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修理したサイバーナビを車両に取り付ける前に色々調べています。

今回は周波数特性と実効的な出力電力を測定しました。

このサイバーナビは外部入力端子があるので、そこからオシレーターの波形を入力し、スピーカー端子にダミー抵抗を付けてオシロで電圧を測定するというものです。
測定方法は他のアンプ類と同じやり方です。比較は出来ると思います。



周波数特性のグラフですが、特性からD級アンプであると思われます。ですがこのように急激なカットオフですから、パワーアンプ以前の特性が影響しているものと思われます。
丁度カットオフが22kHzという事から、DSPは44.1kHで処理をしているみたいですね。デジタルですからプログラム次第でどのようにでも出来ます。昔の音づくりでマルチエフェクターと同じですね。

話は逸れますが、AD変換～DSP処理～DA変換の装置が例えばSONYのDPS-R7とかは一台で15万とかの時代で、それらのプロセッサーを数台ミキサーに繋いでいました。かなりのコストが掛かっていました。今は高価なマイクとマイクアンプがあれば、良いインターフェイスでPCに取り込んでキューペースなどでミキシングやコンプ・ノイズリダクション・リバーブ等全て処理が可能です。またAD/DA変換も96kHz/24bitが安価で構築できます。只プラグインソフトだけで数十万は掛かりますが…　

時代は変わっていくのですが、それでもアナログ機器は重宝されます。真空管マイクプリなども使われていますしね。マイクだけは昔からの定番ですが徐々にハイレゾ領域が録れるマイクが出て来てますね。ソニーとかで。
でもデジタルマイクとか、デジタルマイクアンプとか、デジタルスピーカーは物理的に作れないのですよ。

で、現在はコストを掛けないでという理由でこのサイバーナビにもD級アンプなのですよね。

実効的なパワーが下記オシロ波形となります。クリップ直前の電圧です。
18Wほどです。さすがにこれは低いと思いましたね。



ボリュームをどんどん上げていくとクリップしてしまいます。波形は頭がつぶれていますから実際は音割れしているでしょう。
最大で23Wでした。
カタログ値が最大50Wですが測定方法が異なるのかもしれません。でも以前のブログのAB級アンプの測定方法と同じなわけですが。カタログとの比較より他のアンプの測定値と比較するのが良いと思います。



昔のAB級アンプの測定もしていますから、以前のブログを参考にしてください。

次に、1KHzの方形波を入力したオシロの波形です。



ついでですのでRCAプリアウトも測定しました。RCAプリは入出力のマイナス極性が同電位でしたのでオシロに波形を二つ表示できました。

100Hzです。上がオシレーター出力(ナビ入力)波形で下がRCAプリアウト波形です。一度AD変換してますからこういう波形になります。
でも低域がもう少し元の波形を保ってほしいですね。いやもしかしたらプローブの倍率間違ってるかも。



1KHzです。



10kHzです。



ブリ部もデジタル処理というのが良く分かります。

また、昔の良い時代のCDデッキ等入手して特性を測ってみたいです。

少なくともあの時代の自動車用AB級アンプは、家庭用にも劣らず良かったんだと思います。

PCのナビスタジオに新しい地図データの更新お知らせがありましたので、ダウンロードしてSDカードにデータを移しました。ついでにオービスデータも購入してダウンロードしSDカードに移しました。

ナビを車両に取り付けましたら、データを更新するために1時間程走行するか、アイドリングしてナビを停止できないため、自宅の安定化電源で動作させてデータを更新しました。途中で止めても問題ないのですが、気分的に途中で切るのは嫌なのでいつも更新中はドライブしています。



約1時間程データ読み込み時間が必要でした。



再起動後も更新が続きます。



やっと更新完了のお知らせが出ました。



昔のサイバーナビは取扱説明書に書いていないコマンドが存在していたようです。このタイプは良く分かりません。基本はサービスマン用のCDで色々調査したり調整するらしいです。一般には出回ってませんよね。

