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ウキュハム君のブログ一覧

2021年06月05日 イイね!

Z12キューブ ブレーキフルード交換

Z12キューブ ブレーキフルード交換
おはこんばんちは

10万㎞達成しました。うちに来てからは18000㎞ですが...
Z12_100000km.jpg
今日は梅雨の間の晴の日なので、少し前から準備していた、ブレーキフルードの交換を実施しました。2年前の7月に購入した時以来の交換です。約18000㎞走行しています。メーカーの推奨は2年おきですので、今回実施しました。

トライアルを繰り返した結果、掃除機を使った一人ブリーダーを一応完成しました。
全景です。構成部品は掃除機、チューブ(二本)、回収用のボトルです。
Z12_brakefluid_change (5).jpg
ボトルには二本のチューブを差し込み、一方はブレーキのニップルに、もう一方を掃除機で吸います。ボトルの中が負圧になり、ブレーキ液がボトル内に吸い込まれる理屈です。
Z12_brakefluid_change (3).jpg
チューブは穴に差し込んだだけなのでテープで目止めしています。気分程度の効果かな?
Z12_brakefluid_change (4).jpg
掃除機の負圧は大きいほど良いのですが、負荷が過大になると安全装置が働いてて負圧が下げられるのでテープで隙間を調整して、ほどよい圧にします。
性能は.....もう少し早く吸ってくれるといいですが、実用には耐えました。理由は後述です。
三回目の試作で、わかったことは①ボトルは剛性が必要 ②負圧を吸う側のチューブはできるだけ太い方がよい。 ①の理由は、剛性がないと負圧でつぶれるからです。②の理由は、ボトルの負圧をより下げるためです。より強力な掃除機や、負圧発生装置を使うのが一番いいですが....

以下手順です。
今回のフルードは、モノタロウブランドの製品です。

Z12_brakefluid_change (1).jpg
1L缶で約600円だったはず(10%引きの日に購入)。全交換なので二本買ったのですが、一本でよかったです。
まずはリザーバータンクからできるだけフルードを抜きます。
Z12_brakefluid_change (2).jpg
とおもったら、チューブが深くまで入らない構造のようで、少ししか抜けませんでした。(泣き) 仕方がないので、ブレーキ側から抜きました。
順番は、整備書の手順に従って、①左後輪 ②右前輪 ③右後輪 ④左前輪 でやりました。
最初の車輪はリザーバーのフルードを抜かないといけないので約1.5時間かかりました。機器のセットアップや条件だし、車輪の脱着も含んでいます。
写真は前輪です。結構勢いよくフルードと泡がでてきます。泡はネジ部から吸っているのでニップルを押し付けたら泡は少なくなります。泡は配管内からでているのではありません。
Z12_brakefluid_change (8).jpg
こんな感じ。結構色がついてます。
Z12_brakefluid_change (6).jpg
新しいフルードが出てきたので終了です。
Z12_brakefluid_change (7).jpg
二輪目以降は配管内だけの抜き取りでよいので一輪当たり20分程度で終わりました。(タイヤ脱着含む) なお、フルードをまき散らす失態はありませんでしたが、作業部位周辺を念のため拭取り、散水をしておきました。

ホイールナットのトルクチェックを再度実施したあと、敷地内でブレーキの作動を確認したあと、自宅前の公道で試運転、問題ないことを確認しました。その後買い物に行き、異常がないことを追確認しました。帰宅後、念のため前輪のエアの状態を再確認しました。
Z12_brakefluid_change (11).jpg
前輪を転陀し、チューブをつなぎます。車内でブレーキを踏んで、適当な棒でブレーキペダルをツッパリ、その状態でニップルを緩めフルードを抜きます。左右前輪で実施し、問題なし。
抜いたフルードです。
Z12_brakefluid_change (9).jpg
約0.5Lです。一本で十分でしたね.....
簡単な実験を。元のフルード(おそらく純正品)とモノタロウフルードを混ぜて変なものができないか、試しました。
Z12_brakefluid_change (10).jpg
元液:新液=1:3程度で混ぜました。混合後9時間後でも変なものはできていないようです。しばらく放置しておきます。→その後9日後でも問題ありません。

