とし、自分ではイメージ通りです。

次回は車のモデルにしましょう！