幾つかやってみました。バージョン情報の画面で!を長押しします。



幾つかの情報が出ました。jacinto というのがシステムLSIのバージョンだと思われます。jacintで検索したらTi(テキサスインスツルメント)が反応しました。
これのユニットを交換したようです。
全体をコントロールしているシスLですので、何も動かなくなったのには納得できます。



マップデータとかコントローラーのバージョンが表示されました。

システム情報も出てくるものがありました。接続状態とセンサー学習状態でちょっとだけ表示が変わります。

これらは自己責任でお願いします。下手に弄って元に戻らないようになる恐れもありますので。

民間で修理している方は、多分これらの色々な情報を基に修理しているんでしょうね。HDDの不良セクター状態の表示も見られるらしいです。

カロッツェリアのサイバーナビがパイオニアサービスから帰ってきました。
修理完了ですがかなり高くつきました。

これは部屋で確認している所です。
交換部品はナビ制御用マイコン(Ti製?)、冷却ファン、HDD、ケーブル等でこの機種の最大修理限度費用を超えた分はマイナスとなっています。
HDDはエラーは無かったものの制御ユニットの交換だけで3.5万円に達したため、ついでにHDDも交換してもらいオーバーホール的な修理依頼としました。
最大修理料金を超えた分が約1万円の部品代です。
修理の保証(3か月)はあくまでも修理した箇所限定ですので、使用1週間でHDDが壊れる事例もあるとの事なので交換しました。修理代金は4.5万円位でした。
地図更新出来るのがあと2年程はあるとはいえ痛い出費です。
新品なら最低でも15万以上は掛かりますからね。



最初にこの画面が出ました。地図はそのまま引き継がれるとの事ですが、オーディオやナビ等の設定は初期化されます。それからオービスデータも無くなりますので再度入れる必要があります。オービスデータはデータのダウンロードよりCDメディアとして買っていたほうが再利用出来ます。ナビスタジオからダウンロード版は消えますから、再度購入が必要です。

いきなり車両に付けるというより、ちょっと調べてみようと思います。
地図更新は1時間とか平気で掛かりますから、自宅で更新してみます。
オービスデータもしかり。

それから、このナビの周波数特性と実効出力も測定してみたいと思います。
後日結果は公開します。

車両につける前に、自作のノイズフィルターを噛ませようと思います。
経験上ノイズでの故障の可能性もあるので。

現在は、SR用HID化に向けてカプラーや配線など準備中ですが、今まで色々なバルブを試しました結果の中間報告です。

現在はドイツ製NARVA90W/100Wのハイワッテージを取り付けて、リレーハーネスで電圧を印加しています。ほぼバッテリー電圧そのままが掛かっています。
夜間でアイドリングで14.1Vです。

で、やはり比較はしたいのでLED取付後の照度測定方法と同じ方法で、面倒ですがフィリップスやIPF極太に入れ替えて測定し、またレクサスの純正HIDの照度も再測定しました。全て同じ測定方法なのでこれでやっとコメントが書けるかと思います。
また、ドラレコの記録も残してありますので走行動画も編集が出来ましたら公開できると思います。

現状のNARVA90W/100W　リレーハーネス駆動のLoです。iphone撮影です。
実際はこの画像よりも黄色く感じます。



Hiビームです。メーターが映りこんでるのがうざいです。



まとめとして照度・カンデラの比較表です。



グラフです。



意外だったのはIPF 極太はかなり効率が良いのです。ロービームが80Wでハイが60Wですがかなり健闘しています。
実際にロービームは明るいです。ハイが残念なのです。ハイが60Wではなく80Wならかなり満足できます。

私的には、IPFのローとNARVAのハイが組み合わさったものがベストです。
似たようなものでレイブリックのサーキットクリアというものがあります。

所有していますが、未使用です。これは80W/85Wなんですよ。かなり期待できるのです。IPFのハイの暗さがこれならカバーできると思うのです。
リレーハーネスは必須ですが。

でも未使用なので売れると思うので取付はしていません。下画像です。
レーシングクリアというものは55W/60Wで効率アップしただけであまり明るくないです。やはり実質消費電力がモノを言います。
例えば55W/60Wで125W/135Wクラスとかケースに書いてありますが、良くて一割程度の効率アップです。