総括です。
掃除機を使ったワンマンブリーダーは作動が安定するまで少し苦戦しましたが、一度抜き始めると手がかかず、色とリザーバーの液量を確認しておけばよいので、なかなか良い物でした。もう少し抜きの性能が上がるとより使いやすそうです。

作業時間
機器設定および条件だし 約45分
左後輪フルード抜き 約45分
その他三輪フルード抜き 約60分

費用
ブレーキフルード 1L缶 モノタロウ 約600円
後輪用チューブ(内径Φ6㎜燃料用) 約100円
前輪用チューブ(内径Φ4㎜) 手持ち
負圧抜き用チューブ(内径Φ12) 手持ち
ボトル 蜂蜜瓶廃品利用
その他メガネレンチ、車輪交換用工具一式他

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/06/05 18:21:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年05月29日 イイね!

Z12キューブ ホイールナット 締付トルク低下測定

Z12キューブ ホイールナット 締付トルク低下測定
おはこんばんには

御無沙汰しております。早い梅雨入りですが、いかがお過ごしでしょうか?
連休を挟んで雑用に追われておりましたが、一段落しましたので、以前からやりたかった家関係の雑事や車の整備等をぼちぼちやっております。梅雨の合間を見ての活動ですので、どこまでできるかですが.....

今日は朝から土方的仕事で疲労困憊、夕方日差しも低下してきたので以前紹介した、自作ブレーキ液ブリーダーの改良版のテストをしました。結論は準備不足でテスト以前の問題だったのですが....

気を取り直して道具を出したついでに、以前から気になっていた、ホイールナットは締めた後締めましした方がよいという話がありますが、実態としてどのくらいのトルク低下が起こるのか?という疑問がありました。今回増し締め法でトルクの低下がないか、確認しました。増し締め法とは、ボルトナットがどのくらいのトルクで締まっているか確認するために、小さなトルクからかけていって、回ったところがそのトルクという方法です。今回は80Nmから5Nm毎に増加させました。自分の安物のトルクレンチで精密な精度の話をすると全てが破たんするので、あくまでも相対的な雰囲気がわかるかどうか?という話であると御理解ください。
Straightインパクトレンチ400Nm (2).jpg
左後輪はブレーキ液ブリーダーの件で取り外したのでエントリー外です。ホイールナットは、前回110Nm(整備書指定108Nm)で締めた後約100㎞走行しています。結果は、
右前輪 ①105Nmで回った②110Nmで回った③④110Nmまで回らず。
左前輪 ①110Nmで回った②③④110Nmまで回らず
右後輪 ①105Nmで回った ②③④110Nmまで回らず
一番低いトルクは100〜105Nmの間という結果になりました。若干緩むナットがあるのか、それもと最初から110Nm掛けたつもりでもかかってないのか不明ですが、緩みは10%以下、しかもすべてのナットではないので、心配はないでしょう。第一、増し締めしないでホイール外れたことないですし.....
なお、写真のインパクトレンチですが、締め方向で1-2回打撃が入るときのトルクを同様に測ったら30Nm(トルクレンチの加減)未満でした。打撃が入ったら止めれば締めすぎには余裕がありますね。
参考になれば幸いです。

改良型のブレーキ液ブリーダーです。
ブレーキ液ブリーダー改良型.jpg
試作品①はペットボトルだったのですが・ボトルが負圧で凹む・安定性が悪い という問題があったので蜂蜜瓶を転用しました。が、チューブが細くてニップルに差し込めませんでした...前から確認しようと思ってやってなかったのが敗因です。チューブを買ってきます。

余っていたモルタルで駐車場の段差スロープの試作にトライ。現在実用上問題があるわけではないですが、少しでも段差が減った方がいいだろうし、市販品は高いので。
自作段差スロープ.jpg
段ボールにガムテープを貼って剥がしやすさを狙いました。隅部は隙間ができるようにして、水が流れるようにしたつもりです。よければ量産?します。なお、この場所は厳密には公道なので固定は違法だそうです。動かせるものもグレーゾーンらしいですが、当局は黙認してるようです。(工務店さんの話より)
物入の制作も開始しました。
物入作成中 (1).jpg物入作成中 (2).jpg
わがRabbit houseの塀際の有効活用です。この後表面の板はり、塀への固定、ドアの作成が必要です。うまくできるかな?

