
テスト機器PCの「Dell Optiplex3020」をお試しでWindows10からWindows11にアップグレードしてみる事にしました。ここら辺の世代が限界かと思います。
このPCはWindows7と8.1対応のパソコンです。あまりにも古いとBIOSがセキュアブート(UEFI)非対応になります。
アップグレードするのは最も新しいバージョンのWindows11(24H2)です。
今回はその前の段階のディスクをMBRからGPT化の手順メモです。
つまりレガシーBIOSからUEFIで起動できるようにするのです。
Windows11の無償アップグレードにはいくつか条件があって、システム要件を満たさないとアップグレードが走らないのです。
Microsoft のサイトに条件とそれらをチェックするアプリがあるので使用してみました。
まとめてみると、下記が条件に入りません。
・赤色マークでCPUがCore i3の第4世代で、必須条件は第8世代以上が必要
・黄色マークでこのPCはTPM1.5で、必須はTPM2.0
◆これは今回実施した後の画像です
・既に緑色マークになってますがセキュアブートは必須です。
レガシーだと無理やりでもアップデートできないようです。
これはHDDをSSDにクローンして、MBRをGPTに変換したものです。
その他の項目は問題ありません。
最初にHDD500GBをパーテーションのサイズ変更して、SSDの128GBにクローン出来るようにしました。もちろんCドライブのディスク使用容量は60GB位で、パーテーション縮小可能である事が前提です。サイズ変更後に
SSDのMBRディスクをGPTに変換して、BIOSのブートをレガシーからUEFIに変更しました。
今回はその手順をブログに残したいと思います。
今回の操作を参考にされる方は自己責任でお願いします。
かなり端寄った説明で、ある程度の知識が無いとトラブルの元になりますので。
Minitool Partition WizardというソフトでCドライブのパーテーションのサイズを縮小しました。128GBのSSDにクローンする為、前後にあるシステムなどのパーテーションのサイズも計算して縮小コマンド。コマンドラインで走るので再起動後自動で縮小されます。500GBのHDDですから結構時間かかりました。1時間程度は掛かるかと。
500GBのHDDの中のCドライブを約117GB位に縮小して、Minitool Partition Wizardで確認。後ろの方にNTFSの回復パーテーション?があるので、それを縮小したCドライブの後ろに移動。
その後にDOSKCOPY 2.3でCD-RブートにてHDDからSSDにクローンしました。
下記写真のようにHDD→SSDです。
MBRのままですので、クローンソフトもEaseus Disk Copy 2.3が使えます。
これがGPTディスクだと有料版を買わなければクローン出来ません。
GPTディスクもクローン出来るフリーのソフトはあるみたいですが。。。
PCにクローンしたSSDを取り付けて正常動作するか確認します。
次に、現状MBRディスクのままですから、GPTに変換します。これはコマンドラインで行います。
スタート右クリックで「Windows PowerShell(管理者)をクリックでコマンドプロンプト窓を出します。
C:\WINDOWS\system32>diskpart
をタイプしてEnter
ディスク番号を確認。この場合は"0"です。
DISKPARTを終了させます。
DISKPART>exit
MBR2GPTが動作するか確認 下記コマンドをタイプします。
ディスク番号はDISKPARTで調べた番号で、この場合は"0"です
mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS
「Validation completed successfully」が出たらこのまま操作可能です。
次に変換コマンドをタイプします。
mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS
「Conversion completed successfully」が出れば、変換OKです。
一旦シャットダウンして、BIOSをレガシーからUEFIに変更します。
変更しないと立ち上がらないです。
OPtiplex 3020の場合は起動後、F2連打にてBIOS画面が出てきます。
Boot Sequence から、
Boot List Option を「Legacy」から「UEFI」に
Boot Sequence にSSDのドライブが出てきますので、それぞれチェックを入れます。
SSDのドライブ表示は、多分UEFIに変更して再起動してもう一度F2にてBIOS設定後、ドライブが表示されたと思います。
Advanced Boot Options の「Enable Legacy Option ROMs」のチェックを外す。
右下の「Apply」で設定の保存、「Exit」で再起動します。
BIOSをレガシーからUEFIブートに変更しました。
これで正常に立ち上がるはずです。
立ち上がったら、システム情報でUEFIに変わっているかを確認。
コントロールパネルから管理ツールに進み、システム情報を右クリックから管理者として実行します。
BIOSモードがレガシーからUEFIに変わっているはずです。
これでWindows11へのアップデートの準備が1つ終わりました。
HDDからSSDにしてUEFIですからすぐに立ち上がります。
今日はここまでにします。
次回はWindows11に強制アップデートです。
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Posted at
2024/10/12 19:55:26