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今日はトゥインゴちゃんの12ヶ月点検にいきました。
 
油漏れ等がないか気にしていたのですが、問題なし。クラッチペダルきしみ音がわずかに発生していたので、グリース塗ってもらい解消。踏力も低下しました。これは完治しないので、音がでたらグリース塗るので来てくださいだそうです。それ以外は、エンジンオイル&フィルター交換、ELF　Evoluｔion　SJ　５W-30にしました。一応化学合成油なので、ちょっと高いです（1500円/L)

作業は３Hくらいかかるので、代車で買い物に。

マイナーチェンジのモコちゃん、アイドルストップ付きです。

内装は、なかなかの出来。布はなく、プラスチックながら、部品の色を変えたりして、変化をつけています。メーターは速度計以外は警告等のみ。ちょっとさみしい。

ここはちょっとチープな感じ。特に温度調節レバー（一番上）のデザインはもうちょっとなんとかならなかったものか....

シートは固めでなかなかいいです。長距離はためしてませんが。

動力性能は、一般路で流れに乗って走っている分には必要十分です。ただし、余裕駆動力はないので、巡行から踏み込んだときに、CVTが変速するまでは加速しないのでなれないといらつくかも。一旦変速すれば、ギヤ比に助けられて実用上は問題ない加速をするものの、エンジン音はすごい。一体何rpm回っているのやら？
 
アイドルストップは停車後すぐ作動。減速時にも作動しますが、あまり作動しません。運転状況でするしないを判定するのでしょうが、あまり作動しないので、ありがたみが感じられません。それより問題は、停車後、ブレーキを少し緩めると、再始動してアイドルストップのうまみがなくなります。ブレーキは、最初に止まったときのペダルポジションからのストローク？液圧？を検地しているみたいで絶対値ではなさそうです。つまり、強くブレーキを踏んで止まり、少し緩めると再始動します。停止時に弱く踏んでおかないと疲れます。発進時の応答性重視でしょうけど、なんとかしてほしいです。
エンジン停止時、再始動時の音振動は比較的小さいですが、繰り返していると、ちょっとうっとうしいかも。
ハンドリングは、（当然）シャープではないものの、 遊び感は少なく、直進性も80km/hまでは良好（それ以上は走っていないので不明）。実用車としては妥当な味付けです。

総括すると、買って後悔する車ではないです。遠くに走らない人にはよいチョイスのひとつではないでしょうか？

とはいえ、今の軽自動車はほんとうに小型車のあるべき姿か？というのは気になります。たとえばこの車のエンジンは、最大出力発生回転数は6500rpmです。スポーツカー並みの高回転で、低速と両立させるために、吸排気とも可変バルブタイミングと、これまた信じられない高級装備です。走りは前述のとおり、トルクで走れないのでギヤ比と回転にたよっています。これまたスポーツカーみたい。
もう少し大きいエンジンを積んで、低速トルクを上げてトルクで走るようにすれば、可変バルブタイミングもいらないだろうし、安くできる上に走行感覚もよくなるはずです。
もうひとついうならば、大きさが制限されているので、中を広くするためにひたすら背を高くしています。これもほんとうにいいのか？相対的には重心が高く、安定性は悪くなる方向です（今売ってる車が悪いという意味ではなく、あくまでも傾向として）。普通に走っているときは問題ないでしょうが、緊急回避時に普通の車高の車との安定性の差が問題にならないともかぎりません。普通の人が乗る車こそ、安定性の高い車であるべきでそれを提供するのがメーカーの良心ではないでしょうか？

最後に、軽は安い安いとメディアが持ち上げていますがこのモコちゃんは120万円なので安くはありません。私の理解は普通の人が車に使うお金はこの20年位増えてなくて、20年前に120万円で買えたカローラやサニーが値上がりして、一方お客さんはやっぱり120万円以上は車つ使わない、ということだと思います。税制の話も、軽が増えて税収が減っているので、いずれは見直しが必要でしょう。小型車のユーザーからすれば不公平感が大きいです。360ccの軽とは、すでに実質的に違う性格なので、優遇のあり方を見直す代わりに、車両の規格も同時に見直せば、国際的にまともな車に進化するチャンスです。そうすれば、軽で培った技術で世界最強の小型車を作れるはずです。初代アルトは47万円で大ヒットするとともに、軽自動車のあり方を変えました。それにまさるともおとらない車の登場を期待します。



 
12ヶ月点検の御褒美に、ボルビックのキャトルをいただきました。買い逃していたのでうれしいです。これでほしかった車はそろいました。