連休前に木之本ドライブで買った、つるやパンさんのサラダパン。
つるやパン_木之本町 (1).jpg
つるやパン_木之本町 (2).jpg
たくあんが入っているパンとして有名らしいです。食べた感じはたくあんは存在感が小さくて、シャリシャリする食感を出すために入れている印象でした。近くに行かれたときはぜひトライを。
先週末にまた近所にいったので、今度は別のパンを。
つるやパン_木之本町 (3).jpgつるやパン_木之本町 (4).jpg
ありがちな商品ですが、自分はこっちのほうが好きだなあ。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/05/29 18:27:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ
2021年04月24日 イイね!

ロータスエリーゼ MTオイル交換

ロータスエリーゼ MTオイル交換
おはこんばんちは

ガレージのない我々貧民にとって車整備に適切な季節になりました。そのためにオラのラッシュ的に車整備をしております。今回はエリーゼちゃんのMTオイル交換です。キューちゃんばかりかまっていたので久しぶりです。

現状のMTオイルは、買ったときにお店が納車整備の一環でいれてくれたワコーズのMTオイルです。どの商品か確認していませんが、現実的に、ギヤの入りが正直すごく悪いです。寒い季節の冷気時に悪いのは当然として、暖気後でもあまりよくないです。特に、停車時にNから1速へ入れるときのシンクロリングの押分けに要する力が非常の大きいです。つまり、ギヤが入らない。二速へのシフトアップ時も同期力がすげー大きい、つまり重い。さらに二段入りも悪い。
つまり、納車以来ずっと不満だったわけです。第一、納車時にワコーズオイルと聞いた瞬間にトヨタ純正油でないんですか!っと叫んでしまったくらいです。苦情はないですと言われたので引き取ったのですが、走行距離が増えるにつれ多少はよくなったものの、絶対的にはよくないです。一度お店にえらく悪いんですがと苦情を言ったんですがこんなもんですねとのつれないお答え。
今回のMTオイルは日産純正のMTオイルです。GL4の75W-90です。以前乗ってたR32GT-RとS15シルビアでよかった印象があるので、使ってみました。
まずはMTオイルを抜きます。その前にアンダーカバーを外します。後輪を自作スロープに乗せて作業します。
パンダジャッキでアンダーカバーを支えて、ボルトを外します。前回のエンジンオイル交換でやったので楽勝です。今回は、インパクトドライバーに90度方向展開のアタッチメントを使ったので楽勝でした。(最初の緩めは手動で、その後のボルト外しに使いました。)
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (3).jpg
アンダーカバーが外れました。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (4).jpg
NACAダクト後方に空気が流れた跡があります。結構エンジンルーム内に吸ってるんですね。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (5).jpg
この後フィラープラグを中古工具屋で買ったブランド品KTCのコンビネーションレンチ(24㎜サイズ)で外します。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (6).jpg
次はドレインプラグです。10㎜の六角レンチです。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (7).jpg
抜いたオイルです。6000㎞ほどなので結構きれいです。正直交換は勿体ないレべルです。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (8).jpg
外したドレインとフィラーボルトです。ボルトサイズはM18、ワッシャーはアルミ合金です。左側がドレイン右側はフィラーです。手前が新品のワッシャーです。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (9).jpg
ドレインボルト部にマグネット付きのドレインボルトが使えないかと思いましたが、ファイナルギヤが結構せまっているので難しそうです。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (10).jpg
ついでにエンジン回りをチェックしました。問題なし。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (11).jpg
ドレインを締めた後、オイルを入れます。

Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (12).jpg
手持ちのチューブが30㎝ほどしかなかったので延長部としてペットボトルを加工しました。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (1).jpg
この上に漏斗を載せてオイルを入れました。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (13).jpg
フィラーからオーバーフローしたらプラグを締めます。
Lotus Elise S3 Manual Transmission oil change (14).jpg
あとはアンダーカバーを付けて終了です。
簡単なように書きましたが、ドレインプラグ、フィラーに到達するために、相当な手間がかかりました。手順と時間をまとめておきます。
1. 後輪をスロープに乗せて、アンダーカバーを外す。45分
2.フィラーを外す。ドレインを外して油を抜く。45分
3.ドレインを締める。15分
4.車をスロープから卸し、左側をジャッキアップし、左後輪をはずし、給油用チューブをフィラーに入る(スロープ上でフィラー穴にチューブが入れられなかったため) 30分
5.MTオイルを約1L入れる。15分
6.車をおろし、フィラーから給油する。15分
7.スロープに乗せる。フィラーを締める。15分
8.アンダーカバーを洗浄し、アンダーカバーを車に取り付ける。30分
9.試運転および最終確認
合計約4.5時間です。見積もり3時間は甘かったです.....
一番の課題はフィラーへのアクセスで、地面への車両接地時はアクセス不可だったので上記のようにスロープへの乗せ下ろしが何回も発生しています。スロープが二個しかないのが原因です。これから実施される方は四輪をスロープに乗せる、馬四点で持ち上げる等、車両を水平に持ち上げた状態で作業されることをお勧めします。


