
こんにちは
タイヤ交換後、街中、郊外、山岳路、高速道路と約500km走ったので、感想と今後の方針をまとめました。あくまで個人の感想ということで御理解をおねがいします。
標準装着のコンチネンタル スーパーコンタクト2は、高性能タイヤらしく、高い剛性をもち、ステアリングのNから微小舵角時の応答はすばらしくかつ、グリップも高いタイヤです。その反面乗り心地は相当悪く、音も大きいです。それから空気圧の変化に非常に敏感なタイヤである印象で、10kPa上がっても下がっても段差乗り越え時の衝撃が悪化しました。そのために分かりやすかったのも事実ですが.....
以下メーカーのページの説明です
ヨーロッパの名だたるカーメーカーに数多く選ばれたスタンダードスポーツ
規則的なトレッドパターンに基づいたユニークな左右非対称トレッドパターンデザインが、卓越した高速操縦安定性と制動力を発揮。さまざまな走行状況下でベストなロードホールディングを提供します。 最新のバイオニック・シリカコンパウンドにより、ウェット・ドライ路面での高いグリップパワーを発揮、バイオニック・プロファイルは路面への理想的な接地圧と高いグリップパワーを生み出します。さらにブレーキングやコーナーリングでの高い安全性を確保します。(引用終わり)
それに対し、HybridⅡは、グッドイヤーのプレス発表資料より
新基盤技術の「HYBRID II」は、グッドイヤー独自の技術である、トウモロコシを原料とした素材(Bio-TRED)に加え、今回新たにロングライフを実現する(Value-TRED)を採用することにより、これからのクルマ社会が避けて通れない<環境>と<経済性>という問題を高い次元でバランスさせた新基盤技術です。
「HYBRIDII」の主な特徴
キーワードは、「環境」 と 「経済性」。
(1)<コンパウンド>
★Bio-TRED : 天然原料をベースに開発されたバイオトレッドはトウモロコシから採れるバイオフィラ-(ゴム補強材)を採用した新トレッドコンパウンドで、高い「環境」性能を備えます。
★Value-TRED : トレッドゴムの分子結合や屈曲性を強力にすることで、高い耐摩耗性とロングライフを実現します。少しでも長くタイヤを使用していただけるよう、「経済性」を考慮し開発された技術です。
※ 摩耗しにくいタイヤとは、ゴム分子間の屈曲性がポイントとなります。屈曲性が弱いと分子が断裂を起こし、ゴムが千切れ、それが摩耗につながります。
(2)<タイヤ・デザイン>
★NVRラバー : 特殊防振ゴムのNVRラバーを採用し、路面から伝わる振動やノイズを抑制します。
★新パターン : 偏摩耗抑制や静粛性に重点をおいて改善した新パターンも、タイヤを使いやすくします。
(引用終わり) 2006年の発表なんですね......走行性能の話はほとんどないですね~
まずは500km走行後のタイヤの様子です。

前輪。パーティグラインはまだ残っています。

後輪。
さて評価です。基本は5段階評価です。( )コンチネンタルです。なお、空気圧はメーカー指定のままです。(前輪240kPa、後輪210kPa)
1. 応答性 3 (5)
個人的に一番気になるのが中立から微小舵角時の応答性です。これは同時に直進時のふらつきを抑える性能でもあるので。結論はもう少し応答がよければうれしいですが、だめなレベルにはありません。60km/h以上での応答性はOKレベルです。たとえていうならContinentalが指一本分の転舵で車線変更ができたのが1.5本分くらいになった感じです。なお、新品時より少し改善しました。
2. グリップ力 3 (4)
これはエコタイヤなのでそこそこです。期待通り。山道の0.5G程度までの走りでは特に不満はなし。45度位の転舵から切足した場合も問題なく応答します。
3. 制動性能 3 (4)
通常から少し急制動の範囲内では効き、安定性とも問題ありません。タイヤがなくような急制動は未経験です。
3. 直進安定性 4 (5)
100km/hまで確認、まったく問題ありません。軽く手を添えていればふらふらすることもなく、絶えず修正が必要でもありません。後輪の接地感も不安ないです。
4. 乗り心地 2 (1)
コンチネンタルよりは改善し、目地乗り越え時の衝撃はやわらかくなりました。欠点はでこぼこが続く場合に車両のばね下のさらに下にばねがもうひとつ入ったような不快な乗り心地になります。これは硬い脚のクルマに柔らかいタイヤを履かせたときの特徴だと思います。こういうシーンは少ないので気にせねばよいのですが....
5.騒音 3 (1)
前のは同等と書きましたが前言撤回です。明確に改善しました。自信をもっていえる理由は、ギヤノイズが他の速度域でも聞こえるようになったので.....高速道路では明確に騒音が低減しました。
6.雨天時性能 3 (3)
低速ワイパー連続作動程度の雨を体験、特に問題はないです。少なくともコンチネンタルの交換前とは比較ができないくらい改善しました。
お湿り程度の雨しか経験してないので評価は別途です。
3が多くて面白みがないですがエコタイヤなのでバランスがとれており、メーカーの狙い通りだと思います。
少しでも改善できないか?ということで空気圧を変更してみました。

前後輪とも、+10kPaとしました結果は、Nからの応答性と、でこぼこが続くときの気持ちの悪い乗り心地が少しよくなりました。しばらくこれで様子を見ます。空気圧上限は340kPaなので余裕です(タイヤ表記による)。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
Posted at 2016/04/03 13:12:54 | |
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