ウキュハム君のブログ一覧

夏休みに、旧ユーゴスラビアのモンテネグロにいきました。

車好きの皆さんのために、交通や街で見かけた物を紹介します。(街やビーチの様子はWebのどこかにあります。）

まずは道路。



首都ポドゴリツァから観光地のブドヴァに行く幹線道路です。日本の地方の国道によく似ています。制限速度は80km/hと道路に対して現実的な設定。二枚目の写真は、アドリア海へ下っていく旧道です。急勾配で40とか60の標識がでてきます。当然登りもあるわけで、低性能車にはつらい急勾配。タクシーおじさんのベンツはトルクに物を言わせて問題なし。路面の状態は総じて良好。砕石は小さく、日本の路面ににています。

ホテルから歩いて30分ほどの、隣のバス停の集落。ホテルに加え、一般民家が結構あります。お店と、タクシースタンド。



運転は総じておとなしい印象です。横断歩道で歩行者が待っていると止まってくれます。これは親切。



ポドゴリツァ近くの村。ラウンドアバウトも結構あります。

さきほどの場所からバスでホテルまで帰りました。



ブドヴァから郊外へ向かう路線です。バスは0600-0200、うち0800-2000は10分おきという便利さ。



ここでもがんばる日本製品、はしれはしれ！いすゞのトラック、ならぬバス。短パンのおにいちゃんが車掌さん。私のいんちきロシア語が通じて、めでたく切符が買えました。1€。タクシーで市内から、ホテルまで14-15€(約5km、メーター制)なので、バスは圧倒的に経済的。普通の人はこちらを使っているのでしょう。

走っている車は、欧州メーカーのものが多いです。VW、フォード、オペル、ルノー等、日本車はマツダとトヨタが少し、日産は、ほとんど見ず。その他はまったく見ず。

古いトラック。いい感じ。 

昔のメルセデス？

泥棒さんの車もお子様向けに！これが最強！？

なお、運転は比較的温厚な感じです。驚いたことに、前席シートベルト着用義務があり、違反すると40€だそうです。収入を考えるとすごく高い！この進化レベルの国としては、意外ですが、EU加盟を目指しているので法規だけは先行しているのかも。ただししている人はめずらしく、タクシーの運ちゃんもお巡りさんをみて、あわててやっている振りをしていました。もうちょっと成熟しないとだめですね。

ビーチの向こうに見えるのは、建設中の別荘郡。よくみると、随分長い間工事をしていない感じです。 

このアパートも。

粋なトラックの向こうは不動産広告の山。

新興国にありがちな、外国の金持ちを目当てにした投資用/別荘用物件と思われます。いたるところで見られます。好景気時にはじめたものの、景気後退で資金が調達できなくなったのでしょう。せっかくの景観が台無しです。景観保護の思想もまだめづらしいのでしょう。早く法律や社会認識ができるといいですね。ただし、山には風車がみえず、これは◎。

ホテルの向かいのお店。24時間営業。 

ミネラルウォーターは２Lで0.7€と、日本よりは安いです。アイスクリームは1€位、缶詰は2-3€。日本とあまり変わりませんが、平均的な月収は600€程度らしいのでやはり高い。 

果物や野菜も売っていました。

近くの露天。ビーチ用品が多い！

街道沿いのスイカ露店！買いたかったなあ！

天候ですが夏は乾季で、毎日良い天気でした。30-33℃位、日差しは痛いくらいに強烈です。すぐ帰ると思って帽子をかぶらず外出して、1時間ほどたって軽い熱中症になるという失態を演じました。みなさんもご注意を！

実は一番いい季節は9月だそうです。海水温は、33℃まで上がり、ビーチも空いてホテルも安くなるので。これはタクシーおじさんの情報。あと特筆事項は、治安がいいことです。ツーリストが、夜ブドヴァの街をふらふらしていても、スリや怖い人が寄ってくることは一切ありませんでした(観光客人数世界一を自慢する、サービス最悪の某国の首都だと3-4回はすられているかもしれません）。　タクシーおじさんもそれは自慢していて、夏場のジプシー意外は問題ないそうです。ここでもジプシーか....

ポドゴリツァの近くの鉄道、べオグラードまで行くそうです。遠目ではきれいな列車も近づくとすごく古いのが判明。当然窓は全開です。でも格好は好きだなあ！日本の新幹線ほど速くないよ！とタクシーおじさん。そりゃあ見ただけで分かります。ゲージはロシアと同じらしいです。

これがおじさんのメルセデス　E220　CDI(ディーゼル)。二年前に中古を25000€で買ったそうです。CDIは廉価版らしいので安いのかどうか不明ですが高くはなさそう。当然6速MT。同行者は自動のほうがいいだろとからんでいましたが、おじさんはメカニカがいいんだと自信たっぷり。私もそうだそうだとおじさんに加勢しました。タクシー代は、往路が70€、復路は55€でした。おじさん、空港でまた別の客を拾うのだろうから、片道はダンピングしても儲けになる、ということですね。夏の間は儲かるでしょう。20年同じ道路を往復しているといっていました。

ポドゴリツァの空港。日本の成田空港に相当するところですが、近代的ながら平屋のちいさい建物。世界は広いですね。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。