試運転の結果です。
1.Nからの1速へのシフト 時々発生した、ギヤのブロックが起こらなくなりました。ストレスが低下です。
2.1速から2速へのシフト 2段入りは少し残っているものの、大幅に減少し、操作が楽になりました。
3.その他ポジションへのシフト 全体的に操作力が軽くなり、ゴリゴリ感も大幅に減少しました。
総合的にほぼ満足できる性能となりました。通常のスポーツ走行の範囲まではよい性能であると結論できると思います。ワコーズ信者の方には申し訳ないですが、個人の感想としてはこのようになりました。ワコーズオイルは臭いがファイナルドライブオイル的で、推定するに、極圧性を高める添加剤が多いのかもしれません。操作性よりもギヤの極圧性をより重視しており、チューニングした高出力エンジンで高負荷の運転をする場合はよいのかもしれません。(日産オイルが極圧性が低いといっているのではありません。)

費用です。
日産ギヤオイル 3L  約3000円
六角レンチ 10㎜ 3/8 約300円(ストレート)
KTCコンビネーションレンチ24㎜(約300円、中古)
その他手持ち工具、材料

最後までよんでいただきましてありがとうございます。
Posted at 2021/04/24 21:35:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロータスエリーゼ | クルマ
2021年04月21日 イイね!

Z12キューブ トランスバースリンク交換終了(一年半振り)

Z12キューブ トランスバースリンク交換終了(一年半振り)
おはこんばんちは

乗り心地改善を目的にして一年五か月前に左フロントのロアアーム(日産正式名トランスバースリンク)を交換しましたが、右側はボルトが抜けずに未交換でした。

実はその後も何度かボルト外しにトライしていますが、ことごとく失敗しています。今回ようやくボルトが抜けて部品交換ができました。以下の左ボルトが問題部分です。(交換後写真) ボルトといっていますが、実際はピンの先端にネジがきってある構造で、ピン部分がさび付いていました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (14).jpg
ここまでの失敗記録です。
1.CRC-556漬け(1週間以上時々塗布) NG
2.1ポンドハンマー打撃 NG
3.  自作プーラーでの抜き プーラー変形でNG
4.AZスーパーオイル漬け(1同様) NG 
5.  2ポンドハンマー打撃 NG
6.ヒートガン温め NG
7.  ギヤプーラーでの抜き NG
この辺りで諦めモード、近所でボルトだけ外してくれそうなお店はないかと探し、ある整備工場にいきました。社長、親切にやり方を教えてくれ、1時間ほど車関係の雑談をして帰りました。以下が社長直伝です。
8.ラスペネを垂れる位塗る。ボルトナット壊す覚悟でハンマーで打撃をいれながら、長いメガネで少しずつ回せと。ヒートガンも有用。ほとんどの場合はこれで取れる。炙りは周辺部品のダメージが心配なのでやめろ。→NG
交換ボルトとナットを準備、日産ピットワークRP-C(中身ラスペネ、こっちのほうが安いそうです)、14㎜のロングメガネを準備したのに、この作業は2時間以上やって成果なく、心が折れました....
これが約1年前、その後暑くなったのもあって放置プレーでしたが時々思い出しては気になっていました。最近また気になりだしたので再度チャレンジすべく、調べて以下のメニューを準備しました。
1.インパクトレンチで衝撃を与えて回す(新兵器の出番です)
2.サンポールで錆を分解する
以下最終手段です。
3.ボルトにドリルで穴を開けてヤスリ等で削って除去する。
天気も良くなったので決行です。馬を掛けて安全確保。安物ジャッキはいまいちなのでいいのがほしいなあ(次のターゲット???) ジャッキは突っ張った位置につけたままにしておきます。万が一の保険です。当然外したタイヤは車の下に。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (1).jpg
キャリパーを上げて、下側のスライドピンを抜けばアクセス可能でしたが、少し狭いのでトルクプレートまで外したほうがいいかも。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (3).jpg
いきなり大トルクを掛けて頭ポロリはいやなので2-3回ずつ打撃が入るくらいのトルクを正転逆転を繰り返し、3-4回かけてみました。動く気配がないけど、なんとなく粉塵が舞っている気が。これ錆がとれてるんでないか?とさらに続けると、回りました!なんと、1-2分で1年半も悩んだことが解決です。インパクトレンチ様様です。投資の甲斐があったということにしましょう!なお、ソケットは14㎜です。
くるくる回した後、緩めたナットをハンマーでたたいて抜こうと思いましたが軸方向の動きは固く、固着解消より、抜くほうに時間がかかりました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (2).jpg
美しい光景です。抜いたボルトです。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (4).jpg
ナックルの切り欠き付近の錆がひどいです。これが固着の原因ですね。ラスペネ等は切り欠きを狙って塗布するのが効果的かもしれません。
次はサブフレーム側のボルト2本をはずします。まずは前側ですが、フェンダープロテクターが邪魔なので周りのクリップを外して作業しました。が、後でボルトを抜くときに結局全部外したので最初から外した方が作業がしやすくていいかも。22㎜ソケット+500㎜のスピンナーハンドルで緩みました。長いので引き抜くまでが少し時間がかかりました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (5).jpg
後ろ側は延長パイプの助けを借りました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (6).jpg
次はボールジョイント軸を抜きます。ロアアームをたたいてみましたが、動く気配なし。
結局前回と同じく、ボールジョイントリムーバーで外しました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (7).jpg
上側の先端部とジョイント軸の頭頂部の間に適当な厚みのナットボルトを挟んでジョイント軸を押します。なお、リムーバーはたたき込まないと先端がジョイント軸に到達しないですが、ブーツはお釈迦となります。これらは前回習得した方法なので楽勝でした。
外したボルト類です。この後ワイヤーブラシで清掃しました。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (8).jpg
右端が問題のボルトナットです。上側が前、下側が後ろです。前のボルトは長く、抜くのに少し時間がかかりました。この時フェンダープロテクターを外した方が作業性がよいです。またCRC等を吹いてやると滑りがよくなって抜きやすくなりました。
あとは知恵の輪でロアアームを取ります。下側に下げ過ぎると後ろ側のカラーが下の穴に引っかかるのでできるだけ水平に近い位置で抜くと簡単なようです。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (9).jpg
問題のボルトナットは新品を使います。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (12).jpg
alt

新品ロアアームを組み付け、ボルトを規定トルクでしめます。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (14).jpg
ロアアームをパンタジャッキで持ち上げて1G相当位置となったところでボルトを締付ました。以下整備書の規定トルクです。
前側ボルト 119Nm
後ろ側ボルト 113Nm
問題のボルトナット 55Nm

後はタイヤを付けて規定トルクで締めて交換作業は終了。その後車高を落ち着かせ、トーイン調整をして、試運転しました。が、前回同様シャラシャラ音がまた発生..... 
予想通りの原因でした。後ろ側のナット締め等の時にレンチを当ててしまうのが原因のようです。元に戻して対策終了です。
Z12_キューブ_ロアアーム交換 (15).jpg
トーイン調整しましたが、ステアリングホイール位置がまだ完全でないので少しずつ調整する予定です。

以下総括です。
費用(交換部品のみ、1年以上前に購入済)
・右ロアアーム(セントラル製、4650円)
・ボルト+ナット(日産純正、合計約600円)
主な使用工具(対象:ロアアーム交換)
必要なもの
 フロアジャッキ、パンタジャッキ等(最低1点)
 リジッドラック(2個)
 ソケットレンチ、メガネレンチ等(14㎜17㎜22㎜)
 ボールジョイントリムーバー
 トルクレンチ
あった方がよいもの
 ハンマー(鉄、ゴム)
 たがね、バール等
 スピンナーハンドル、延長パイプ等
 長いメガネレンチ(17㎜)
 ドライバー、プライヤー等の一般的工具
 浸透潤滑剤
 クリップはずし
 インパクトレンチ(これは飛び道具ですね.....) 
時間
 問題のボルトはずし 約15分
 ロアアームはずし 約1時間
 ロアアーム組み付け、ボルト締め付け 約1時間
 車両リフトアップ固定、タイヤ脱着等 約1時間
 トーイン調整 約30分
 試運転 約15分
合計 約4時間
交換時走行距離 99,747㎞

1年半近く気になっていた懸念点が解消し、気分がよいです。筋肉痛ですが気分は最高!
お祝いです。
ロピア_プチティラミス.jpg
オクタマお気に入りのロピアのプチティラミス。おいしい。しかも見切り品30%引き。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/04/21 18:16:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ
2021年04月17日 イイね!

Z12キューブ バックドア アクチュエーター 故障原因解析

Z12キューブ バックドア アクチュエーター 故障原因解析
おはこんばんちは

ご苦労様です。桜の季節は暖かくて短期間で終わりましたが、その後寒いです。今日も雨で最高気温は14℃位、Must用事で外出した以外は屋内でごそごそしておりました。

さてバックドアのストライキは無事解消したキューちゃんですが、原因の解析のために取り外したアクチュエーターアッシーを分解しました。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (3).jpg
分解するには溶着四か所(赤丸)、爪三か所(黄色丸)、シャフト(二枚目赤丸)をはずす必要があります。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (1).jpg
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (2).jpg
溶着は樹脂のワッシャーが取れるまでけずれば取れます。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (4).jpg
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (5).jpg
爪は普通に起こしてとればよいです。が、左側を壊してしまいました。御愛嬌。
シャフトは、写真の側からラジオペンチで3-4㎜引き抜きました。全部抜く必要はありません。反対側の穴から細い棒でたたいてもはずせると思います。
蓋側です。モーターがついています。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (6).jpg
破片を発見。これがどっかにはまってリンクの作動を妨げたのが原因です。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (7).jpg
これはどこから来たのか....
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (8).jpg
黒い扇はギヤですが、これの一部です。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (9).jpg
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (10).jpg
破断面です。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (11).jpg
赤丸位置がテカテカなので、最初に亀裂が入ったのはここではないかと。つまり、ここは剥がれた状態でこすられt続けたのではないかと。で、最後に破断したのがその左側の部分。
この力の原因は...
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (12).jpg
オレンジ丸の部分が下の部位と一体で、これがストッパーのようです。二枚上の写真の赤丸の下側にあたっていたと思うので赤丸部分に曲げ応力が発生して破断したのではないかと推定します。といっても、樹脂の破断面は見方がむずかしいようで、素人の観察ですので信用しないでください。
ドアの開閉メカニズムを確認しました。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (14).jpg
オレンジ丸のレバーが反時計まわりに回ればドアが開きます。
ドアロック解放スイッチを押すとモーターが回って下写真の黒樹脂部品がレバー横に動きます。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (15).jpg
この状態でドアハンドルを引くと、下側の大きいレバーが時計廻りに回転して黒樹脂部品がオレンジ丸レバーを反時計まわりに回してドアが開きます。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (16).jpg
黒樹脂が動いていない状態(下図)でドアハンドルを引いても、写真下の大きいレバーが時計回りに回りますが、オレンジ丸のレバーは動きません。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (17).jpg
このアッシーをどうするかですが、結論として、このまま組んでスペアとして保管します。その理由は①破断部分はどのアッシーでも遅かれ早かれもげると思われる。接着等で付けれてもすぐに破断しそうだし、ネジ留めする場所もなさそう。②脱落部位が挟まらなければ機能は生きていると思われる。自分の車も一回あかなくなって復帰、再度あかなくなったのは、脱落部品が挟まったり外れたりした結果と推定する。③ストッパーはなくなるが最終的に当たるとおもわれる上記の黒樹脂部分に明確な摩耗等はないし、全体が適当にたわんで当分持ちそう。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (18).jpg
ギヤは明確な破損や摩耗はありません。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (19).jpg
黒樹脂も大丈夫そうです。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (20).jpg
モーターのウォームギヤも大丈夫そうです。
Z12バックドアアクチュエーター破損原因 (21).jpg
別途再組付けしますのでできたら報告します。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Posted at 2021/04/17 21:23:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産キューブ | クルマ

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